Corporate Finance
- 以下情報を元にWACCを計算せよ。
項目 | 数値(%) |
Debt-to-equity ratio(D/E) | 50 |
Tax rate | 40 |
Cost of debt | 8 |
Cost of equity | 13 |
WACC
= 負債比率 * Cost of debt * (1 – tax rate) + 自己資本比率 * Cost of equity
負債比率
= D/(D+E)
= (D/E) / (1+D/E)
= 1/3
自己資本比率
= 1 – 負債比率
= 2/3
WACC
= 1/3 * 0.08 * (1 – 0.4) + 2/3 * 0.13
= 0.1026 = 10.3%
- X社が発行する株式数は100 millionである。
- 株価は$15である。
- 新たに$100 millionの追加投資を発表した。
- その投資は税引後キャッシュフローの現在価値で$150 millionと見積もっている。
- 但し、アナリストはその見積もりよりも価値は低いと考えている。
- 株価の動きはどうなるか。
- 株価は$0.5より小さい金額だけ上昇する。
- ($150 million – $50 million) / 100 million = $0.5。
- 予想$150 million よりも少ないと市場は見ているので$0.5よりも少ない金額が動く。
- 最適な資本予算(capital budget)は、どのように見つけるか。
- 資本の限界コスト(marginal cost of capital)と投資機会(investment opportunity schedule):要はIRR が交差する箇所を見つける。
- 以下情報が開示されている時、売上高のブレークイーブンポイントを求めよ。
項目 | 金額 |
売上高/Unit | $85 |
変動費/Unit | $65 |
固定費(営業) | $50 million |
固定費(財務) | $30 million |
(売上高/Unit – 変動費/Unit) * 売上高 = 固定費(営業) + 固定費(財務)
売上高
= ($50 million + $30 million ) / ($85 – $65)
= 4.0 million units
- 追加で資本投入する毎に資本の限界費用が高くなる理由はどのようなことがあるか。
- 設定されたコビナンツの制約からコストが低いシニアデットの借入を減らし金利が高いファシリティを利用するようになるため。
- 市場のコンディションや規模が大きくなることから調達コストが変動しターゲットとする資本構成から乖離するため。
- 優先株(Call無し/転換権無し)が1株$45で発行されており配当が1株$5.25である。
- 優先株が1株$60で取引されている。企業の収益は3%ずつ成長している。
- 優先株のコストはいくらか?
優先株のコスト
= 配当金 / 優先株価格
= 5.25 / 60
= 8.75(%)
日々の業務に必要な現預金を維持するために不要なことは何か。
- 資金調達の時期を伺うため、市場へのアクセス状況を随時モニターすること
- 減価償却や未払金の予測をすること
- ビジネスサイクルや季節要因を予測すること
減価償却はキャッシュが動かない費用であり、未払金は支払いを遅らせているものである。これらをモニターしても特に現預金の維持には関係が無い。
以下情報がある時、今年のDays of payablesはいくらか?
項目 | Current Year | Previous Year |
売上高 | 12,000 | 10,000 |
売上原価 | 9,000 | 7,500 |
在庫 | 1,200 | 1,000 |
仕入債務 | 600 | 600 |
仕入債務 / (仕入/365)
= 仕入債務 / {仕入金額:在庫増減 + 売上原価) / 365}
= $600 / {($1,200 – $1,000 + $9,000)/365}
= 23.8
- ある企業は社外取締役を任命する必要がある。以下のような候補者がいる時にコーポレートガバナンス上、好ましいのはどれか。
<候補者>
- 企業の引退したシニアマネジメント
- 企業の10%の株式を保有している年金基金の代表者
- 以前政府に勤めていた者で業界の規制担当に従事していた者
- 以前政府に勤めていた者で業界の規制担当に従事していた者。
- 社外取締役は、企業との関係性が深くない方が良い。例えば、従業員であったりオーナーシップがあったりする場合。