Level I Contents

【CFA Level I】Ethics演習

Ethical and Professional Standards

問題1
  • A社CIOのX氏は、部下のY氏を比較的取引量が少ない小型株のポートフォリオマネージャーに任命した。
  • ある日X氏は、Y氏が年度末に多くの取引を行っているのを見かけ、理由を尋ねた。すると、顧客からの指示と聞いた。その時X氏は特にそれ以上は調査をしなかった。
  • すると半年後に当局から、年度末に故意に時価を高めるために不正な取引を行ったと指摘を受けた。
  • X氏はStandards of Professional Conductに抵触するか?
  • X氏は当局に事前に報告しておくべきだったか?
解答
  • 抵触する、X氏は確りとY氏を管理しておくべきだった。
  • 但し、当局への報告までは求められていない。
問題2
  • X氏は今年CFAレベルII試験に申し込みをしたが試験を受けなかった。
  • X氏は雇用主に対して合格したと伝えた。そして、翌年にレベルII試験を受験した。
  • この場合、Standard of Professional Conductでは何を犯したことになるか。
解答
  • “Duty to employer”と”Professional misconduct”。
問題3
  • CFA CandidateのX氏はA社のポートフォリオマネージャーである。
  • A社は富裕層向けに初のオフショア投資をしようとしているが、X氏は経験がなく、B社に所属するY氏,CFAを雇い、Assets Under Management(AUM)のトップ10の分析を行わせた。
  • X氏が気をつけることとは?
解答
  • 委託する相手であるB社とY氏の適切性を確りと調査すること。
  • 第三者に委託すること自体は特に問題は無いが相手が正しく業務を行えることを確認する必要がある。
問題4
  • CFA協会からCode of EthicsやProfessional Conductを違反することで課せられる制裁とは何があるか?
解答
  • 制裁内容が公表される他、CFAを名乗ることが禁止される。
  • 制裁金等の罰金は無い。
問題5
  • GlPS Standardに認証されるために必要なことは何でしょうか?
解答
  • 独立した第三者機関による認証が必要。
問題6
  • GIPS Standardによると、2011年1月1日及びそれ以降に開始する期間においては、企業全体の資産合計を算出する際にどのアカウントまで含めるか?
解答
  • Discretionary口座(Fee Paying & Non Fee paying)と非Discretionary口座の両方を含める。
問題7
  • GIPS standardsに準拠していた企業が属する国家の法律が変わり、法律に従うとGIPS standardsに抵触する場合、引き続きGIPS Standardsに準拠するためにはどうしたら良いか。
解答
  • 当該国家の法律に従いつつ、GIPS Standardsに抵触する箇所を開示すれば良い。
問題8
  • X氏, CFAは上場企業のCFOで機関投資家ファンドマネージャーとの交流の質を高めたいと考えていた。
  • そこで、X氏は投資家グループに対して会社説明を行ったが、その資料の中にはまだ開示されていない四半期の収益情報が含まれていた。
  • 翌日プレスリリースで四半期報告が開示されたが同様の内容であった。
  • そのプレスリリースはマーケットが開く前に行われた。
  • X氏はStandards of Professional Conductに抵触するか?
解答
  • 抵触する。非公開の法人関係情報を事前に漏らしているため。
  • プレスリリースの内容と同じだろうが、マーケットが閉まっている時に漏らそうが関係無い。
問題9
  • X氏, CFAは、A社のコンプライアンスオフィサーである。
  • 同僚のY氏は親類が経営する企業の非常勤取締役かアドバイザーになって貰えないかと頼まれた。
  • X氏はCode of Ethicsの観点からY氏にどのようなアドバイスをするでしょうか。
解答
  • 潜在的な利益相反がある可能性がある事象については開示するようにとアドバイスする。
問題10
  • X氏, CFAは、独立系の信用格付会社の国債リサーチアナリストである。
  • 先日、ライバルの格付会社がある国債を格下げした。
  • X氏はライバル会社のレポートの分析内容は既にX氏も折り込んでいる内容だと理解した。
  • 過去、X氏は国債の格下げを遅延してしまった経験があったので、ライバルのレポートを見て不安になった。
  • 結果、国債を格下げした上で再度レポートを出すことにした。
  • そのレポートでは前回のレポート発信後に新しい事実が発覚したことを格下げの理由とした。
  • X氏はそのレポートを格付会社のWebsiteに掲載し全ての顧客にメールで発信した。
  • 問題点はどこか?
解答
  • ライバル会社のレポート内容に引きづられて格下げを行った点。
  • 新しい事実が発覚したと虚偽の説明をした点。
問題11
  • X氏, CFAはA社のCFOである。X氏は社内で過去の旅費に関する不正の疑義で告発されている。
  • Code of EthicsやStandards of Professional ConductによるとX氏はこの件についてどう対応したら良いか。
解答
  • 毎年提出するProfessional Conduct Statementで開示すること。
  • 調査が終わってからとか疑義が事実と判定された後とかでは遅い。
問題12
  • X氏, CFAはA社を退職し、過去顧客を勧誘しない約束(non-solicitation agreement)を締結した。
  • また、退職時にX氏は会社から同意を取って過去のパフォーマンス履歴を入手した。
  • 同時に会社のソフトウェアをコピーして持って帰った。
  • そして、ソーシャルメディアを通じて新しく始めたファンドの顧客を募集した。
  • X氏のソーシャルメディアは家族や友人や昔の顧客に限りアクセス可能な状態であった。
  • 問題ある行動はどれか。
解答
  • 会社の所有物であるソフトウェアをコピーした。
  • 過去顧客を勧誘しない約束(non-solicitation agreement)を破った。
問題13
  • X氏, CFAは競合他社からある訴訟を受けていた。
  • それはX氏の10年前の学生時代の個人的な破産に関する内容で巨額な医療費の請求によるものであった。
  • X氏の顧客に対して過去破産の事実を開示しない場合、Standards of Professional Conductに抵触するか?
解答
  • 個人的な破産に関する内容は開示せずとも良い。
  • 但し、ビジネスに関することであれば開示する必要がある。
問題14
  • X氏は年金基金のためにポートフォリオ管理を行っている。
  • 流動性が低いエマージング株を100,000株を購入し、管理しているポートフォリオの加重平均で配分しようと考えていたが、取引量が薄く50,000株しか購入することが出来なかった。
  • この50,000株はどのように配分するのが良いか。
解答
  • 金額は減らして、当初予定通り管理しているポートフォリオの加重平均で配分する。
  • Fair Dealingの一環。
問題15
  • X氏, CFAは、彼が働く銀行のアセットマネジメントの顧客を代表して行動するProxy votingの責任者である。
  • 最近彼は、都度Proxy votingに関する分析を行うことは銀行の顧客にとって特に利益がないと判断した。
  • そして直ぐに誰にも伝えずにProxy votingポリシーを変更した。
  • 結果として、彼は株価に影響を与えるような大きな買収案件以外であれば自動的に経営陣サイドに投票することにした。
  • 彼はStandards of Professionalに抵触するか。
解答
  • 抵触する。
  • Proxy votingポリシーの変更は顧客に開示する必要がある。
  • また、大きな買収案件以外であれば自動的に経営陣サイドに投票するのは思慮が足りない。
問題16
  • X氏,CFAは、A国の居住者であり当該国の法律ではインサイダー取引が許容されている。
  • X氏はインサイダー情報を用いて取引を行った場合、CFA Institute Standardsに抵触するか。
解答
  • 抵触する。法律で認められていたとしてもCFA Institute Standardsでは許容されていない。より厳しい方を遵守する必要がある。
問題17
  • X氏はCFA Candidateでありファンドマネジャーとして働いている。
  • 業務時間外に別会社の戦略コンサルをしている(競合には当たらない)。
  • X氏はコンサルフィーを貰っているがその情報は雇用者には伝えている。
  • X氏はCode of EthicsのDuties to Employersに抵触するか?
解答
  • 抵触しない。業務時間外であり且つ競合に当たらない(Not conflict with cmployer’s interest)業務である。
問題18
  • A社は投資雑誌を出版していて毎回特定の株式を紹介しているが、雑誌が出るとその株式の価格は急激に上昇している状況。
  • X氏は雑誌が出版される前に内容を見れるポジションにいるため、取り上げられる予定の銘柄を事前によく購入している。
  • Priority of Transactions、Diligence and Reasonable Basis、Material Nonpublic Informationの内、どれに抵触しないか?
解答
  • Diligence and Reasonable Basis。
  • X氏は顧客のために投資推奨をしたりリサーチを書いたりしておらずこの項目は関係がない。
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