Level I Contents

【CFA Level I】Portfolio Management

【R51】ポートフォリオ管理の導入
(Portfolio Management: An Overview)

(1)導入(Introduction)
(2)投資に関するポートフォリオの見方(A Portfolio Perspective on Investing)
(3)投資顧客(Investment Clients)
(4)ポートフォリオ管理プロセスに於けるステップ(Steps in the Portfolio Management Process)
(5)投資スキーム(Pooled Investments)

【R52】ポートフォリオのリスクとリターン I
(Portfolio Risk and Return I)

(1)導入(Introduction)
(2)投資資産の特徴(Investment Characteristics of Assets)
(2-1)収益(Return)
(2-2)その他主要な収益計測モデル(Other Major Return Measures and Their Applications)
(2-3)収益の分散と共分散(Variance and Covariance of Returns)
(2-4)ヒストリカルなリスクとリターン(Historical Return and Risk)
(2-5)その他投資特性(Other Investment Characteristics)
(3)リスク回避とポートフォリオ選択(Risk Aversion and Portfolio Selection)
(3-1)リスク回避の概念(The Concept of Risk Aversion)
(3-2)効用理論と効用曲線(Utility Theory and Indifference Curves)
(3-3)ポートフォリオを選択する上での効用理論の応用(Application of Utility Theory to Portfolio Selection)
(4)ポートフォリオリスク(Portfolio Risk)
(5)効率的フロンティアと投資家の最適ポートフォリオ(Efficient Frontier and Investor’s Optimal Portfolio)

【R53】ポートフォリオのリスクとリターン II
(Portfolio Risk and Return II)

(1)導入(Introduction)
(2)資本市場理論(Capital Market Theory)
(3)リスクのプライシングと期待収益の計算(Pricing of Risk and Computation of Expected Return)
(4)資本資産価格モデル(The Capital Asset Pricing Model)
(5)CAPMの応用(Applications of CAPM)

【R54】ポートフォリオ計画と構築の基本
(Basics of Portfolio Planning and Construction)

(1)導入(Introduction)
(2)リスク管理プロセス(The Risk Management Process)
(3)リスクガバナンス(Risk Governance)
(3-1)リスクガバナンスの全社的な視点(An Enterprise View of Risk Governance)
(3-2)リスク許容度(Risk Tolerance)
(3-3)リスク予算(Risk Budgeting)
(4)リスク認識(Identification of Risks)
(4-1)財務リスク(Financial Risks)
(4-2)非財務リスク(Non-Financial Risks)
(4-3)リスクとの関わり方(Interactions Between Risks)
(5)リスク測定と修正(Measuring and Modifying Risks)
(5-1)リスクドライバー(Drivers)
(5-2)リスク計量(Metrics)
(5-3)リスク修正手法(Methods of Risk Modification)

【R55】リスク管理(導入)
(Risk Management: An Introduction)

(1)導入(Introduction)
(2)ポートフォリオ計画(Portfolio Planning)

(1)導入(Introduction)
(2)投資に於けるポートフォリオの見方(A Portfolio Perspective on Investing)
(3)投資顧客(Investment Clients)
(4)ポートフォリオ管理プロセスのステップ(Steps in the Portfolio Management Process)

【R56】 テクニカル分析
(Technical Analysis)

注:本稿の訳語、解説は三井住友信託銀行マーケット事業著
『投資家のための金融マーケット予測ハンドブック 第6版』を参考にしています。

投資家のための金融マーケット予測ハンドブック 第6版

テクニカル分析の原則と前提

テクニカル分析(Technical Analysis)とは、過去の価格や取引高のデータを用いて将来価格を予測する分析方法である。使用するデータは市場データのみであるという点で、ファンダメンタルズ分析とは異なる分析手法である。

テクニカル分析を理解するためには、以下の前提を理解することが重要となる。

<前提>

  • 市場価格(Market Price)は需要と供給で成立している
  • 市場価格は、合理的な投資家、非合理的な投資家両方の投資行動を反映している
  • 投資家の投資行動は、トレンドとパターンの繰り返しを反映している
  • 価格と取引高の情報は、投資家センチメントの理解と投資判断に用いられる。

これらの前提は株式取引はもちろんのこと、コモディティ商品や為替、先物取引についても共通しており、そうした市場においてもテクニカル分析は応用できるとされている。

チャートの種類

  • 折れ線チャート

最も基本的なチャートでああり、時間軸上での価格(終値)の動きを示す。


出所:Schweser Notes

 

 終値で折れ線が示されている理由

  1. 終値は現在に最も近い価格を予想の出発点となる。
  2. 終値は市場参加者が1日の取引を経て合意した価格である。
  3. 終値はその日の損益の算定基準である。
  • バーチャート

バーチャートは、各時点で4つの情報が含まれている(始値、終値、高値、安値)

出所:Schweser Notes

 

  • ローソク足チャート

バーチャートと同様に、各時点で始値、終値、高値、安値の情報が含まれたチャートになっている。異なるのは、始値と終値によって実体の陰陽が分かれている点である。

始値>終値の場合は実体の内側が黒く、始値<終値の場合は、白く表示されている。これらはそれぞれ、緑と赤で示されるチャートもある。

出所:Schweser Notes

 

  • 取引高チャート

字義の通り、各時点での取引高を示すチャートである。

出所:Schweser Notes

 

  • P&F(Point and Figure)チャート

縦軸に価格をとり、横軸に時間の概念が入らない不規則時系列チャートである。

Box Size…価格のプロットが行われる基準単位

Rev Size…新しい列としてプロットが行われる基準単位

出所:Schweser Notes

 

トレンドについて

トレンド分析では、価格のトレンドの方向性などを分析し、トレンドが転換するか強化されるかを予測する。

  • 上昇トレンド(Uptrend)

価格が継続的に上昇傾向にあるトレンドを指す。上昇トレンドラインとは、上昇相場においてその相場の最安値と2番目の最安値を結んだものである。(サポートライン)

  • 下降トレンド(Downtrend)

価格が継続的に下降傾向にあるトレンドを指す。下降トレンドラインとは、下降相場においてその相場の最高値と2番目の最高値を結んだものである。

  • サポート(Support)

前回付けた安値を指す。

  • レジスタンス(Resistance)

前回付けた高値を指す。

出所:Schweser Notes

 

チャートのパターンについて

パターン分析では、市場参加者の心理を反映した共通の価格パターンを捉え、将来的な価格動向を予測する。

反転パターン(Reversal patterns)

  • トリプルトップ/トリプルボトム(Triple Tops and Bottoms)

相場において、3つの高値がほぼ同値を形成したものであり、高値を更新できず、上昇エネルギーが消耗しきったために形成されるパターンである。ボトムはそれとは逆の安値のパターンである。

  • 三尊(Head and Shoulders Pattern) と逆三尊(Inverse Head and Shoulders Pattern)

トリプルトップのうち、2番目の高値(安値)が突出しているパターンを指す。

  • ダブルトップ/ダブルボトム(Double Tops and Bottoms)

連続した2つの高値(安値)がほぼ同値を形成したものである。

これらのパターンは相場が転換する重要なシグナルになると考えられている。

出所:Schweser Notes

 

継続パターンの概形(Continuation patterns)

  • トライアングル(Triangles)
  • ペナント(Pennant)
  • レクタングル(Rectangles)※長方形を指す
  • フラッグ(Flags)
出所:Schweser Notes

 

指標について

価格ベースの指標

  • 移動平均線(Moving average)

移動平均とは、時系列データにおいて、一定区間ごとの平均値を区間をずらしながら 求めたものであり、長期的なトレンドを示す曲線が得られる。

  • ボリンジャーバンド(Bollinger Band)

データの移動平均値と標準偏差(±2)で構成される。

特徴としては、過去の価格動向が正規分布であると仮定した場合、一定の確率で値動きが価格帯のなかに存在していることを示している点にある。

出所:Schweser Notes

 

トレンドのオシレーター分析

オシレーター分析では、マーケットのセンチメント(買われすぎ、売られすぎ)を分析する。

  • ROC(Rate of change oscillator)

0を基準とし、0より大きければ上昇トレンド、0より小さければ下降トレンドと判断する。

  • Relative Strength Index

0~100の数値指標で表される。70以上で買われすぎを示し、20以下で売られすぎを示す。

  • Stochastic oscillator

RSIと同じく0~100の数値指標で表される。80以上で買われすぎを示し、20以下で売られすぎを示す。

  • Moving average convergence/divergence oscillator

特定の証券の短期移動平均と長期移動平均の差で表される。0を基準とする。

センチメント指標(Sentiment Indicators)

  • 世論調査(Opinion Polls)

投資家などに対する世論調査の結果などをもとに、市場参加者のセンチメントを分析する。

  • プットコールレシオ(Put call Ratio)

プットオプションの出来高とコールオプションの出来高の割合を指す。

この割合が高いということはプットオプションが多いということであり、市場の弱気を示している。

  • VIX指数(CBOE volatility Index)

S&P500のオプション価格から算出されたマーケットのボラティリティの大きさを示す。VIX指数の上昇は市場の弱気を示す。

  • Short Interest

ショートポジションがとられている証券の出来高から計算される。

ショートポジションがとられている出来高/1日の市場出来高の割合が高くなれば市場の弱気を示している。

資金の流れの指標について(Flow of funds indicators)

  • アームズ指数(Arms index)

1がバランスしている基準とされ、1以上であれば市場が売りムードになっていることを示しており、1以上であれば買いムードになっていることを示しているとされる。

  • 証拠金負債(Margin debt)

この水準が上昇すれば、市場は強気ムードになっていることを示し、この水準が下落すれば売り圧力が高まっていることを示すとされる。

  • 投資信託のキャッシュポジション(Mutual fund cash position)

投資信託の現金保有の水準を見ることにより市場の様子を分析できる。もしこの水準

が上昇していれば、弱気ムードにあると分析できる。

  • 新規公開(New IPO)
  • 売り出し(Secondary offerings)

これらの件数の増加は景気の上昇傾向を表しているといえる。

景気循環について

コンドラチェフの波(Kondratieff Wave)

  • 経済が54年周期で景気循環を繰り返すとする説

18年周期(18-year Cycle)

  • 18年周期の循環により、上記のK-waveが形成されるとする説
  • 不動産市場において言及されることが多いものの、株式やその他の市場でも見られる。

10年パターン(Decennial Pattern)

  • 平均株式リターンと西暦年数に関係があるとする説
  • 0で終わる年(1990,2000,2010etc)にはパフォーマンスが悪い一方で、5で終わる年(1995,2005,2015)では良いパフォーマンスが期待できるという説

大統領周期(Presidential Cycle)

  • 米国マーケットのパフォーマンスと米国大統領選挙には関係があるとする説
  • 歴史的にみると、選挙後3年目が最もパフォーマンスが期待できるとされている。

エリオット波動理論

  • マーケットの波動はフィボナッチ数列に従う割合に従うとする説
  • フィボナッチ数列(0,1,1,2,3,5,8,13,21,34…)
    • 前2項の合計が次の数字になる数列
  • トレードの目標値としてフィボナッチ数の割合が駆使される
出所:Schweser Notes

 

市場間分析

  • 株式や債券、コモディティや為替は相互に関連して動くとする分析手法
  • ある市場の変化点に注目し、そこから他の関連する市場の変化を分析する
  • 魅力的なアセットクラス、その中でも有望なセクターを特定するのに役立つ

【R57】投資管理に於けるフィンテック
(Fintech in Investment Management)

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上司
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