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【2019年10月13日更新】Kenichiさんによる受験記

(更新箇所:Level III受験者に関連するIFTの内容)

サイト運営者
サイト運営者
2019年6月にLevel IIIを受験して見事合格されたKenichiさんより寄稿頂きました!
Kenichiさん
Kenichiさん
Twitterでのサイト運営者様のコメントに触発されました。私も受験生の皆様に向けて少し書いてみようと思います!

CFA試験の勉強法については受験者の数だけ方法があると言っても良いかと思いますが、一つの事例として、私が愛用していた勉強教材について記載したいと思います。

私の勉強教材

Adapt Prep

多くの方はSchweserのStudyNotesを用いて学習しているのではないかと思いますが、私はAdaptPrepと言うビデオ講義を併用していました。今回は、このAdaptPrepについて紹介したいと思います。

もともとはLevel1の学習を始める際に、出来るだけコストを抑えて学習するにはどうしたら良いかと調べていた時にとあるブログ記事を読んだところからこの教材の存在を知りました。

統一的に見やすくデザインされた図表やアニメーションが多用されていて、視覚的な効果で楽しく学習できるように工夫されていました。

全体的にダークモードが採用されていて目に優しいのも好感が持てますし、1回のビデオ視聴が長くても10分程度までと、要点を押さえて短めに編集されている点も、スマホを用いたスキマ時間での学習にぴったりでした。

実際のビデオ講義で講義の進行にあわせて英語の字幕のようなテキストが表示されるのですが、Non-nativeの受験者にとってはこれが非常に重要でした。

音声で聞いただけでは何を話しているのかわからないこともありますから。痒いところに手が届くようなビデオコンテンツだと思います。

以下の動画に出演しているマーク先生がLevel IからLevel IIIのほぼ全ての講義を担当されています。

Kenichiさん
Kenichiさん
語り口は速すぎず遅すぎず、明瞭でほどよく抑制の利いた温かみのあるナレーションにすっかり虜になってしまいました。

テキストに関しては、Reading毎に1ファイルに編集されたPDFのテキストをダウンロードして用いる格好です。Schweserのテキストと比較すると内容もかなりシンプルですが、短いだけにざっと読むには適していました。

私はAdaptPrepのテキストをスマホで1Reading分だけ一読して、その後すぐに対応するビデオ講義を視聴するというやり方で学習しました。

Study Groupにも参加していた関係から、Level IではSchweserのPractice Exam2冊を、また、Level IIでは更に加えてStudyNotesも購入しましたが、メインの教材はAdaptPrepで押し通しました。

さすがにLevel IIIとなってくると、AdaptPrepのシンプルな教材では内容の不足感が否めなくなり、SchweserのStudyNotes主体の学習に切り替えましたが、それでもSchweserで学習する前には必ずAdaptPrepのテキストとビデオ講義で、まずReadingの全体像と要点を押さえてから、StudyNotesで深堀りをするというパターンで学習することにより、かなり効率的に学習出来たのではないかと思っています。

SchweserのQbankに相当するようなオンラインの問題集がAdaptPrepにもあり、Level IIIの学習ではそこそこ活用しました。出題の難易度を範囲設定できる仕様となっているので、最初は易しい問題からはじめて徐々に難しくしていくといった利用法が可能でした。

全体の問題数はQbankのように何千問もあるわけではなさそうですが、協会サイトの問題等も併用することを考えれば、実用上は不足ないレベルかと思います。印象としては基本的でオーソドックスな問題が多いように思いました。

幸いにも私は全レベル初回チャレンジで合格できましたが、万が一不合格だったらという不安はもちろん常につきまとっていました。各プレップ業者とも合格するまで追加料金無しで継続できる合格保証サービスがあるようですが、実際の条件はかなり厳しいと聞きます。

契約しているサービスのコンテンツ消化の度合いが高くないと継続させてもらえないそうですが、Qbankなど何千問もあるのにこの条件をクリアすることが本当に可能なのかとさえ思ってしまいます。

その点、AdaptPrepはコンテンツがギュッと圧縮されているので、ビデオ講義とテキストの消化率はほぼ100%達成で問題無し、オンライン問題集も全範囲について一通りやれば条件をクリアできるのではないかと思います。この点でもAdaptPrepを利用するメリットがありそうです。

日本CFA協会主催のセミナー

勉強教材に関して追加で言うと、日本CFA協会が主催する各種セミナーには時間が許す限り参加していました。これは今でも続けています。

そもそも受験した動機が、CFAセミナーに正規のメンバーとして参加したいという思いからだったのですが、合格する前はアソシエイト会員になっていましたので、正会員と同じように毎回無料で参加していました。

これは、試験に向けてモチベーションを維持するという意味でも役に立ちましたが、仕事帰りの時間帯で気軽に参加でき、金融業界に身をおく者としての知的好奇心も満足させられるうえに、英語による講義ではリスニング力も鍛えることができる(質問すればスピーキング力も)ということで、きわめて利用価値の高いセミナーだと思っています。正会員としての年会費も、CFAセミナーを十二分に活用できればお釣りがくるほどだと思います。

IFTのEssay添削サービス

Level IIIのEssay試験対策では、CFA Instituteが公表している数年分の過去問を解くのが基本的な試験対策で、加えて各プレップ業者が提供するMock Examの問題を解くのが有効な対策かと思います。

ただ、何れにしても模範解答と照らし合わせての自己採点となるので、部分点がどれだけとれているか、解答に書いた英文の意味が通じているか等の感度が掴み難く、対策に苦労される受験生の方が多いと思います。

IFTのサービスでは、CFA Instituteが公開している過去3年分のEssay問題にIFTが代替的に用意する問題の差し替えた貌で添削をしてくれ、お勧めです。他のサービスに比べて比較的安価で利用が可能です。

IFT学習の流れ

  1. CFA InstituteのWebサイトからEssay過去問をダウンロードして印刷する。
  2. IFTのWebサイトから代替問題をダウンロードして印刷し指示に従って過去問の一部と差し替える。
  3. 問題を解く。
  4. 記入済みの解答用紙をスキャンして一つのPDFファイルとする。
  5. 提出用のメールアドレスに送信する。
  6. 約1週間前後で添削結果のPDFファイルがメールで返信されてくる。

留意点

  • 解答提出の際は一枚目の上部余白に氏名を明記してからスキャンし、必ず一つのPDFファイルに纏めて提出するように指示されました。
  • 自宅のスキャナー&プリンターでは解答用紙1枚ごとに一つのPDFとなってしまうので、後からファイルを統合して一つにしましたが、20~30ページ分もこの作業を行うのはちょっと面倒です。
  • セブンイレブンに置いてある複合機を利用したら、ある程度纏めてスキャン出来るため、統合するファイルの数を大幅に減らすことが出来ました。
  • 多少コストはかかりますが、試験直前の時期は少しの時間も無駄にはできないため、効率性を優先すべきだと思います。(職場の複合機を使っても良い場合は遠慮なく使いましょう。私の場合はスキャン後のファイルをプライベートのアドレスに送ることが社内ルールで禁止されているためにこの方法はとれませんでした。)
  • IFTからは3時間の試験時間を厳守するように指示があり、最初は正直に守って時間切れで未解答となった問題を白紙のまま提出していましたが、これは賢明ではありませんでした。
  • 過去問3回分に限られる添削サービスを有効に活用するためには、たとえ時間オーバーとなってもとにかく解答用紙を埋めて提出し、添削者のコメントや採点を学習のために活かすべきです。空白で提出しても何の有益なフィードバックも得られません。
  • 上記と同じ趣旨ですが、添削者のきちんとしたコメントや解説を期待するならば、解答も出来るだけ頑張って書きましょう。あまりにもピントはずれのことを書いたりすると、「CFA協会のテキストで確認するように』といった意味のないコメントしか付されてきませんし、部分点も得られません。
  • IFTでは添削サービスの品質を保証するために、試験直前の回答提出については提出期限を設けて、期限後の提出分については試験日までの添削と返信を保証できないとしています。せっかくの添削結果を学習に活かすためにも、計画的に早めはやめに取り組むことが重要です。

IFTの添削サービス(Grading Service)を利用してみた所感

  • 進研ゼミの赤ペン先生のように真っ赤になって返ってくる添削を期待していましたが、手書きではなく小さめの文字でコメントがタイピングされて返ってきました。
  • 日本人にとってはネイティブの手書きは読みにくいことも多いので、かえってよかったと思いました。必要なポイントだけ簡潔にコメントするという感じでした。
  • Gradingについて感度が得られたことの収穫が大きかったと思います。自己採点の場合、たとえ部分点に関するガイダンスがあったとしても、どうしても採点が恣意的になって、つまりは自分に甘くなるか逆に極端に厳しくなってしまい、採点者・グレーダーとしての適切な目線を保つことはなかなか大変です。
  • この点、多くの受講者の採点を行っているIFTのグレーダーの目線はより中立的で確かだと思います。IFTグレーダーによる部分点のつけ方を見て、CFA Instituteのグレーダーによる実際の採点を想像できるようになりました。試験前にこの感度を持っておくことは、重要だと思います。
  • 実際の試験では時間コントロールに失敗したため、Essayの得点はあまり高くなく、午後のItem Setの得点でカバーして何とか合格にこぎつけました。
  • Essay試験の時間コントロールはとにかく試験に慣れてコツをつかむしかなく、3回分の添削サービスだけでどうなる問題でもありませんので、添削サービスを上手く活用しながら更にEssay問題に取り組むことが必要だと思います。
サイト運営者
サイト運営者
最後に何かコメントはありますか?例えば辛かったこととか!

学習自体を楽しみながらやっていましたので、あまり辛いとは思いませんでしたが、仕事が忙しくなってくると勉強を後回しにせざるを得なかったのが辛いといえば辛かったですね。

また、12月にLevel Iを受験した後、1月下旬に入院して肺の手術を受けたため、6月のLevel II試験に向けた勉強は手術後の痛む体をおしての取組みとなりました。

手術後は気管支に痰がからみやすくなり突発的な咳がとまらなくなるため、試験会場では監督者にルールを確認した上で、万が一に備えてカバーをはずした大量のポケットティッシュを椅子の下の床に置いて試験に臨んだことはよく覚えています。

そんな状況でも楽しく勉強できたのは、Study Groupに参加してお互い支え合いながら学習できたことによる部分も大きかったですね。途中で来なくなるメンバーもいる一方、最後まで共に頑張りながらも合否の結果が分かれてしまい、かけるべき言葉も失ってしまうのが本当の意味で辛かったことかもしれません。

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サイト運営者
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Kenichiさん、色々とご経験を語って頂き誠に有難う御座いました!
Kenichiさん
Kenichiさん
参考になれば幸いです!
Schweser Notes Level I (2020年版)

CFA学習Tips運営者が推薦するSchweser Notesです。2020年6月/12月受験の方はこちらを使って勉強しよう!

CFA受験ガイドブック(レベルI)

初めてCFAを受験する方はこちらを読んで全体像を理解しましょう!各単元の主要なポイントも日本語で幅広に確認することが出来ます。

CFA受験ガイドブック(Level II)<新発売>

CFA Level II Candidate待望の日本語参考書になります!(2020年3月後半発売予定)最新のFintechやコーポレートガバナンスもカバーされています。

CFA受験のためのファイナンス講義(計量分析編)

Level I & II のQuantitative Methodsを日本語で学ぶことが可能。CFA学習Tips運営者も推奨。

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Level I〜II Economicsを日本語で学習するのに有用。経済を学んだことがある人も無い人もCFA試験でカバーされる領域を眺められるので有用。

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CFA Level I〜IIのEquity, Fixed Income, Derivativesを日本語で学ぶ際に有用。CFA学習Tips運営者お勧めの参考書。