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【IVS】2023 KYOTOに参加した感想!

2023年6月28日(水)~30日(金)の3日間、京都にてIVS/IVS Cryptoが開催されました。今回は、そこに参加してきた感想を綴ってみたいと思います。

IVS/IVS Cryptoとは

イノベーションを求める経営者、経営幹部、投資家、起業家、そして学生が集う、スタートアップカンファレンス。最新のブロックチェーン技術や仮想通貨のトピックに焦点を当てたIVS Cryptoも同時開催されました。今回京都で開催されたIVSは、参加登録者数1万人以上と過去最大規模。世界中から起業家や投資家、経営者、学生が集まりました。

オフィシャルサイト:https://www.ivs.events/ja

のの@副管理人
のの@副管理人
私、ののが参加してきました!一参加者である自分が感想をつらつらと綴っても面白くないので、以降、文学作家になりきって、ストーリー仕立てでまとめてみます。

※(少々脚色表現があるのはお許しください)

参加したきっかけ

その日は6月23日(金)の夜だった。私はウェブメディアの立ち上げに向けて代表とミーティングをしていた。我々がWeb3メディアについて熱く論じていた最中、IVSの開催に目が止まった。「やべ、アジア最大級のWeb3カンファレンスの開催が直前に迫ってるじゃないか!」「え、こんなことしてる場合じゃない、参加しないと!」

次の朝。昨夜の会話を思い出して、「本当に参加するのだろうか」と自問する瞬間があった。それもそのはず。当日は4日後、さらに私が住んでいるのは京都から800キロ以上も離れた地域だった。そして、私はWeb3領域の知識に乏しかった。そんな疑念が頭をよぎったのも束の間、代表から当日までの準備を進めるようにというメッセージが届き、私は決意を固めてチケットを手に入れた。

そして、ついに当日がやってきた。交通手段と宿の手配に奔走し、名刺さえ持っていなかった私は、自作の名刺を握りしめてIVSの舞台へと向かった。準備の時間は短かったが、それを補うような無限のアドレナリンが私を鼓舞した。会場に到着すると、熱気とワクワク感に包まれていた。多彩なブースや参加者たちの情熱的な姿に、私の心も一気に高まっていった。

小説の中でさえ、人生は時に予測不可能な展開を迎えることを知っている。私はまさにその中にいた。このIVSの舞台で、私の世界は新たな光を浴び、未知の領域に飛び込むことになるのだろう。そう思うと、胸が高鳴り、冒険への期待が膨らんでいった。

Web3セッション

IVS Cryptoと言えば、まず頭に浮かぶのは、数々のセッションだ。3日間にわたり、13のセッションに参加したのだ。登壇者たちは、日本を代表するパブリックブロックチェーンAstar Networkの創設者である渡辺創太さんや、愛称ミスビットコインとして知られる藤本真衣さん、JPYC社の代表である岡部典孝さんなど、Web3業界の重要人物たちだ。そして、驚くことに、その半数以上は海外で活躍する人々だった。

例として、以下に私が傾聴したセッションを挙げてみる。

  • Astar: Web3 Mass Adoption and Our Strategy /Web3のマスアダプションと戦略
    • Astar Network, Founder & CEO – Sota Watanabe
  • How to Build Web3 Communities? Advice from Influencers
    • Infinity Ventures Crypto, Principal – Ann Chien
    • Superfine, CEO – Christian Calderon
    • Japan Blockchain Week, Founder, Miss Bitcoin – Mai Fujimoto
    • Idols, CEO – Xerxes Frechiani
  • Current Web3 Trends in South East Asia
    • Lydian Labs, Chief Revenue Office – Yi Ching Lee
    • Eden Holdings, Director – Nix Nolledo
    • W3GG, CEO – Irene Umar
    • BlockchainSpace, CEO – Peter Ing
    • OP Games, CEO – Chase Freo
  • The Industry Leaders’ Strategy for Web3’s Mass Adoption/Y3-5 Web3のマスアダプションに向けた業界リーダーたちの戦略
    • Ginco 代表取締役 – Muuto Morikawa
    • KDDI 事業創造本部副本部長 – Kazuhiko Chuman
    • MUFG 執行役員 – Takayuki Noro
    • 三井物産デジタルコモディティーズ, 代表取締役社長 – Tsuguo Kato

これらについては、後日ゆっくりまとめたいと思うが、セッションに参加する度に、登壇者たちの熱意と情熱に触れることができた。特に渡辺創太さんの講演は、彼のWeb3への情熱と先見の明に満ちていて、印象的であった。日本が世界に誇るべきWeb3技術を育て、グローバルなコミュニティを形成するために、自らの力を尽くしている姿勢に感銘を受けた。また、各国で活躍するインフルエンサーらの個性的な視点から、仮想通貨やブロックチェーンの可能性についての深い洞察や、世の中のトレンドや大企業の取り組みについても議論された。

セッションの中で起こる活発なディスカッションや意見交換は、私の興奮を高めていった。参加者たちは、自身の専門分野で培った知識や経験を惜しみなく共有し、新たなアイデアの芽を育てるために熱く論じ合っていた。英語のセッションであったため、日本語の字幕にも頼りながら一生懸命内容を追いかけていたが、その熱気と情熱は言葉の壁を超えて伝わってきた。

さらに、セッション終了後の交流の場も貴重な体験だった。登壇者らは、一参加者である自分とも快く名刺を交換してくださった。彼らはただの著名人ではなく、私たちと同じ情熱と目標を持つ人々だった。彼らとの出会いは、今後の人生やキャリアにおいて大きな影響を与える可能性を秘めていると感じた

NEXT CITY

NEXT CITYというエリアも、まさに見る価値ありの街だった。IVSオフィシャルサイトによれば、NEXT CITYは「挑戦したい社会課題と、野心的な同士に出会えるスタートアップはじまりの街」というコンセプトで作られている。その言葉通り、会場の入口をくぐると、左手にはスタートアップの領域、右手にはCryptoの領域が広がっていた。

みやこめっせ3階を丸ごと使った会場には、あらゆるバックグラウンドを持った人々が集い、独自の情報を交換し合っていた。起業家、VC、スタートアップ、行政・自治体の関係者、大企業の新規事業担当者、さらには学生たちまで、様々な立場の人々が交錯していた。その多様性に触れるだけで、まるで街のような活気と騒がしさが漂っていることが感じられた

私はその日、勇気を振り絞り、自称「コミュ力おばけ」という変わり者の自分を信じて、ブース出展者や隣の参加者に次々と声をかけていった。Web3の領域に足を踏み入れたばかりの私にとって、目にするもの、耳にする情報は全てが新鮮で、胸が高鳴る思いがした。そして、私が浅学な者であることを慈悲深く受け入れ、親切に教えてくれた担当者にはもちろん、人脈を紹介してくれた方々には、深い感謝の気持ちでいっぱいである。

NEXT CITYでは、社会に対する野心や挑戦への情熱が共有され、新たなアイデアやビジョンが生まれる場となっていた。そこには一体感があり、エネルギーが溢れていた。その雰囲気が私の中に新たな思考の芽を生み、創造力や野心が一層燃え上がっていくのを感じた。

プロラウンジ

地下一階に佇むプロラウンジ、そこは特別な許可証を手にしたPRO PASS/VIP PASS保持者のみが踏み入ることのできる秘密の領域だ。そこでは終日にわたりフリードリンクが提供され、昼時には美味しい軽食が振る舞われ、さらに別途料金を支払えばお酒も楽しめる。立食用のテーブルが設えられた会場内では、人々が料理やドリンクを手に取りながら交流が生まれ、会話が自然に芽生える。そんな空間が広がっていた。

私の感じたところでは、この場所にはベンチャーキャピタリストが多く集まっていたように思えた。彼らは事業の相談や商談に没頭していた。私たちの事業はまだ成熟の段階に至っていなかったため、彼らの輪に深く入り込むことはできなかったが、彼らの存在そのものが鼓舞に満ちたエネルギーを私に与えてくれた。

そして、忘れてはならないのが、お昼頃に提供される美味しいアイスクリームだ。その冷たさが私の舌をくすぐり、幸福感が全身に広がる。それはまるで一時の休息のようなものであり、私にとって心地よい楽しみだった。

サイドイベント

最後に、今回のIVSを語る上で欠かせないのはサイドイベントである。開催期間中に100以上ものサイドイベントが行われたそうだ。その数は多すぎて、正直に言って私はすべてを把握することはできなかった。ここでは、私が参加したサイドイベントの一部を報告したい。

さて、1日目に私が参加したのは「Gate Web3.0 Night」である。これはGate社が主催し、Web3に関わるゲストとの交流を楽しむものだった。大手取引所の方々や金融庁の関係者、そしてWeb3の実務家など、さまざまな人々と一緒に乾杯し、ビュッフェを楽しみ、ディスカッションに興じた。なんと舞妓さんも来ていて、彼女とのツーショットの機会もあった。彼女はまだ17歳とのことだ。

その他にも、平安神宮会館では、メルコイン社主催のイベントとリップル社主催のイベントが同時に行われていた。さらに、学生団体WeCreate3が主催する超会議や公式アフターパーティーにも参加した。人の輪が新たな輪を生み出し、それらが繋がり合っていくことを実感した。

これらのサイドイベントは、多様な出席者との交流や興味深い議論を通じて、私にとって貴重な経験となった。IVSの一環として、これらのイベントは重要な役割を果たしたのだ。

まとめ

「人生は意外な展開で満ちている」。私はそう確信し、IVSの舞台で感じた熱気とワクワク感を胸に、新たな挑戦に向かって進んでいく決意を固めたのである。今回のIVSを開催してくださった皆さま、期間中に自分と関わってくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。

さて、次回からは、セッションについてまとめていこうと思います。こちらからどうぞ!