「CFA®(米国証券アナリスト)にチャレンジしたいけれど、金融=数学のイメージが強くて踏み出せない…」

「文系出身で数学にトラウマがある。微分積分や確率論なんて、もう何年も触れていない」

これは、FA-Academyにいただくご相談の中でも、非常に多くを占めるお悩みです。実際、CFAのテキストを開くと数式やギリシャ文字、見慣れない記号が並んでいて、「やっぱり数学ができないと無理なのでは…」と心が折れてしまう方は少なくありません。

しかし、結論から先にお伝えします。CFA試験において、いわゆる「高度な数学力」や「ゴリゴリの計算力」は不要です。 一部の統計の基礎知識を除けば、必要なのは中学レベルの四則演算と、公式の意味を理解する力だけ。後は関数電卓を使えば事足ります。
むしろ、大学受験の理系数学や日本の難関大学の文系数学の方が、よほど難易度が高いと言って差し支えありません。

本記事では、CFA試験で本当に求められる数学のレベル、各科目で登場する計算の正体、そして数学が苦手な方でも確実に得点源にできる学習戦略を解説します。読み終わる頃には、「これなら自分でも挑戦できそうだ」と背中を押されているはずです。

実際、FA-Academyの受講生のうち過半数は文系出身であり、「学生時代から数学が苦手だった」という方も多くいらっしゃいます。それでも合格を勝ち取られているのは、CFA試験の数学が「正しい戦い方さえ知っていれば誰でも乗り越えられるもの」だからに他なりません。

CFA試験で求められる「数学」の本当のレベル

CFA試験に登場する数学を日本の教育課程に当てはめると、高校の文系数学程度の理解で十分対応できるレベルです。微分積分を駆使したクオンツ的な計算や、何ページにもわたる数式展開は一切不要です。

CFAが受験者に問うているのは、数学者としての厳密な計算能力ではなく、「金融プロフェッショナルとして数式の意味を理解し、適切な場面で適用できるか」です。つまり、「学問としての数学」ではなく「実務としての金融知識を定量的に表現する道具」として数式を扱えれば良いということ。基本的な四則演算と分数・パーセンテージの計算ができれば、計算プロセスでつまずくことはありません。

一部、統計学の基礎知識、例えば、平均・分散・標準偏差、正規分布、仮説検定(t検定・z検定)、回帰分析などは、Quantitative Methods(定量分析)で出題されますが、ここでも数学的な証明や手計算でのデータ処理は要求されません。「この指標がポートフォリオのリスクを測る上でどんな役割を果たすのか」という実務的な意味合いの理解がメインです。統計を「ツール」として割り切れば、驚くほどスッと頭に入ってきます。

また、カリキュラムに登場する数式の多くは「金融現場で実際に使われているもの」がベースになっており、業界用語や直感的なイメージとセットで覚えれば、純粋な数学として扱うよりも遥かに記憶に残りやすいのも特徴です。「数学が苦手」という方ほど、CFAの数式は「金融の物語」として捉えることで、学習のハードルが一気に下がります。

各科目に登場する「計算」の正体

具体的に、CFAのどの科目でどのような計算が登場するのかを見てみましょう。

Quantitative Methods(定量分析)

お金の時間的価値(TVM)、統計、確率を扱う「最も数学っぽい」科目。とはいえ、ほとんどは公式への当てはめと概念理解で突破できます。

Fixed Income(債券)

債券価格、利回り(YTM)、デュレーションなどを計算します。式は長く見えますが、正体は「割引現在価値」の応用=足し算と割り算の繰り返しです。

Derivatives(デリバティブ)

ブラック・ショールズ・モデルのようなノーベル賞級の数式もテキストに登場しますが、本番で自力導出を求められることはなく、「変数がどう動くと価格がどう変わるか」という概念の理解が中心です。

Portfolio Management(ポートフォリオ管理)

相関係数や共分散を用いてリスク・リターンを計算しますが、これも公式さえ覚えれば四則演算の組み合わせで処理できます。

科目によって計算の毛色は違いますが、共通しているのは「高度な数学知識」ではなく「金融のルールに基づいた算数」であるという点です。「複雑な数式を解く」というよりも、「金融ルールをパズルのようにあてはめる」感覚に近いと言えます。

さらに重要な点として、CFAの本試験はほとんどの問題が三択の選択問題で構成されています。計算問題であっても、最終的にやることは「3つの選択肢の中から正しいものを選ぶ」だけ。きれいな数式を一から書き上げる必要はなく、概算と概念理解で正解にたどり着けるケースも多々あります。

なぜCFAでは「高度な計算力」が不要なのか

理由①:関数電卓(金融計算機)の持ち込みが認められている

CFA試験では、Texas Instruments社の「BA II Plus」や、Hewlett Packard社の「HP 12C」といった協会指定の関数電卓を試験会場に持ち込み、自由に使用できます。

IRRやYTMのように、手計算ではニュートン法などを何度も繰り返さなければ解けない計算も、関数電卓ならキャッシュフローと期間を入力してボタンを一押しするだけで、1秒で正確な答えが出ます。CFA試験における「計算力」は、暗算スピードや筆算能力ではなく、「いかに正確に関数電卓を操作できるか」というスキルに置き換わっているのです。

理由②:公式を「導く」のではなく「意味合いを理解する」ことが問われる

CFAが問うているのは、「あなたは複雑な数式を処理できる優秀な数学者ですか?」ではなく、「あなたはクライアントに論理的に説明できる優れた金融プロフェッショナルですか?」ということです。

したがって、計算式をゼロから導出する力は求められません。重要なのは「その公式がどんな意味を持ち、どんな状況で適用すべきか」を正しく理解しておくこと。

例えば「分子がリターン、分母がリスク」と構造を押さえていれば、計算するまでもなく「リスクが高まればこの指標は悪化する」と直感的に判断でき、選択肢を絞り込めるのです。

数学が苦手な方のためのCFA攻略・3つのステップ

ステップ1:公式は「ストーリー」で覚える

数式を記号の羅列として丸暗記しようとすると、少しひねられた問題が出た瞬間に対応できなくなります。
例えば「割引率」の概念は、「将来の1万円より、今の1万円の方が価値が高い(運用すれば利息が付くから)」というストーリーとセットで覚えれば、数式の意味が腹落ちし、暗記の労力は格段に楽になります。

ステップ2:関数電卓を「体の一部」になるまで使い倒す

学習初期から関数電卓を購入し、すべての計算問題で必ず電卓を使う癖をつけましょう。
特にTVMのキー(N, I/Y, PV, PMT, FV)とキャッシュフロー機能を使いこなせるようになれば、解答スピードは劇的に向上します。

「計算力不足は、関数電卓というテクノロジーで補完する」という割り切りが重要です。

ステップ3:パターン認識ができるまで反復演習する

CFAの計算問題には決まった出題パターンが存在します。インプットに時間をかけすぎず、すぐに練習問題やMock Examでアウトプットに移ってください。
「問題文にこのキーワードが出たら、この公式」と反応できるようになれば、計算問題は「確実に正解できる得点源」へと変わります。

FA-Academyなら、数学が苦手な方でも安心の万全サポート

ここまで読んで、「文系の自分でもイケそうだ」と感じていただけたのではないでしょうか。とはいえ、独学で数式の壁にぶつかった時、一人で何時間も悩んでしまい学習が止まってしまう──これが独学最大の落とし穴です。

FA-Academyでは、数学に不安を抱える方でも絶対に挫折させない、盤石のサポート体制をご用意しています。

特徴①:回数無制限の「Q&Aサポート」

「解説を読んでも数式の流れが理解できない」「関数電卓の特定機能の使い方が分からない」といった疑問は、いつでも講師に質問できます。
前提となる数学知識から日本語で噛み砕いて解説するので、独学のように「分からないまま放置」になりません。

特徴②:定期開催の「キャッチアップ会」

受講生の学習進捗を確認しつつ、計算問題や統計分野でつまずきやすいトピックを講師が直接フォローします。「ここは公式暗記で乗り切ってOK」「ここは本質から理解すべき」といった、試験対策のメリハリも的確にアドバイスします。

特徴③:同じ目標を持つ仲間との「伴走環境」

FA-Academyには、文系出身ながら数学を克服して合格を勝ち取った先輩や、同期の仲間が集まるコミュニティがあります。一人で悶々と悩む孤独な戦いではなく、励まし合いながら走り抜けられる環境こそが、長期戦のCFA学習における最大の支えになります。

特徴④:関数電卓の使い方も基礎からレクチャー

「BA II Plusを買ったはいいが、マニュアルが英語で、どこから手をつければいいか分からない」──これも独学者が最初に直面しがちな壁です。FAAでは関数電卓の基本操作からTVM・キャッシュフロー機能の応用までを、丁寧にレクチャーします。試験本番で確実にスピードと正確性を発揮できるよう、徹底的にトレーニングしていきます。

「数学が苦手だから自分には無理かもしれない」と一人で抱え込まず、ぜひ一度FA-Academyの説明会や無料メール講座をご活用ください。あなたの不安に寄り添い、合格までの最短ルートをご案内します。

まとめ:数学への恐怖心を捨てて、CFAの扉を開こう

CFA試験における「数学」は、決して越えられない高い壁ではありません。

  • 必要なのは高校文系数学レベル+統計の基礎のみ
  • 複雑な計算は関数電卓が一瞬で処理してくれる
  • 数式は「意味合いの理解」「パターン認識」で得点できる
  • FAAのQ&Aとキャッチアップ会でつまずいてもすぐリカバリー可能

数学への苦手意識だけでCFAという素晴らしいキャリアの扉を閉ざしてしまうのは、あまりにもったいないことです。関数電卓という頼もしい相棒と、FA-Academyの充実したサポート環境を最大限に活用し、ぜひ自信を持って一歩を踏み出してください。私たちと一緒に、合格までの道のりを駆け抜けましょう。

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