結論:経済・金融・財政は「統計の中身」と「金融政策・財政の仕組み」の暗記科目です。とくに日銀の政策金利は2024年以降たびたび変わっているので、古い教材の数字で覚えないでください。
- GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100。実質成長率≒名目成長率−デフレーター上昇率
- 景気動向指数は先行11・一致10・遅行9の30系列。公表の中心はCI(量感)で、DIは波及度をみる補助
- 日銀短観は年4回、業況判断DI=「良い」の割合−「悪い」の割合
- 国際収支は「経常収支+資本移転等収支−金融収支+誤差脱漏=0」
- 日銀の政策金利(無担保コールレート・オーバーナイト物)の誘導目標は、2026年9月18日の決定で1.25%程度(9月24日から)
一種・二種の出題範囲
一種◯ 出題範囲二種◯ 出題範囲外務員必携 第1巻
この章は一種・二種で範囲が同じです。二種の方も記事全体が対象です。
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経済:GDP(国内総生産)
GDPは、一定期間に国内で新たに生み出された付加価値(もうけ)の合計です。内閣府が四半期ごとに速報を公表しています。生産・分配・支出のどの面からみても同じ額になることを三面等価の原則といいます。
| 用語 | 意味・ポイント |
|---|---|
| GDP(国内総生産) | 国内で生み出された付加価値。外国企業の日本工場の生産は含み、日本企業の海外工場の生産は含まない |
| GNI(国民総所得) | GDPに海外からの所得の純受取を加えたもの。国民(居住者)が得た所得に着目 |
| 支出面からみたGDP | 民間最終消費支出+民間投資+政府支出+(輸出−輸入)。最大の項目は民間最終消費支出(個人消費) |
| 名目GDP | その時点の価格(市場価格)で評価した金額。物価の変動を含む |
| 実質GDP | 基準年の価格で評価し、物価変動の影響を取り除いたもの。景気判断にはこちらを使う |
| GDPデフレーター | 名目GDP÷実質GDP×100。GDP全体の物価の動きを示す |
輸入はGDPから差し引く点に注意してください。輸入品は外国で生産された付加価値だからです。また、GDPデフレーターは輸入物価の上昇を直接には反映しません(輸入が控除項目のため)。消費者物価指数が上がっているのにGDPデフレーターが下がる、ということも起こりえます。
例題1(GDPデフレーター)名目GDPが600兆円、実質GDPが560兆円のとき、GDPデフレーターはいくつか。
式:GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100
計算:600÷560×100=107.14…
答え:約107.1(基準年より物価が約7.1%高い)
例題2(実質成長率)名目GDP成長率が3.5%、GDPデフレーターの上昇率が2.0%のとき、実質GDP成長率はおおよそいくらか。
式:実質成長率≒名目成長率−デフレーター上昇率
計算:3.5%−2.0%=1.5%
答え:約1.5%(厳密には1.035÷1.020−1≒1.47%)
名目成長率が実質成長率を下回る状態(デフレーターがマイナス)を「名実逆転」といい、デフレの典型的なサインとされてきました。
経済:景気動向指数
景気動向指数は内閣府が毎月公表する指標で、生産・雇用など景気に敏感な30の指標(採用系列)を合成して景気の現状把握と将来予測に使います。景気に対して先に動く先行指数、ほぼ同時に動く一致指数、遅れて動く遅行指数の3本立てです。
| 指数 | 採用系列数 | 主な採用系列 |
|---|---|---|
| 先行指数 | 11 | 新規求人数(除学卒)、実質機械受注(製造業)、新設住宅着工床面積、消費者態度指数、東証株価指数、マネーストック(M2)の前年同月比、最終需要財在庫率指数(逆サイクル)など |
| 一致指数 | 10 | 生産指数(鉱工業)、鉱工業用生産財出荷指数、耐久消費財出荷指数、商業販売額、営業利益(全産業)、有効求人倍率(除学卒)、輸出数量指数など |
| 遅行指数 | 9 | 第3次産業活動指数(対事業所サービス業)、常用雇用指数、実質法人企業設備投資、家計消費支出、法人税収入、完全失業率(逆サイクル)、消費者物価指数、最終需要財在庫指数など |
「東証株価指数(株価)は先行」「有効求人倍率は一致」「完全失業率・法人税収入・消費者物価は遅行」がよく出る組み合わせです。新規求人数(先行)と有効求人倍率(一致)の区別もねらわれます。
CIとDIの違い
| 項目 | CI(コンポジット・インデックス) | DI(ディフュージョン・インデックス) |
|---|---|---|
| 何をみるか | 景気変動の大きさやテンポ(量感) | 景気の各経済部門への波及の度合い(波及度) |
| 作り方 | 採用系列の変化率を合成 | 改善(拡張)している系列の割合=拡張系列数÷採用系列数×100 |
| 読み方 | 一致指数が上昇していれば景気拡張局面 | 一致指数が50%を上回れば拡張、下回れば後退の目安 |
| 位置づけ | 2008年4月分からCI中心の公表 | 参考指標として引き続き公表 |
景気の山・谷(景気基準日付)は、内閣府の景気動向指数研究会の議論を経て事後的に設定されます。
経済:日銀短観
日銀短観(全国企業短期経済観測調査)は、日本銀行が企業に直接アンケートして景況感を調べる統計です。3月・6月・9月・12月の年4回調査します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 資本金2,000万円以上の民間企業(金融機関を除く)約21万社から選んだ約1万社 |
| 企業規模の区分 | 資本金で区分。大企業10億円以上、中堅企業1億円以上10億円未満、中小企業2,000万円以上1億円未満 |
| 業況判断DI | 「良い」と答えた企業の割合(%)−「悪い」と答えた企業の割合(%)。単位は%ポイント |
| 注目点 | 大企業・製造業の業況判断DIが特に注目される |
業況判断DIの「さほど良くない」は計算に使いません。たとえば「良い」30%、「さほど良くない」60%、「悪い」10%なら、DIは30−10=+20%ポイントです。
経済:国際収支
国際収支統計は、一定期間の居住者と非居住者の間のあらゆる対外経済取引を記録したもので、財務省と日本銀行が作成しています(IMF国際収支マニュアル第6版に準拠)。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 経常収支 | 貿易・サービス収支+第一次所得収支+第二次所得収支 |
| 貿易・サービス収支 | モノの輸出入(貿易収支)と、輸送・旅行・知的財産権使用料などのサービス取引 |
| 第一次所得収支 | 対外金融債権・債務から生じる利子・配当金、雇用者報酬など。近年の日本の経常黒字の中心 |
| 第二次所得収支 | 対価を伴わない資産の提供(無償資金協力、国際機関への拠出金、海外送金など) |
| 資本移転等収支 | 対価を伴わない固定資産の提供、債務免除など |
| 金融収支 | 直接投資、証券投資、金融派生商品、その他投資、外貨準備。資産・負債の増加をプラスで表示 |
基本の恒等式は経常収支+資本移転等収支−金融収支+誤差脱漏=0です。経常黒字で稼いだ分は、対外資産の増加(金融収支のプラス)として現れる、というイメージで覚えましょう。「旅行収支は第一次所得収支」「配当の受取りはサービス収支」といった振り分けの入れ替えに注意してください(旅行はサービス収支、配当は第一次所得収支です)。
金融:マネーストック
マネーストックは、金融機関と中央政府を除く経済主体(一般法人・個人・地方公共団体など=通貨保有主体)が保有する通貨の量です。日本銀行が毎月公表しています(2008年にマネーサプライから名称変更)。
| 指標 | 中身 | 通貨発行主体 |
|---|---|---|
| M1 | 現金通貨+預金通貨(要求払預金) | 日本銀行、全預金取扱機関 |
| M2 | 現金通貨+預金通貨+準通貨(定期性預金など)+CD(譲渡性預金) | 日本銀行、国内銀行等(ゆうちょ銀行などを含まない) |
| M3 | M1+準通貨+CD | 日本銀行、全預金取扱機関(ゆうちょ銀行、農協、信用組合なども含む) |
| 広義流動性 | M3に、金銭の信託、投資信託、金融債、国債、外債などを加えたもの | M3の発行主体に、保険会社・中央政府・外債発行機関などを加える |
M2とM3は含まれる預金の種類は同じで、違いは対象となる金融機関の範囲です。「ゆうちょ銀行の預金はM2に含まれる」は×です。代表的な指標はM3とされています。なお、日本銀行が供給する通貨(日本銀行券発行高+貨幣流通高+日銀当座預金)はマネタリーベースと呼び、マネーストックとは別物です。
金融:金融機関と金融市場
| 区分 | 主な機関 |
|---|---|
| 中央銀行 | 日本銀行(発券銀行・銀行の銀行・政府の銀行) |
| 預金取扱金融機関 | 普通銀行(都市銀行・地方銀行など)、信託銀行、協同組織金融機関(信用金庫・信用組合・労働金庫・農業協同組合など)、ゆうちょ銀行 |
| その他の民間金融機関 | 証券会社、保険会社、ノンバンク(消費者金融・リース・クレジットカード会社など) |
| 公的金融機関 | 日本政策金融公庫、日本政策投資銀行、国際協力銀行など |
金融市場は、期間1年以内の短期金融市場と、1年超の長期金融市場(資本市場)に分かれます。短期金融市場はさらに、金融機関だけが参加するインターバンク市場(コール市場・手形市場)と、事業法人なども参加できるオープン市場(債券現先市場・債券レポ市場・CD市場・CP市場・国庫短期証券市場など)に分かれます。コール市場は「インターバンク」、CP市場は「オープン」という区分がねらわれます。
金利の基礎
- 短期金利は日本銀行の金融政策の影響を強く受け、長期金利(代表は新発10年国債利回り)は将来の短期金利の予想、物価見通し、リスクプレミアムなどで決まる
- 景気が良くなり資金需要が増えると金利は上がりやすく、景気が悪くなると下がりやすい
- 物価が上がると(インフレ予想が高まると)金利は上がりやすい。実質金利≒名目金利−予想物価上昇率
- 債券価格と金利(利回り)は逆に動く。金利が上がると債券価格は下がる(詳しくは債券業務①)
金融:金融政策
日本銀行の金融政策の目的は「物価の安定」を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することです(日本銀行法)。2013年1月から消費者物価の前年比上昇率2%を「物価安定の目標」としています。金融政策は総裁・副総裁2人・審議委員6人の計9人で構成される政策委員会の金融政策決定会合で決まり、年8回開かれます。
| 手段 | 内容・ポイント |
|---|---|
| 公開市場操作(オペレーション) | 国債などの買入れ・売却で市場の資金量を調節する。現在の金融政策の中心的な手段。資金を供給するのが買いオペ、吸収するのが売りオペ |
| 基準貸付利率(旧公定歩合) | 日銀が民間金融機関に直接貸し出すときの金利。現在は補完貸付制度の適用金利で、市場金利の上限を画する役割。2006年に「公定歩合」から名称変更 |
| 預金準備率操作 | 金融機関が日銀に預ける義務のある準備預金の比率を上下させる。1991年10月以降変更されていない |
| 補完当座預金制度 | 日銀当座預金(所要準備額を除く)に付利する。付利金利は市場金利の下限の役割 |
景気が過熱しインフレ懸念があるときは金融引締め(売りオペ・利上げ)、景気が悪いときは金融緩和(買いオペ・利下げ)を行います。
2024年以降の政策金利の推移
日本銀行は2024年3月に大規模緩和を見直し、マイナス金利政策とイールドカーブ・コントロールを終了しました。以後、無担保コールレート(オーバーナイト物)を政策金利とし、その誘導目標を段階的に引き上げています。
| 決定日 | 無担保コールレート(O/N)の誘導目標 | 基準貸付利率 |
|---|---|---|
| 2024年3月19日 | 0〜0.1%程度(マイナス金利解除) | 0.3%(据え置き) |
| 2024年7月31日 | 0.25%程度 | 0.5% |
| 2025年1月24日 | 0.5%程度 | 0.75% |
| 2025年12月19日 | 0.75%程度 | 1.0% |
| 2026年6月16日 | 1.0%程度 | 1.25% |
| 2026年9月18日 | 1.25%程度(9月24日から) | 1.5% |
2026年9月の決定では、補完当座預金制度の付利金利も1.25%とされました。試験は『外務員必携』の記載時点で出題されるため、本番では選択肢の文脈(いつの時点の話か)をよく読んでください。
財政:予算の仕組み
国の予算は、一般の歳入歳出を扱う一般会計、特定の事業や資金を区分して経理する特別会計、政府関係機関予算の3つで構成され、いずれも国会の議決を受けます。会計年度は4月1日から翌年3月31日までです。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 本予算(当初予算) | 年度開始前に国会で議決される通常の予算 |
| 暫定予算 | 本予算が年度開始までに成立しない場合に、必要な経費だけを一時的に組む予算 |
| 補正予算 | 年度の途中で、本予算の内容を追加・変更する予算 |
令和8年度(2026年度)一般会計予算の政府案の規模は約122.3兆円、税収は約83.7兆円、新規国債発行額(公債金)は約29.6兆円で、国債依存度は24.2%です。歳出で最も大きいのは社会保障関係費(約39.1兆円)、次いで国債費(約31.3兆円)、地方交付税交付金等(約20.9兆円)です。国債依存度=公債金÷歳入総額で、歳出の約4分の1を借金でまかなっている計算です。
財政:租税と公債
税は、国に納める国税と地方公共団体に納める地方税、納税者と負担者が同じ直接税(所得税・法人税など)と異なる間接税(消費税など)に分けられます。
| 国債の種類 | 根拠・目的 |
|---|---|
| 建設国債 | 財政法第4条ただし書に基づき、公共事業費・出資金・貸付金の財源として発行 |
| 特例国債(赤字国債) | 財政法では認められていないため、特例法を制定して発行する。歳入不足を補う |
| 借換債 | 満期を迎えた国債の償還資金を調達するために発行 |
| 財投債 | 財政投融資の資金を調達するために発行(財政融資資金特別会計国債) |
財政法第4条は、国の歳出は原則として公債以外の歳入でまかなうとしています(非募債主義)。また財政法第5条は、日本銀行による国債の直接引受けを原則として禁じています(市中消化の原則)。「建設国債の発行には特例法が必要」は×、特例法が必要なのは特例国債です。
財政:財政投融資と地方財政
財政投融資(財投)は、国の信用で調達した資金を使って、民間では難しい長期・低利の資金供給や大規模・超長期のプロジェクトを支える仕組みです。租税ではなく有償資金(返済が前提)を使う点が一般会計との違いで、「第二の予算」とも呼ばれます。
| 財源 | 内容 |
|---|---|
| 財政融資 | 財投債の発行などで調達した財政融資資金を、財投機関などに貸し付ける |
| 産業投資 | 財政投融資特別会計投資勘定の資金による出資など |
| 政府保証 | 財投機関が発行する債券・借入金に政府が保証を付ける |
財投機関は、政府保証のない財投機関債を自ら発行して市場から資金を調達することも求められています。2001年の財投改革で、郵便貯金・年金積立金を資金運用部に預託する義務が廃止され、市場原理に沿った仕組みに改められました。
地方財政の歳入の柱は、地方税、国から配分される地方交付税(使い道が自由な一般財源。地方公共団体間の財源の偏りを調整)、国庫支出金(使い道が決まった特定財源)、地方債などです。地方交付税と国庫支出金の「使い道の自由・不自由」の入れ替えに注意しましょう。
財政:プライマリーバランス(基礎的財政収支)
プライマリーバランス(PB)は、その年の政策的な経費を、借金に頼らずその年の税収などでまかなえているかを示す指標です。
- PB=(税収+税外収入)−(歳出総額−国債費〔債務償還費+利払費〕)
- PBが均衡していれば、債務残高は利払費の分だけ増える
- PBが黒字でも、金利が上がり利払費が増えれば財政収支(国債費を含めた収支)は赤字になりうる
例題3(プライマリーバランス)税収等が80兆円、歳出総額が110兆円、うち国債費が28兆円(債務償還費17兆円・利払費11兆円)のとき、プライマリーバランスはいくらか。
式:PB=税収等−(歳出総額−国債費)
計算:政策的経費=110−28=82兆円、PB=80−82=−2兆円
答え:2兆円の赤字(公債金は110−80=30兆円で、国債費28兆円を2兆円上回る)
試験に出るひっかけ(○×問題)
問1. 名目GDPが一定で、GDPデフレーターが上昇すると、実質GDPは増加する。
答え:× 実質GDP=名目GDP÷デフレーター×100なので、デフレーターが上がると実質GDPは減少します。
問2. 景気動向指数において、有効求人倍率(除学卒)は先行系列に採用されている。
答え:× 有効求人倍率は一致系列です。先行系列は新規求人数(除学卒)です。
問3. 景気動向指数は、2008年4月分からDI中心の公表形態に移行した。
答え:× CI中心の公表に移行しました。DIは参考指標です。
問4. 日銀短観の業況判断DIは、「良い」と回答した企業の割合から「さほど良くない」と回答した企業の割合を差し引いて求める。
答え:× 差し引くのは「悪い」と回答した企業の割合です。
問5. マネーストック統計のM2には、ゆうちょ銀行の預金が含まれる。
答え:× M2の通貨発行主体は国内銀行等で、ゆうちょ銀行は含みません。ゆうちょ銀行を含むのはM1・M3です。
問6. 現在の日本銀行の金融政策の中心的な手段は、預金準備率操作である。
答え:× 中心は公開市場操作です。預金準備率は1991年10月以降変更されていません。
問7. 建設国債は、財政法ではなく毎年度の特例法に基づいて発行される。
答え:× 建設国債は財政法第4条ただし書が根拠です。特例法が必要なのは特例国債(赤字国債)です。
問8. 国際収支において、海外子会社からの配当金の受取りは第一次所得収支に計上される。
答え:○ 利子・配当などの投資収益は第一次所得収支です。
この章の論点は外務員試験の模擬試験(一種・二種 各3回分・全問解答解説つき)でも出題しています。要点を読んだら、本番形式の問題で理解を確かめてください。
外務員の次に取る資格
金利や景気の数字は、外務員の仕事では「お客さまに相場を説明するための材料」として毎日のように使います。マクロ経済と金融政策が資産価格にどう効くのかをもう一段深く学びたい人には、経済学が試験科目に入っている証券アナリスト(CMA)やCFA®が次の選択肢になります。
金融機関で働く人が外務員の次に取っている資格については、こちらでまとめています。
【金融機関×CFA】銀行・証券・保険・アセマネ勤務の方がCFA®試験に挑む理由
よくある質問
Q. 名目GDPと実質GDPはどちらを見ればよいですか?
A. 景気の実態(生産量の増減)を見るなら実質GDPです。名目GDPは物価変動を含むため、物価が上がるだけでも増えます。両者の比率がGDPデフレーター(名目÷実質×100)です。
Q. 景気動向指数のCIとDIはどう違いますか?
A. CIは景気変動の大きさやテンポ(量感)を、DIは改善している指標の割合で景気の波及度を示します。2008年4月分からCI中心の公表になっており、DIは一致指数が50%を上回るかどうかで拡張・後退の目安にします。
Q. 日本銀行の政策金利は今いくらですか?
A. 2026年9月18日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)の誘導目標を1.25%程度に引き上げ、9月24日から適用しています。基準貸付利率は1.5%です。
Q. M2とM3の違いは何ですか?
A. 含まれる預金の種類は同じで、対象となる金融機関の範囲が違います。M2は国内銀行等に限られ、M3はゆうちょ銀行や信用組合などを含む全預金取扱機関が対象です。
参考(2026年9月確認):内閣府経済社会総合研究所「景気動向指数の概要」「名目値と実質値の違いは?」、日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2025年12月19日・2026年6月16日・2026年9月18日)、「2024年度の金融市場調節」「マネーストック統計のFAQ」「短観のFAQ」「国際収支関連統計のFAQ」、財務省「我が国の財政事情(令和8年度予算政府案)」。統計や政策金利は随時変わるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
