外務員一種|試験の概要・出題範囲・勉強の順番

結論:一種は『外務員必携』第1〜4巻のすべてが範囲です。100問・440点満点で、308点(7割)以上で合格です。

  • 信用取引・デリバティブを含むすべての有価証券の外務員の職務ができる資格
  • 二種との違いは信用取引とデリバティブ(第4巻)。それ以外の範囲は二種と同じ
  • 配点の大きい五肢選択(1問10点)の計算問題を先に固めるのが近道

一種の試験の概要

項目 内容
問題数 100問(○×70問・五肢選択30問)
配点 440点満点(○×1問2点・五肢選択1問10点)
合格点 308点以上(7割)
試験時間 2時間40分
方式・受験料 CBT(プロメトリック)・一般の受験者は12,169円(税込)
出題範囲 外務員必携 第1〜4巻
2025年度合格率 73.1%(7,408名中5,418名)

受験資格の制限はなく、二種を持っていなくても一種を受けられます。試験と登録の流れは証券外務員とは?仕事内容・一種と二種の違い・試験と登録の流れにまとめています。

勉強の順番

一種の目安は4週間です。配点から逆算した週ごとの進め方は証券外務員試験の勉強法とスケジュールを見てください。

  • 1週目:商品業務の計算(株式の投資計算・債券の利回り)
  • 2週目:デリバティブ(先物・オプション)と信用取引
  • 3週目:法令・諸規則の数字を○×問題で覚える
  • 4週目:関連科目(会社法・財務・税制)と総復習

一種だけの範囲:デリバティブ取引(第4巻)

先物・オプション・スワップは一種の独立科目です。理論価格・損益・オプションの感応度など、計算の出題が中心です。

必携の章 記事
第15章 デリバティブ取引①先物・スワップ
デリバティブ取引②オプション

法令・諸規則の記事

必携の章 記事
第2章 金融商品取引法①業者規制・外務員制度
金融商品取引法②取引所・自主規制・投資者保護基金
金融商品取引法③インサイダー取引・相場操縦
金融商品取引法④開示制度・5%ルール・TOB
第3章 金融サービス提供法と消費者契約法
個人情報保護法・犯罪収益移転防止法
第6章 協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員
協会規則②広告・株式・外国証券
第7章 取引所規則①市場区分・上場・売買立会
取引所規則②受託契約準則・信用取引・決済

商品業務の記事

必携の章 記事
第8章 株式業務①売買・注文の受託
株式業務②信用取引と外国株式
株式業務③証券投資計算
第9章 債券業務①基礎・発行市場・流通市場
債券業務②転換社債と利回り計算
第10章 投資信託①種類と仕組み
投資信託②基準価額・分配金・J-REIT
第11章 付随業務

関連科目の記事

必携の章 記事
第1章 証券市場の基礎知識
第4章 経済・金融・財政の常識
第5章 セールス業務
第12章 株式会社法①設立・株式
株式会社法②機関・組織再編
第13章 財務諸表
企業分析
第14章 証券税制①所得税・NISA
証券税制②相続税・贈与税

全29記事を章の順に並べた一覧は外務員必携の章別まとめにあります。範囲を絞って受けたい方は外務員二種のページもどうぞ。

模擬試験

本番と同じ100問・160分の模擬試験を3回分用意しています。全問に解答・解説と、上の各記事へのリンクがついています。3回とも8割を超えれば合格圏です。

外務員の次に取る資格

外務員の次に証券アナリスト(CMA)やCFA®を目指す人向けに、資格の違いと選び方を次の資格にまとめています。

参考(2026年9月確認):日本証券業協会「外務員資格試験」「外務員必携」。