今回は、日系金融機関のアジア拠点で、銀行の資金繰りやヘッジ業務に携わっているゆきさんにお話を伺いました。

2025年11月のレベル1試験に続き、2026年8月のCFAレベル2試験にも一発合格されました。

アウトプットに時間を確保した学習計画や、苦手分野を克服するための反復演習、モチベーションを維持する工夫など、CFA受験生の皆さんにとって参考になる内容です。

ぜひ最後までご覧ください。

対談動画(YouTubeリンク)

https://youtu.be/7YmBv7dBcHE

自己紹介/CFAを受験したきっかけ

現在は30代半ばに差しかかるところで、日系金融機関のアジア拠点に駐在し、銀行のバランスシートに関わる資金繰りやヘッジ業務を担当しています。

CFAという資格は日本にいた頃から知っていました。ただ、周囲に保有者があまりおらず、英語で金融の資格試験を受けるのは難しいだろうと考えていました。

一方、海外に来ると、CFAは身近な資格でした。若いスタッフも積極的に挑戦しており、カフェで勉強していると、知らない人から「今、レベルいくつですか」と声をかけられることもありました。

そうした環境に刺激を受け、自分も挑戦したいと思ったことが、受験のきっかけです。

また、今後も海外で働きたいと考える中で、英語に苦手意識があっても、CFAを通じて専門知識を示せれば、相手と共通の土台で話ができるのではないかと思いました。

金融の知識を持つ相手として信頼してもらい、海外での仕事に活かしたいという思いもありました。

受験を決意してから試験日までにやったこと

2025年11月にレベル1を受験し、その後はレベル2へ進もうと考えていました。ただ、12月はプライベートの事情で忙しく、ほとんど勉強できませんでした。

本格的に学習を始めたのは、2026年1月頃です。

まずは全体を一度通して把握することを優先し、3月末頃までにインプットを終え、4月からアウトプット中心の学習へ移りました。

ただ、問題演習を始めると、学んだ内容をほとんど覚えていないと感じました。インプットの段階でも、隙間時間に復習していれば、もう少し負担を減らせたかもしれません。

それでも、アウトプットに十分な時間を確保したこと自体は、正解だったと思います。

4月と5月は、一問一答形式の問題やPractice Problemsの解き直しを進めました。この時期は苦しかったものの、演習を通じて、自分の苦手分野がはっきりしました。

特にクオンツの時系列分析などは理解が難しく、直前期まで繰り返し取り組みました。時系列分析だけでも4〜5周ほど解き直したと思います。

何度も解くうちに、突然「なるほど」と理解がつながる瞬間があり、反復することの大切さを感じました。

全体では、Practice Problemsを3〜4周、Mock Examも4周ほど取り組みました。最後は理解できている問題を一部飛ばし、苦手な問題を優先しました。

公式のLearning Ecosystem(LES)は、主にデリバティブと苦手なクオンツの補強に使いました。

模試だけに偏らず、Practice Problemsや一問一答形式の問題にも幅広く取り組んだことが、合格につながったと感じています。

直前期の見直し資料も含めて復習した結果、本試験では、何の論点か分からない問題はほとんどありませんでした。

一方、Ethicsは二択まで絞れても迷う問題があり、他の分野より手応えが弱かったです。結果もその感覚に近く、今後に向けた課題だと感じています。

苦しい時をどう乗り越えたか

一番苦しかったのは、4月と5月のアウトプットを始めた時期です。

レベル1は短い問題をテンポよく解けましたが、レベル2は問題文が長く、解答や復習にも時間がかかります。

1時間勉強しても大問が一つしか終わらないことがあり、集中力が落ちたのではないかと、自信をなくすこともありました。

そこで、問題の負荷がレベル1とは違うのだから、時間がかかるのは仕方ないと割り切りました。

時間を細かく区切り、「ここまでは必ず進める」「大問を一つは終わらせる」といった小さな目標を決めて取り組みました。

息抜きも、なるべく机から離れずにできるものを選びました。その一つが、金融を題材にした小説を読むことです。

黒木亮さんの『巨大投資銀行』などを読み返すと、以前は読み飛ばしていた金融の話が、CFAの学習を通じて分かるようになっていました。

学んだ知識が小説の内容とつながることが面白く、勉強を再開するきっかけになりました。

気持ちが落ちたときに、金融の世界への興味を思い出せる息抜きを取り入れたことは、自分に合っていたと思います。

FA-Academyの良かった点と活用方法

レベル1から引き続き役立ったのは、要点集です。

学習中に得た情報を要点集へ集約し、いつでも見返せるように持ち歩いていました。

レベル2で特にありがたかったのは、Practice Problemsの解説動画と、直前期の最終チェック資料です。

レベル2の問題は負荷が大きく、自分で調べても理解できず、それだけで1時間ほどかかってしまうことがありました。

**解説動画で考え方を確認し、分からない箇所はすぐに質問できたことで、学習時間を大きく短縮できたと感じています。**体感では、自分だけで進めた場合の3分の1から4分の1程度の時間で済んだのではないかと思います。

また、直前期には、公式や受講生からよく出る質問をまとめた資料が役立ちました。

自分でまとめ資料を作るべきか、それとも問題をもう一巡するべきか迷っていた時期に、必要な内容が整理された資料をいただけたことは、大きな助けになりました。

AIも使っていましたが、自分が知りたい点に合った回答を得られないこともありました。そのため、講師が受講生の疑問や学習状況を踏まえて、重要な情報を整理してくれることに価値を感じました。

CFAレベル2に挑む方へ

レベル2は、レベル1と比べて覚える内容が増え、問題も難しくなるため、途中でモチベーションが下がることがあると思います。

私自身も、合格するイメージが持てず、苦しい時期がありました。

それでも、問題演習と復習を続けるうちに、少しずつ理解がつながり、合格を目指せるという感覚が出てきました。

最初からすべてを理解できなくても、苦手なテーマを繰り返し解くことで、分かるようになる瞬間があります。

苦しいときも考え込みすぎず、サポートを活用しながら、まずは目の前の学習を続けることが大切だと感じています。

Yukiさん、対談、誠に有難う御座いました!
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