【監査法人・USCPA保有】2児の子育てと両立しCFA Level3に合格!Yuichiroさんが再挑戦で実践した「書ける理解」を深める勉強法

今回は、監査法人でアセットマネジメント会社やファンドの監査に携わり、USCPA資格を保有されているYuichiroさんにお話を伺いました。
2023年11月にCFAレベル1、その翌年にレベル2へ一発合格。レベル3では初めて不合格を経験しましたが、学習方法を見直し、2026年8月の試験で見事合格されました。
再挑戦で意識したのは、問題を解けるだけでなく、「エッセイで問われたときに、自分で書けるか」という視点で理解を確認することでした。
要点集を使った知識の穴の洗い出し、カードによる反復学習、公式テキストの読み直しに加え、小さなお子さん2人の子育てと学習を両立する工夫も伺いました。
レベル3に初めて挑む方にも、再挑戦する方にも参考になる内容です。ぜひ最後までご覧ください。
対談動画(YouTubeリンク)
自己紹介/CFAを受験したきっかけ
現在、監査法人で、アセットマネジメント会社やファンドの監査業務に携わっています。
USCPAは監査法人に入る前に取得しました。
CFAに興味を持ったきっかけは、業務を通じて、金融や運用に関する知識をもっと身につけたいと感じたことです。
クライアントとのやり取りでは、専門用語が出てくることがあります。聞いたことのない言葉もあり、その都度調べれば理解できるものの、関連する知識を体系的に学びたいと考えるようになりました。
そこで、日本の証券アナリストやCFAといった資格を調べました。
実際に資格を持っている方と接する機会もあり、自分にはUSCPAの学習経験もあったため、CFAに挑戦することにしました。
ただ、最初からレベル3までの合格を強く意識していたわけではありません。
試験について調べる中で、レベル3にはエッセイ問題があると知り、少し身構えたこともありました。
それでも、まずはレベル1を受けてみようという気持ちで、学習を始めました。
受験を決意してから試験日までにやったこと
レベル1を受験したのは、2023年11月です。
当時は、学習方法について十分に情報収集していたわけではなく、Schweserを使えばよいと聞き、基本的なパッケージを購入しました。
その教材を使い、ひたすら勉強を進めていました。
実は、CFA協会の演習問題やMock Examの存在を知ったのは、試験の数日前でした。
直前にマイページを見て、模擬試験が用意されていることに気づいたという状況です。
情報収集には反省点がありましたが、Schweserの教材には真面目に取り組んでいたこともあり、レベル1には一発で合格できました。
合格後は、すぐにレベル2へ申し込み、翌年の11月に受験しました。
レベル2は難しくなると聞いていたため、今度はCFA協会の演習問題やMock Examにも取り組みました。
インプットには引き続きSchweserを使い、最初はSchweserの問題を解きました。その後、ある程度学習が進んだ段階で、協会の演習問題やMock Examへ移りました。
両方の教材を使っていたので、問題数はかなりこなしたと思います。
効率の面では改善の余地があったかもしれませんが、レベル2も一発で、比較的上位の成績で合格できました。
FA-Academyを知ったのは、レベル2の情報を集めていたときです。
メールマガジンに登録し、試験直前に配布されていた要点集を復習に使いました。
内容が体系的に整理されていて、自分の知識に抜けている部分を探すうえでも役立ちました。
そのときに、レベル3ではFA-Academyを利用したいと考えました。
レベル3では、Schweserを購入せず、FA-Academyの教材とCFA協会の公式教材を中心に学習しました。
初回の受験では、まず要点集の解説動画を見て、その範囲の問題を解く流れで進めました。
一通り学習した後は、協会の学習プラットフォーム上の問題やMock Examを解き、復習することを繰り返しました。
レベル1・レベル2で取り組んできたように、問題演習を重ねる方法で進めていたのですが、レベル3では、それだけでは足りなかったと感じています。
演習で出てきた問題は解けるようになっていても、角度を変えて聞かれると答えられない部分がありました。
問題として出ていなかった論点には、知識の穴が残っていたのだと思います。
初回は不合格となり、特にポートフォリオ・コンストラクションなど、十分に得点できなかった分野がありました。
再受験では、問題演習に加えて、全範囲の理解を確認し直すことを意識しました。
要点集を最初から見直し、「この内容がエッセイで出題されたら、自分で書けるか」という視点でチェックしました。
すると、見覚えはあっても、実際には書けそうにない論点が見つかりました。
初回は、そうした穴を残したまま受験していたのだと気づきました。
要点集や問題演習で理解が不十分だと分かった内容は、カードにまとめました。
キーワードや解説を書き、それを見たときに、必要な内容が頭に浮かぶかを繰り返し確認しました。
また、初回は公式テキストをあまり読めていなかったため、再受験では一通り読み、掲載されている例題にも取り組みました。
問題の答えを覚えるだけでなく、別の聞かれ方をしても対応できるように、理解を深めることを意識しました。
苦しい時をどう乗り越えたか
精神的に苦しかったのは、レベル3で初めて不合格になったときです。
レベル1とレベル2は一発で合格できていたため、落ち込む気持ちもあり、ここでやめるという選択肢が頭をよぎりました。
ただ、CFAの学習全体を振り返ると、レベル1とレベル2には合格し、レベル3も一度しっかり勉強したうえで受験しています。
自分の感覚では、ここまでで道のりの8〜9割は進んできたのではないかと思いました。
残りを頑張るのか、それともレベル2合格で終えるのか。自分に問いかけました。
仕事では、CFA資格を持っている方と名刺交換をする機会もあります。
ここでやめたら、そうした方に会うたびに、自分も最後まで挑戦しておけばよかったと思うのではないかと感じました。
それは避けたいと思い、もう一度取り組むことを決めました。
再挑戦では、一度の結果に気負いすぎず、長い目で挑戦を続けようという気持ちも持つようにしました。
その一方で、「次で終わらせたい」という思いもありました。
勉強が軌道に乗ってからは、それまで学習を生活の一部にしてきたこともあり、意外と自然に取り組めました。
レベル1からレベル3までを通して、実際に一番大変だったのは、勉強時間の確保です。
小さな子どもが2人いるため、平日にできなかった分を、土日にまとめて勉強することは難しい状況でした。
休日も、まとまって勉強できるのは、基本的に子どもが寝た後です。
そのため、スマートフォンやiPadを使い、隙間時間を活用しました。
例えば、子どもの習い事を待っている間に、FA-Academyの動画を見ることもありました。
問題も動画も端末から確認できるため、短い時間でも学習を進められました。
また、全く勉強しない日を作らないことも意識していました。
帰宅が遅くなった日でも、少しは教材に触れるようにしていました。
一日やらないと、そのまま学習が途切れてしまうのではないかと考えていたためです。
自分の場合は、短時間でも続けることが、学習習慣を維持するうえで役立ちました。
FA-Academyの良かった点と活用方法
まず、要点集が分かりやすかったです。
日本語で体系的に整理されていて、広い学習範囲を確認するうえで役立ちました。
レベル2のときは、直前の復習や知識の穴を探すために使いました。
レベル3の再受験では、「この論点を自分で説明できるか」「エッセイとして書けるか」を確認するために活用しました。
読むだけで終わらせず、内容を自分の頭から取り出せる状態にすることが大切だと感じました。
次に、エッセイ特訓会です。
答案を採点していただくことに加え、他の受講生の解答を見ることで、自分の答案の作り方を見直せました。
独学だったら、解説や模範解答を書き写すような勉強をしていた可能性が高いと思います。
特訓会を通じて、自分で答案を作成し、改善する練習ができたことは良かったです。
また、Ethicsの特訓会の動画や、直前期に提供された全体のまとめ資料、Q&Aを整理した資料も活用しました。
最後の総復習で確認してみると、理解や記憶から抜けていた内容が見つかることがありました。
直前に見直していなければ、本番でも対応できなかったかもしれないと感じる論点もあり、最後の確認に役立ちました。
要点集で全体を整理し、公式教材で理解を深め、特訓会で答案作成を練習する。そのうえで、直前期の資料を使って抜けを確認できたことが良かったと思います。
CFAレベル3に挑む方へ
個人的には、レベル3は、レベル1・レベル2よりも難しく感じました。
特にエッセイ問題では、選択肢をヒントに考えることができません。
解答欄が白紙の状態なので、分からなければ、本当に何も書けなくなってしまいます。
そのため、私が初回に経験したように、「解いたことのある問題には答えられるけれど、角度を変えて聞かれると分からない」という状態を残さないことが大切だと思います。
自分では「ここまで理解できていれば大丈夫」と思っていても、さらに二歩、三歩先まで理解するつもりで取り組む。
そのくらいの気持ちで、エッセイ対策を進めるとよいのではないかと思います。
要点集やテキストを読んだときに、内容を知っているかだけでなく、問われたときに自分で書けるかを確認していただきたいです。
レベル3までたどり着いた方には、すでにレベル1とレベル2を突破してきた力があります。
再挑戦する方も、これまで積み重ねた学習を土台に、足りない部分を一つずつ埋めていけばよいと思います。
「これで最後にする」という気持ちで、ぜひ最後まで取り組んでいただきたいです。

















