今回は、日系アセットマネジメント会社で海外インフラ投資に携わり、USCPA資格を保有されているYusukeさんにお話を伺いました。

2023年8月にCFAレベル1、その翌年にレベル2へ合格。レベル3は初回の受験で惜しくも不合格となりましたが、学習方法を見直し、2026年8月の試験で見事合格されました。

再受験に向けて大きな課題となったのは、モチベーションの立て直しと、エッセイ問題への対策でした。

日本語の要点集を使った効率的な復習、CFA協会の公式演習問題への取り組み、毎週のエッセイ特訓会を通じたアウトプットの強化など、レベル3の合格を目指す方に参考になる内容です。

ぜひ最後までご覧ください。

対談動画(YouTubeリンク)

自己紹介/CFAを受験したきっかけ

現在、年齢は30代半ばで、日系のアセットマネジメント会社に勤務しています。

担当しているのは、オルタナティブ投資の中でも、海外インフラへの投資という分野です。

これまでのキャリアも、大半がインフラへの投資や融資に関わるものでした。

金融には幅広い分野がある一方で、自分が見ている領域は限られているのではないかと感じるようになりました。

そこで、自己研鑽の一環として、さまざまな金融分野の知識を幅広く身につけたいと考え、CFAの学習を始めました。

CFAを受験する前には、USCPAも取得していました。そのため、会計分野については、ある程度の知識がある状態でのスタートでした。

受験を決意してから試験日までにやったこと

レベル1を受験したのは、2023年8月です。

毎年8月に受験するようにしていて、その翌年にはレベル2にも合格できました。

レベル1とレベル2は、Schweserの教材を使った独学で進めました。

テキストを読み、練習問題を解いて、試験に臨むという学習方法です。

USCPAで学んだ経験もあり、レベル1の財務諸表分析をはじめ、全体的に比較的スムーズに学習を進められました。

レベル2は、それよりも内容が深くなったと感じましたが、同じように教材を読み、問題を解く方法で合格できました。

そのため、レベル3の初回も、それまでと同じ学習スタイルで取り組みました。

Schweserの教材を購入し、テキストと練習問題を中心に勉強しましたが、結果は不合格でした。

合格ラインまで僅差だったこともあり、悔しさが残りました。

振り返ると、初回はCFA協会の公式演習問題であるPractice Problemsに取り組んでおらず、エッセイ問題への対策も十分ではありませんでした。

エッセイについては、Schweserの模範解答を自分なりに要約して書ければよいのではないかと考えていました。

どのような答案が得点につながるのか、何をどこまで書く必要があるのかが曖昧なまま、試験を受けていたと思います。

再受験に向けては、2026年1月に8月の試験へ申し込みました。

その後、FA-Academyの講座を知り、3月14日に申し込みました。

学習を再開してからは、要点集を使った復習と、CFA協会のPractice Problemsに取り組みました。

一度学んだ内容だったこともあり、要点集を使うことで、各論点を効率的に振り返ることができました。

3月から5月初め頃にかけて、完全にやり切れていない部分はありましたが、選択したパスウェイの範囲も含め、まずは一通り学習を進めました。

5月からは、エッセイ特訓会に参加しました。

初回受験で学んだ知識はありましたが、答案を書くことに自信があったわけではありません。

特訓会で実際に問題を解き、解答を作成する中で、少しずつ答案をブラッシュアップしていきました。

初回と比べると、今回はアウトプットの練習量が増えたと思います。

知識を復習するだけでなく、問われた内容に対して、どのように答えるかを意識して練習できたことが、大きな違いでした。

苦しい時をどう乗り越えたか

一番難しかったのは、不合格になった後のモチベーションの立て直しです。

1月に再受験を申し込んだものの、なかなか勉強する気持ちになれませんでした。

Schweserのテキストを開いても、「これは前にも見た内容だな」「またこの内容を英語で読むのか」と感じてしまい、正直、学習に身が入りませんでした。

FA-Academyの講座を知った後も、すぐに動き出せたわけではありません。申し込むまで、少し時間がかかってしまいました。

そこから学習を立て直すきっかけになったのが、要点集でした。

一度学習した内容を、要点が整理された教材で振り返れたため、効率よく復習できました。

そのあたりから、少しずつモチベーションが回復していったと思います。

また、毎週のエッセイ特訓会も、学習を続けるうえで大きな支えになりました。

自分は、つい勉強を後回しにしてしまうことがあります。

それでも、「次の特訓会までに、この範囲を復習し直そう」と考えることで、取り組むべきことが明確になりました。

毎週の予定があることで、そこに向けて準備を進められました。

自分一人では学習のペースを保ちにくいときも、特訓会がペースメーカーになってくれたと感じています。

FA-Academyの良かった点と活用方法

まず、要点集を使って、効率的に復習できたことが良かったです。

再受験では、一度学んだ内容をもう一度確認する必要があります。

ただ、同じ英語のテキストを最初から読み直そうとすると、なかなか気持ちが乗りませんでした。

要点集を活用することで、各論点を整理しながら復習でき、学習を再開するきっかけにもなりました。

次に、エッセイ問題への取り組み方を学べたことです。

初回受験では、エッセイがどのように採点されるのかを十分に理解していませんでした。

模範解答を短くまとめて書ければよいのではないかという、曖昧な方法で勉強していました。

FA-Academyでは、採点の考え方や解答の作り方を教えていただき、実際の問題を使って練習できました。

エッセイ対策にきちんと取り組めたのは、今回が初めてだったと思います。

また、毎週の特訓会があることも大きかったです。

次の回までに復習する範囲を決められるため、学習のペースを作りやすくなりました。

問題を解くだけでなく、そこに向けて知識を確認し直す習慣にもつながりました。

さらに、分野別の特訓資料も活用しました。

例えば、カレンシーマネジメントについては、過去の特訓会の資料が公開されていました。

自分の中で理解が十分ではなく、自信のない分野だったため、こうした資料は大変参考になりました。

全体の復習には要点集を使い、エッセイ特訓会でアウトプットを練習し、苦手な分野は個別の資料で補強する。

そのように、必要に応じて教材を使い分けられたことが良かったと思います。

CFAレベル3に挑む方へ

自分の経験からお伝えしたいのは、レベル3では、レベル1・レベル2から学習方法を切り替える必要があるということです。

私自身、レベル1とレベル2は、それまでの勉強方法で合格できました。

そのため、レベル3も同じように進めればよいと考えていましたが、実際には試験への取り組み方が大きく異なると感じました。

選択式の問題では、選択肢を見て、学んだ内容を思い出せることがあります。

一方、エッセイ問題では、内容を曖昧に覚えているだけでは、必要なことを自分で書けません。

知識を身につけることに加えて、問われた内容に対し、どのように答えるのかを練習する必要があります。

エッセイの書き方にも、押さえるべきポイントがあると感じました。

私のように、学習方法や取り組み方が曖昧なまま受験することがないよう、早い段階で対策の方向性を確認していただきたいです。

レベル3は、それまでとは異なる準備が必要な試験です。

ただ、適切な方法で学習を進めれば、合格を目指せると思います。

これから受験される皆さんも、ぜひ頑張ってください。

Yusukeさん、対談ありがとうございました!
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