CFA®︎ Level 2「Economics(経済学)」で使われる重要用語を、学習単元(Learning Module)ごとに英語・日本語訳・意味の3点セットで整理しました。全2単元・20語を収録しています。英語の協会テキストを読むときの辞書代わりにお使いください。
単元(LM)一覧
Economics の重要用語(LM別)
LM1 Currency Exchange Rates: Understanding Equilibrium Value(為替レート:均衡価値の理解)
Bid–Offer Spread
ビッド・オファー・スプレッド
ディーラーがベース通貨を売る価格(オファー)と買う価格(ビッド)の差。通貨ペア、時間帯、ボラティリティ、取引金額などで幅が変わる。
Triangular Arbitrage
三角裁定
3つの通貨の相場を使い、提示されたクロス・レートと2つの通貨ペアから導かれるクロス・レートの矛盾を突いて無リスクの利益を得る取引。
Forward Premium / Discount
フォワード・プレミアム/ディスカウント
フォワード・レートと直物レートの差。差がプラスならベース通貨はフォワード・プレミアム、マイナスならディスカウントの状態にある。
Covered Interest Rate Parity
カバー付き金利平価
為替を先渡でヘッジした外貨運用の収益が国内運用の収益と等しくなる関係。裁定によって成立し、フォワード・レートを決める。
Uncovered Interest Rate Parity
カバーなし金利平価
為替をヘッジしない場合、高金利通貨は金利差の分だけ減価すると期待されるという関係。裁定で強制されず、短中期では成立しにくい。
Forward Rate Parity
フォワード・レート・パリティ
フォワード・レートが将来の直物レートの不偏推定量になるという関係。カバー付きとカバーなしの金利平価が同時に成り立つ場合に成立する。
Purchasing Power Parity (PPP)
購買力平価(PPP)
為替レートが各国の物価水準やインフレ率の差を反映して決まるという考え方。絶対的・相対的・事前(ex ante)PPPがあり、長期の目安となる。
International Fisher Effect
国際フィッシャー効果
実質金利が各国で等しいとき、名目金利の差が期待インフレ率の差に等しくなるという関係。実質金利平価とフィッシャー効果から導かれる。
Carry Trade
キャリー・トレード
低金利通貨で資金を調達し高金利通貨で運用する戦略。カバーなし金利平価が短中期に成立しないことを利用し、市場混乱時に急な損失を被りやすい。
Mundell–Fleming Model
マンデル=フレミング・モデル
金融政策と財政政策が金利と資本移動を通じて為替に与える影響を説明するモデル。資本移動性が高いと、財政拡張と金融引き締めは通貨高を招く。
LM2 Economic Growth(経済成長)
Potential GDP
潜在GDP
経済が労働・資本・技術を持続可能な形で活用したときに生み出せる産出量。その伸び率が持続可能な経済成長率を表す。
Capital Deepening
資本深化
労働者1人当たりの資本(資本労働比率)が増えること。生産関数に沿った移動にあたり、資本の限界収益逓減により効果はしだいに小さくなる。
Total Factor Productivity (TFP)
全要素生産性(TFP)
資本や労働といった明示的な投入では説明できない産出の伸びを表す尺度。技術進歩などを反映し、生産関数全体を上方にシフトさせる。
Growth Accounting
成長会計
産出の成長率を、TFPの伸び、資本の寄与、労働の寄与に分解する枠組み。潜在GDP成長率の推計や成長要因の分析に用いる。
Cobb–Douglas Production Function
コブ=ダグラス型生産関数
産出を Y = A × K^α × L^(1−α) で表す生産関数。αは資本分配率、1−αは労働分配率を表し、規模に関して収穫一定となる。
Dutch Disease
オランダ病
天然資源の輸出拡大で自国通貨が上昇し、製造業など他の輸出産業の競争力が損なわれる現象。資源の豊富さが成長につながらない例とされる。
Classical Growth Theory
古典派成長理論
マルサスに代表される理論で、1人当たり所得の増加は人口増加を招き、所得は最低生活水準に戻ると考える。持続的な成長を想定しない。
Neoclassical Growth Theory
新古典派成長理論
ソローの理論で、資本の限界収益逓減を前提に、長期の成長率は外生的なTFPの伸びと労働の伸びで決まるとする。貯蓄率は成長率を恒久的には変えない。
Endogenous Growth Theory
内生的成長理論
研究開発や人的資本の外部効果によって技術進歩をモデル内で説明する理論。資本全体の収益が逓減せず、貯蓄・投資が長期の成長率を高め得る。
Convergence Hypothesis
収束仮説
1人当たり資本の少ない国ほど成長率が高く、先進国との所得差が縮まるという仮説。絶対的収束、条件付き収束、クラブ収束の3種類がある。
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