外務員の基礎

証券外務員の合格点は何点?一種308点・二種210点の内訳と、何問正解すれば受かるか

証券外務員の合格点は何点?

結論:証券外務員の合格点は、一種が440点満点中308点、二種が300点満点中210点。どちらも「満点の7割」です。

  • 配点は○×問題が1問2点、五肢選択が1問10点(五肢択二は各5点)。問題数の7割ではなく、点数の7割で合否が決まります
  • 点数の約3分の2は五肢選択です。一種は五肢選択で17問、二種は11問を下回ると、○×を全問正解しても合格点に届きません
  • 安全圏の目安は○×で9割、五肢選択で7割。一種は336点、二種は230点になります
  • 合格点は毎回固定です。他の受験者の出来で上下することはありません

この記事では、合格点の数字だけでなく「○×と五肢選択を何問ずつ取れば受かるか」を組み合わせの表にしました。一種・二種そのものの違いは証券外務員とは?をご覧ください。

一種・二種の合格点と試験の形式

日本証券業協会が定める合否判定基準は、一種が440点満点の7割(308点)以上、二種が300点満点の7割(210点)以上です。

項目 一種 二種
問題数 100問 70問
○×問題(1問2点) 70問・140点 50問・100点
五肢選択(1問10点) 30問・300点 20問・200点
満点 440点 300点
合格点 308点以上(7割) 210点以上(7割)
試験時間 2時間40分 2時間
合格率(2025年度・一般受験者) 73.1% 68.1%

五肢選択には、語句を選ぶ問題と計算問題があります。5つの選択肢から2つを選ぶ「五肢択二」は、1つ正解するごとに5点です。両方そろわなくても部分点が入ります。

配点の内訳:点数の3分の2は五肢選択

問題数では○×が7割を占めますが、点数で見ると逆転します。五肢選択は一種で440点中300点(約68%)、二種で300点中200点(約67%)です。

区分 一種 二種
○×問題の点数 140点(約32%) 100点(約33%)
五肢選択の点数 300点(約68%) 200点(約67%)
○×を全問正解しても 残り168点が必要 残り110点が必要

つまり、「○×で稼いで五肢選択は捨てる」作戦は成り立ちません。五肢選択1問(10点)は、○×5問分にあたります。

何問正解すれば合格か:組み合わせの早見表

五肢選択の正答数ごとに、○×であと何問取れば合格点ちょうどになるかを計算しました。五肢択二の部分点は、5点を0.5問として数えてください。

一種(合格点308点)

五肢選択の正答(30問中) ○×で必要な正答(70問中)
五肢選択24問(8割) 34問(約5割)
五肢選択21問(7割) 49問(7割)
五肢選択20問 54問(約8割)
五肢選択19問 59問(約8割)
五肢選択18問(6割) 64問(約9割)
五肢選択17問 69問(ほぼ全問)
五肢選択16問以下 全問正解でも最大300点で届かない

二種(合格点210点)

五肢選択の正答(20問中) ○×で必要な正答(50問中)
五肢選択16問(8割) 25問(5割)
五肢選択14問(7割) 35問(7割)
五肢選択13問 40問(8割)
五肢選択12問(6割) 45問(9割)
五肢選択11問 50問(全問)
五肢選択10問以下 全問正解でも最大200点で届かない

表の下の行ほど、○×でのミスが許されなくなります。五肢選択で一種は18問、二種は12問を下回ると、○×は9割以上が必要になり、かなり苦しくなります。

本番で狙う点数:○×9割・五肢選択7割

試験当日は、見直しの時間が足りなかったり、知らない論点が出たりします。合格点ちょうどを狙うのではなく、20〜30点の余裕を持たせた目標を置きましょう。

目標点の目安(○×9割・五肢選択7割)

一種:○×63問×2点=126点+五肢選択21問×10点=210点 → 336点(合格点+28点)

二種:○×45問×2点=90点+五肢選択14問×10点=140点 → 230点(合格点+20点)

模擬試験でこの点数を安定して超えられるようになったら、本番に進む目安です。

合格点に届かせる勉強の優先順位

点数の3分の2を占める五肢選択、中でも計算問題を確実に取れるかで合否が分かれます。計算は解き方を一度覚えれば毎回同じように解けるので、点数に直結しやすい分野です。

○×問題は、法令・諸規則の「期間・金額・例外」を入れ替えるひっかけが中心です。外務員必携の章別記事の一覧は外務員必携の章別まとめにあります。全体のスケジュールは勉強法とスケジュールにまとめています。

試験結果の出方と、不合格だったとき

外務員試験はパソコンで受けるCBT方式です。試験が終わるとその場で画面に結果(正解率)が表示されます。一般の方が受験した場合は、予約時に登録したメールアドレスにも「受験結果通知」が届きます。勤務先を通じて申し込んだ場合、合否の扱いは会社の人事部などに確認してください。

不合格だった場合は、受験日の翌日から30日を経過する日まで、日本証券業協会が実施する外務員資格試験を受けられません。研修中に受ける新入社員は、再受験までの期間も含めてスケジュールを組んでおくと安心です。

合格点についてよくある勘違い

問1. 全体の7割の問題に正解すれば合格できる。

答え:× 基準は問題数ではなく点数の7割です。○×ばかり正解して五肢選択を落とすと、7割の問題に正解しても不合格になります。

問2. 二種は○×問題を全問正解すれば合格できる。

答え:× ○×を全問正解しても100点です。合格点の210点には、五肢選択であと11問(110点)が必要です。

問3. 一種と二種では、合格に必要な得点の割合が違う。

答え:× どちらも満点の7割です。一種は440点中308点、二種は300点中210点です。

問4. 五肢択二の問題は、2つとも正解しないと得点にならない。

答え:× 正解1つにつき5点が入ります。1つだけ正解でも5点です。

問5. 合格点は、その回の受験者全体の出来に合わせて調整される。

答え:× 合格点は満点の7割で固定です。周りの受験者の点数で上下することはありません。

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よくある質問

Q. 証券外務員試験の合格点は何点ですか?

A. 一種は440点満点中308点以上、二種は300点満点中210点以上です。どちらも満点の7割が合格ラインです。

Q. 何問正解すれば合格できますか?

A. 五肢選択の正答数によって変わります。たとえば一種は五肢選択21問+○×49問、二種は五肢選択14問+○×35問で合格点ちょうどです。五肢選択が一種で16問以下、二種で10問以下だと、○×を全問正解しても合格点に届きません。

Q. 合格点は回によって変わりますか?

A. 変わりません。合否判定基準は「満点の7割以上」と決まっていて、他の受験者の点数で合格点が上下する仕組みではありません。

Q. 不合格だった場合、すぐに再受験できますか?

A. できません。受験日の翌日から30日を経過する日までは、外務員資格試験を受けられません。その期間に苦手な計算問題と模擬試験の復習を進めておきましょう。

参考(2026年9月25日確認):日本証券業協会「外務員資格試験」(試験の概要・合否判定基準・申込方法・過去2年間の受験者数、合格者数及び合格率)。合格率は同協会が公表する一般受験者の数字です。試験制度は変わることがあるため、受験前に公式サイトで最新情報をご確認ください。