Learning Module 2「Types of Financial Returns(金融リターンの種類)」は、株式・債券などの金融資産、デリバティブなどの金融商品、金利・為替などの金融指標について、リターンの源泉とリスクの違いを比べる単元です。

本記事では、最新版カリキュラムのLOS(Learning Outcome Statement)と、この単元の重要論点を日本語で整理しました。

LM2のLOS(学習目標)

LOSは、この単元で「できるようになるべきこと」として示されている学習目標です。LM2には1つのLOSがあります。

  1. LOS 1:金融資産・金融商品・金融指標のさまざまなリターンを計算・比較・解釈するcalculate, compare, and interpret different types of returns for financial assets, instruments, and indicators

LM2のまとめ

この単元の要点をまとめると、次のとおりです。

  • 長期で見ると、株式のリターンは債券のリターンを上回ってきた
  • 投資リスクは、市場全体に影響するマクロ(システマティック)リスクと、個別の発行体やセクターに固有のミクロ(アンシステマティック)リスクに分けられる
  • リスクとリターンのトレードオフ:高いリターンの可能性は、高いリスクとの引き換えになる
  • 外国資産のリターンは、現地通貨ベースのリターンと為替の変化の両方で決まる

以下、LOSごとに重要論点を整理します。

LOS 1:金融資産・金融商品・金融指標のさまざまなリターンを計算・比較・解釈する

金融資産(現金・株式・債券・ハイブリッド)、それを取引可能にした金融商品(株式・債券のほかデリバティブなど)、そして自らはキャッシュフローを生まない金融指標(金利・為替レート・株価指数)を区別し、それぞれのリターンの性質を比べます。外国の資産に投資したときは、現地通貨でのリターンと為替の変化を掛け合わせて自国通貨ベースのリターンを求めます。

  • 株式:リターンの大半は価格リターンで変動が大きい。配当は変動的
  • 債券:クーポン(固定または変動)が中心。価格は金利水準と発行体の信用力で動く
  • ハイブリッド(優先株・転換社債など):株式と債券の中間的な性質
  • リスクフリー・レート:短期国債(例:3か月の米国債)の利回りで代用
  • 自国通貨ベースのリターン = (1+現地通貨リターン)(1+外貨の変化率) − 1
  • 長期の実績では、株式は債券より高く、かつ振れ幅の大きいリターン(リスクとリターンのトレードオフ)
R_自国通貨 = (1 + R_現地)(1 + R_為替) − 1

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