Learning Module 8「Guidance for Standard VII: Responsibilities as a CFA Institute Member or CFA Candidate(基準VII:CFA協会会員・受験者としての責任)」は、基準VIIの2項目(CFA協会プログラムへの参加者としての行動、CFA協会・CFA称号・CFAプログラムへの言及)を、試験情報の共有、会員資格の表示、称号の使い方などの具体的な状況に当てはめ、違反を防ぐ手続を扱う単元です。

本記事では、最新版カリキュラムのLOS(Learning Outcome Statement)と、この単元の重要論点を日本語で整理しました。

LM8のLOS(学習目標)

LOSは、この単元で「できるようになるべきこと」として示されている学習目標です。LM8には2つのLOSがあります。

  1. LOS 1:CFA協会の倫理規範と職業行為基準を具体的な状況で解釈し、十分な知識を示すdemonstrate a thorough knowledge of the CFA Institute Code of Ethics and Standards of Professional Conduct by applying the Code and Standards to specific situations
  2. LOS 2:倫理規範と職業行為基準への違反を防ぐための実務と手続を推奨するrecommend practices and procedures designed to prevent violations of the Code of Ethics and Standards of Professional Conduct

LM8のまとめ

この単元の要点をまとめると、次のとおりです。

  • CFAプログラムの誠実性と安全性は、称号の価値を支える基盤であり、試験の機密情報の漏えいはこれを損なう
  • 試験後に、具体的な問題や出題された内容を共有することは違反。公開されているカリキュラムの一般的な範囲について話すことは可能
  • 協会の方針や試験制度に対して批判的な意見を述べることは違反ではない
  • 会費の未払いや職業行為声明の未提出で会員資格を失った場合は、現在の会員であると表示できない
  • CFA称号は「CFA charterholder」のように使い、「a CFA」のような名詞的な用法や、称号の予定を示す表示は不可
  • 受験者は受験中であることを示せるが、「CFA Level II」のような部分的な称号を示す表示は不可

以下、LOSごとに重要論点を整理します。

LOS 1:具体的な状況での基準VIIの解釈

CFA協会や称号に関わる状況では、試験の機密性表示の正確さが判断の中心です。

  • VII(A):試験問題・出題内容の共有、試験中の不正、試験規則の違反
  • VII(A):職業行為声明や継続教育の申告での虚偽
  • VII(B):会員資格は会費の支払いと職業行為声明の提出で維持
  • VII(B):称号の意味の誇張や、成績と結びつける表示の禁止
  • VII(B):受験の表示は登録中・結果待ちの場合のみ、部分的な称号は存在しない

LOS 2:違反を防ぐ実務と手続

会社と個人の双方で、称号・会員資格の表示ルールを確認できる体制が推奨されます。

  • 会社による称号・受験の表示方法の周知
  • 名刺・プロフィール・広告資料の表示の確認
  • 会員資格の維持手続(会費・職業行為声明)の管理
  • 試験の機密保持に関する規則の理解
  • 事実に基づく表示(合格の事実、称号取得に要する努力)の活用

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