【事業会社・シンガポール駐在】YamaryuさんがCFA全レベルに一発合格!繁忙期を見据えた前倒し学習とAI活用の勉強法

今回は、日系事業会社からシンガポールに駐在し、経理・財務・FP&Aなどの経営管理業務に携わるYamaryuさんにお話を伺いました。
2024年5月にCFAの学習を始め、同年11月にレベル1、2025年11月にレベル2、そして2026年8月にレベル3へ合格。約2年3か月で、全レベルを一度の受験で突破されました。
レベル3では、業務が忙しくなる時期を見据えて学習を前倒しし、約2か月で要点集と公式演習問題の1周目を終了。その後は、エッセイ特訓会や公式模試で答案作成力を磨きました。
さらに、NotebookLMに蓄積した学習履歴から、自分専用の弱点集を作成。繁忙期後のキャッチアップや、直前期の総復習に活用されました。
多忙な社会人が学習計画をどう立て、合格までやり切ったのか。ぜひ最後までご覧ください。
対談動画(YouTubeリンク)
自己紹介/CFAを受験したきっかけ
現在、日系事業会社からシンガポールの会社に出向し、経理・財務・FP&Aなど、経営管理に関する業務を担当しています。
もともと、日本では事業開発や、資金調達・資金計画といった業務に携わっていました。
その後、シンガポールの会社を買収する案件に関わり、買収後の企業統合を進めるため、現地に出向しました。
シンガポールに来てからは、それまで担当していなかった経営管理の仕事や、投資判断に関わる仕事も増えました。
業務の幅が広がる中で、自分の知識が足りないと感じたことが、CFAを学び始めたきっかけです。
幅広い知識を体系的に身につけるうえで、CFAレベル1の内容がちょうどよいと考えました。
会計士資格は持っておらず、取得していた資格は簿記2級です。
一方、会計や財務については、実務を通じて断片的に知っている内容もありました。そうした知識を整理し、業務で扱う範囲を超えて学ぶために、2024年5月から勉強を始めました。
受験を決意してから試験日までにやったこと
レベル1を受験したのは、2024年11月です。
学習には、Kaplan Schweserの教材を使いました。
範囲は広く、問題数も多かったのですが、内容は比較的入門的で、実務で知っている知識も活かせました。
そのため、全体としては取り組みやすかったという印象です。
ただ、試験の約2週間前に公式Mock Examを解いたところ、それまで使っていた教材との難易度や出題形式の違いに驚きました。
この経験から、次のレベルでは公式問題を意識して準備しようと考えました。
レベル2は、2025年11月に受験しました。
学習にはPrepNuggetsの動画と、公式Mock Examを使いました。
普段から英語で仕事をしていたため、英語でのインプットに大きな支障はありませんでした。また、自分にはテキストよりも動画の方が分かりやすく、学習を進めやすかったです。
ただ、レベル2では、求められる理解の深さが一気に増したと感じました。
幅広いトピックを深く理解する必要があり、計算問題も多かったため、学習全体ではレベル2が一番きつかったと思います。
学習を始めた頃は、本当に全範囲を終えられるのだろうかと感じていました。
レベル3については、レベル2の合格発表を待たず、試験直後から学習を始めました。
理由は、学習の間隔を空けたくなかったからです。
実は、レベル1の受験後は、半年ほど何も勉強していない時期がありました。
その後、レベル2の学習を始めると、レベル1で学んだことをかなり忘れていると気づきました。
同じことを繰り返さないために、レベル3へ進むと決めた段階で、すぐに学習を続けようと考えました。
FA-Academyでレベル3の学習を始めたのは、2025年11月24日です。
利用を決めた一番の理由は、エッセイ対策でした。
選択式問題であれば独学で進められても、エッセイは何を書けばよいのか分からず、サポートを受けたいと考えました。
また、仕事の都合で、翌年の5月・6月・7月は勉強時間を取りにくくなることが分かっていました。
そのため、最初から前倒しで進める方針でした。
5月にエッセイ特訓会が始まるまでに、要点集と公式問題を繰り返し確認し、公式テキストの例題にも取り組むことを目標にしました。
まず、要点集と解説動画で学びながら、公式のPractice Problemsを一通り解きました。
1周目が終わったのは、1月末頃です。11月後半から、約2か月で一通り進められました。
その後、復習をしてから、Learning Ecosystem、いわゆるLESのWeb上の問題に取り組みました。
さらに、公式テキストの例題も、エッセイ特訓会が始まる前に一通り確認しました。
5月からは、エッセイ特訓会と並行して、Mock Examに取り組みました。
模試は2〜3週間に1回程度のペースで進め、1回ごとの復習に時間をかけました。
最初に解いたのは5月中旬で、NotebookLMを使って採点した結果では、約81%でした。
その後もおおむね8割前後でしたが、仕事が忙しく、勉強時間を取れなかった時期の後には、約68%まで下がったこともありました。
そこから復習を進め、最後は約85%まで戻しました。
ただ、点数がよくても、十分に理解できているとは限らないと感じていました。
曖昧な記憶で書いた内容が、たまたま正解につながることもあったからです。
模試の復習や他の受講生の質問を通じて、理解が不十分な点に気づくこともあり、継続して確認しました。
直前期には、NotebookLMを使って、自分専用の弱点集や総復習資料を作りました。
学習開始時から、資料の確認や勉強にはNotebookLMとiPadを使っており、過去の疑問点や間違えた内容、自分の解答が蓄積されていました。
それらをまとめてもらい、読み直して理解が浅い部分を見つけたら、追加で質問する。その内容を、また資料に反映してもらうという流れを繰り返しました。
本番では、全く知らないトピックは、ほとんどなかったと感じています。
一方で、存在は知っていても、詳しい計算まで踏み込めておらず、対応できなかった問題もありました。
選択式問題にはある程度の自信がありましたが、エッセイでどこまで得点できたかは分からなかったため、合格発表までは不安も残っていました。
苦しい時をどう乗り越えたか
一番苦しかったのは、仕事が忙しく、勉強時間を確保できなかった時期です。
四半期決算や年度末決算、会計監査の時期は、業務が集中します。
仕事に追われる中で、勉強も進められないため、気持ちの面でも負担がありました。
忙しくなることは事前に分かっていたので、学習は前倒ししていました。それでも、勉強できない期間が続くと、知識が抜けていく不安はありました。
その時期は、無理に解決することが難しかったため、繁忙期が終わってから、集中的にキャッチアップしました。
そこで役立ったのが、NotebookLMに残していた学習履歴です。
過去の疑問や間違いをもとに作った、自分専用の弱点集を使い、理解が落ちている部分を確認しました。
模試2回分程度の演習と復習を進める中で、感覚を取り戻せたと思います。
振り返ると、過去の勉強の履歴をしっかり残していたことが、非常に役立ちました。
時間が限られる中でも、自分がどこでつまずいたのか、何を確認する必要があるのかを振り返れたため、学習を再開しやすかったです。
FA-Academyの良かった点と活用方法
大きく三つあります。
一つ目は、日本語の要点集と、Practice Problemsの解説動画です。
これらがあったおかげで、1周目の学習を早く進められました。
11月後半から始め、1月末頃までにPractice Problemsを一通り終えられたことは、その後の学習にも余裕を作ってくれました。
公式テキストを最初から丁寧に読み進め、問題も公式の解説だけで理解しようとしていたら、一問の確認に長い時間がかかっていたと思います。
要点集で全体像をつかみ、動画で問題の考え方を確認できたことで、よいスタートを切れました。
二つ目は、Ethicsの特訓会動画です。
レベル1・レベル2では、Ethicsの対策を試験直前の1〜2週間で進めており、自信を持てる分野ではありませんでした。
レベル3では、そのままではよくないと考え、Discordで提供されているEthicsの特訓会動画を、レベル1向けのものも含めて最初から確認しました。
動画を通じて、こういう考え方をすればよいのかと整理できたことが大きかったです。
三つ目は、エッセイ特訓会です。
何を、どのように簡潔に書けばよいのかを、解答の形式や考え方も含めて学べました。
他の受講生の答案を見ることで、自分の解答を客観的に確認できたことも良かったです。
また、時間を区切り、プレッシャーのある中で書き切る練習を繰り返せました。
その過程で、自分の書き方の癖に気づき、修正することもできました。
さらに、Discord上の質問や回答も、継続して確認していました。
通知をオンにして、更新されるたびに、他の方がどのような質問をしているのかを見るようにしていました。
自分も疑問に思っていたのに、そのまま見落としていた点を、他の受講生の質問から確認できることがありました。
直前期に提供された、AIを使ったまとめ資料も参考になりました。
その資料を見て、自分の学習履歴を使って弱点集を作る方法を思いつき、NotebookLMでの総復習に取り入れました。
レベル3では、CFA協会の公式教材とFA-Academyの教材・サポートを中心に学習し、ほかの教材には手を広げませんでした。
CFAレベル3に挑む方へ
忙しい社会人がレベル3の学習を進めるうえでは、スケジュールをしっかり考え、やるべきことを着実にこなすことが大切だと思います。
自分の場合は、仕事が忙しくなる時期が分かっていたため、その前に学習を進めました。
そのうえで、問題を解き、復習し、理解が足りないところを確認する流れを繰り返しました。
私自身、金融機関での運用や投資の専門業務を経験してきたわけではありません。
それでも、学習を積み重ねて、レベル3まで合格できました。
必要なことを一つずつ、愚直にやり切れば、合格を目指せる試験だと感じています。
仕事の都合で、予定どおりに進まない時期もあると思います。
そうした時期も見据えて計画を立て、自分の理解や弱点を確認しながら、最後まで取り組んでいただきたいです。

















