Learning Module 9「Guidance for Standard VII: Responsibilities as a CFA Institute Member or CFA Candidate(基準VII:CFA協会会員・受験者としての責任)」は、基準VII(CFA協会会員・受験者としての責任)の2項目、VII(A)CFA協会プログラムへの参加者としての行動と、VII(B)CFA協会・CFA称号・CFAプログラムへの言及について、求められる行動と違反を防ぐ手続を扱う単元です。

本記事では、最新版カリキュラムのLOS(Learning Outcome Statement)と、この単元の重要論点を日本語で整理しました。

LM9のLOS(学習目標)

LOSは、この単元で「できるようになるべきこと」として示されている学習目標です。LM9には2つのLOSがあります。

  1. LOS 1:CFA協会の倫理規範と、職業上の誠実性が問題となるさまざまな状況について十分な知識を示すdemonstrate a thorough knowledge of the CFA Institute Code of Ethics and Standards of Professional Conduct by interpreting the Code and Standards in various situations involving issues of professional integrity
  2. LOS 2:倫理規範と職業行為基準への違反を防ぐための実務と手続を推奨するrecommend practices and procedures designed to prevent violations of the Code and Standards

LM9のまとめ

この単元の要点をまとめると、次のとおりです。

  • VII(A):CFA協会やCFA称号の評判・誠実性、CFA協会プログラムの誠実性・有効性・安全性を損なう行為をしない
  • 試験での不正、試験の機密情報の漏えい、協会の規則の無視、職業行為声明や継続教育に関する虚偽の申告などが該当
  • 協会や試験制度、方針について意見を表明すること自体は禁止されない
  • VII(B):CFA協会の会員資格、CFA称号の保有、CFAプログラムの受験について、その意味を誤って表示・誇張しない
  • 会員資格を名乗るには年会費の支払いと職業行為声明の提出が必要。CFA称号は名詞ではなく形容詞として使う
  • 受験者は、次の試験に登録しているか結果待ちの場合に受験者であると表示でき、部分的な称号は存在しない

以下、LOSごとに重要論点を整理します。

LOS 1:基準VIIの2項目の内容

基準VIIは、CFA協会とCFA称号の信用を守るための基準です。プログラムへの参加者としての行動と、協会・称号・プログラムへの正しい言及の2項目で構成されます。

  • VII(A):試験の不正行為、試験内容(出題された問題や範囲の詳細)の開示の禁止
  • VII(A):職業行為声明・継続教育の申告での虚偽の禁止
  • VII(A):協会や試験への意見表明は可
  • VII(B):会員資格・称号・受験の意味の誇張の禁止
  • VII(B):称号の保有が優れた運用成績を意味するような表示の禁止
  • VII(B):「CFA」は形容詞として使い、名詞として使ったり特別な書体で強調したりしない

LOS 2:違反を防ぐ実務と手続

CFA称号や受験の表示を正しく行うため、表示のルールの周知が推奨されます。

  • 会社は従業員に称号・受験の正しい表示方法を周知
  • 名刺やウェブサイト等での称号の表示を確認
  • 会員資格の維持:年会費の支払いと職業行為声明の提出
  • 受験者の表示:「Level II受験者」など受験中である事実のみ
  • 「3つのレベルに初回で合格」など事実に基づく表示は可

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