CFA®︎ Level 2「Portfolio Construction(ポートフォリオ構築)」の重要公式16本を、学習単元(Learning Module)ごとに整理しました。公式ごとに数式・記号の意味・使いどころをまとめています。数式が横に長い場合は、横にスクロールしてご覧ください。
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単元(LM)一覧

Portfolio Construction の重要公式(LM別)

LM2 Analysis of Active Portfolio Management(アクティブ運用の分析)

この単元の要点解説:LM2 アクティブ運用の分析
1. アクティブ・リターン(付加価値)
Active Return (Value Added)
アクティブ・リターン(付加価値)
運用ポートフォリオのリターン
ベンチマークのリターン
資産iのアクティブ・ウェイト(ポート-ベンチ、i=1〜N)
資産iのリターン
資産の数
使いどころ:ポートフォリオとベンチマークのリターン差である付加価値を、アクティブ・ウエイトと各資産のリターンから求める式。
2. 付加価値の分解(資産配分+銘柄選択)
Decomposition of Value Added (Allocation + Selection)
アクティブ・リターン(付加価値)
資産クラスjのアクティブ配分(ポート-政策、j=1,2,…)
資産クラスjのベンチマーク・リターン
資産配分効果
資産クラスjのポートフォリオ・ウェイト
資産クラスj内の銘柄選択による付加価値(R_{P,j}-R_{B,j})
銘柄選択効果
使いどころ:付加価値を、資産クラス間のアクティブ・ウエイトによる資産配分効果と、各資産クラス内の銘柄選択効果に分解する式。
3. シャープ・レシオ
Sharpe Ratio
ポートフォリオのシャープ・レシオ(SR = Sharpe Ratio)
ポートフォリオのリターン
無リスク金利
ポートフォリオ・リターンの標準偏差(総リスク)
使いどころ:ポートフォリオの超過リターンを総リスク(標準偏差)で割り、絶対リターンのリスク当たり報酬を測る式。
4. インフォメーション・レシオ(IR)
Information Ratio
インフォメーション・レシオ(Information Ratio)
ポートフォリオのリターン
ベンチマークのリターン
超過リターンの標準偏差
アクティブ・リターン(R_P-R_B)
アクティブ・リスク(トラッキング・エラー)
使いどころ:アクティブ・リターンをアクティブ・リスクで割り、ベンチマーク対比のリターンのリスク当たり報酬を測る式。
5. シャープ・レシオとIRの関係式
Squared Sharpe Ratio and Information Ratio
アクティブ運用ポートフォリオのシャープ・レシオ(SR = Sharpe Ratio)
ベンチマークのシャープ・レシオ
アクティブ運用のインフォメーション・レシオ(Information Ratio)
使いどころ:アクティブ・ポートフォリオとベンチマークを最適に組み合わせたときに達成できる最大のシャープ・レシオを求める式。
6. 最適アクティブ・リスク(アグレッシブネス)
Optimal Level of Active Risk
最適アクティブ・リスク(R_A = アクティブ・リターン)
アクティブ運用のインフォメーション・レシオ(Information Ratio)
ベンチマークのシャープ・レシオ(SR = Sharpe Ratio)
ベンチマーク・リターンの標準偏差
使いどころ:IRとベンチマークのシャープ・レシオ、ベンチマークのリスクから、シャープ・レシオを最大化するアクティブ・リスクの水準を求める式。
7. アクティブ運用の基本ファンダメンタル法則
Basic Fundamental Law of Active Management
最適ポートの期待アクティブ・リターン(*は制約なしの最適状態)
情報係数(Information Coefficient:予測と実現の相関、予測スキル)
幅(Breadth:独立した投資判断の数)
ポートフォリオのアクティブ・リスク
制約なしの最適ポートのインフォメーション・レシオ(Information Ratio)
使いどころ:制約のない場合に、情報係数、ブレス、アクティブ・リスクから期待アクティブ・リターンとIRを求める式。
8. 拡張ファンダメンタル法則(制約付き)
Expanded (Full) Fundamental Law
期待アクティブ・リターン
移転係数(Transfer Coefficient:予測が実際のウェイトに反映される度合、-1〜1)
情報係数(Information Coefficient。予測スキル)
幅(Breadth:独立した投資判断の数)
ポートフォリオのアクティブ・リスク
インフォメーション・レシオ(Information Ratio)
使いどころ:ロング・オンリーなどの制約がある場合に、移転係数を加えて期待アクティブ・リターンとIRを求める式。
9. 実現ICに基づく条件付き付加価値
Ex Post (Realized) Value Added Given Realized IC
実現ICを所与とした期待アクティブ・リターン
実現情報係数(IC = Information Coefficient、R = Realized。その期の実際の予測スキル)
移転係数(Transfer Coefficient)
幅(Breadth:独立した判断の数)
アクティブ・リスク
使いどころ:実現した情報係数が与えられたときの、その期の期待アクティブ・リターンを求める式。事後的な付加価値の分析に用いる。
10. アクティブ・ウェイトからのアクティブ・リスク
Active Risk from Active Weights (Uncorrelated)
ポートフォリオのアクティブ・リスク
銘柄iのアクティブ・ウェイト(i=1〜N)
銘柄iのリターンのボラティリティ(標準偏差)
銘柄数
使いどころ:各資産のリターンが無相関の場合に、アクティブ・ウエイトと各資産のリスクからアクティブ・リスクを求める式。

LM3 Exchange-Traded Funds: Mechanics and Applications(ETFの仕組みと活用)

この単元の要点解説:LM3 ETFの仕組みと活用
11. ETFの保有期間トータルコスト
ETF Total Holding-Period Cost
ETF(上場投資信託、Exchange-Traded Fund)の保有期間トータルコスト
年間運用報酬(Management fee。保有期間で按分)
保有期間の月数
往復売買手数料(片道×2)
購入・売却時のビッド・オファー・スプレッド
使いどころ:運用管理費用の期間按分、往復の売買委託手数料、売買スプレッドを合計し、ETFを一定期間保有する総コストを求める式。

LM4 Using Multifactor Models(マルチファクター・モデルの活用)

12. 裁定価格理論(APT)の期待リターン
Arbitrage Pricing Theory (APT) Expected Return
資産iの期待リターン
無リスク金利
資産iのファクターkへの感応度(k=1〜K)
ファクターkのリスク・プレミアム(ファクター価格)
ファクターの数
使いどころ:リスクフリー・レートに各ファクターの感応度とリスク・プレミアムの積を加え、資産の期待リターンを求める式。
13. カーハート4ファクター・モデル(均衡期待リターン)
Carhart Four-Factor Model (Equilibrium Return)
ポートフォリオpの期待リターン
無リスク金利
ポートの各ファクター感応度(k=1〜4)
市場超過リターン(R_M − R_F:市場リターン−無リスク金利)
サイズ・ファクター(Small Minus Big:小型-大型)
バリュー・ファクター(High Minus Low:簿価時価比B/Mの高-低)
モメンタム・ファクター(Winners Minus Losers:勝者-敗者)
使いどころ:市場、規模、バリュー、モメンタムの4ファクターへの感応度から、株式ポートフォリオの期待リターンを求める式。
14. アクティブ・リターンの分解(ファクター傾斜+銘柄選択)
Active Return Decomposition (Factor Tilts + Selection)
アクティブ・リターン
ファクターkへのアクティブ感応度(傾斜)(p=ポートフォリオ、b=ベンチマーク)
ファクターkのリターン(k=1〜K)
ファクターの数
銘柄選択による寄与(残差)
使いどころ:アクティブ・リターンを、ファクター感応度の差による寄与と銘柄選択による寄与に分解する式。リターン・アトリビューションに用いる。
15. アクティブ・リスク二乗の分解
Active Risk Squared Decomposition
アクティブ・リスク二乗(トラッキング・エラーの分散。R_p=ポートフォリオ、R_B=ベンチマークのリターン)
アクティブ・ファクター・リスク:ファクター感応度の差から生じるリスク
アクティブ固有リスク:個別銘柄の固有リスクから生じるリスク
銘柄iのアクティブ・ウェイト
銘柄iの残差(固有)分散
使いどころ:アクティブ・リスクの2乗を、アクティブ・ファクター・リスクとアクティブ固有リスクに分解する式。リスクの源泉の分析に用いる。

LM5 Measuring and Managing Market Risk(市場リスクの測定と管理)

この単元の要点解説:LM5 市場リスクの測定と管理
16. パラメトリックVaR(分散共分散法)
Parametric (Variance-Covariance) VaR
バリュー・アット・リスク(Value at Risk):所定の確率で生じうる最大損失額
信頼水準の標準偏差数(5%→1.65、1%→2.33)
期間当たりポートフォリオ標準偏差
期間当たり期待リターン
ポートフォリオ価値
使いどころ:正規分布を仮定し、期待リターンと標準偏差からポートフォリオのVaRを求める式。パラメトリック法による推定で用いる。

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