CFA®︎ Level 2「Alternative Investments(オルタナティブ投資)」で使われる重要用語を、学習単元(Learning Module)ごとに英語・日本語訳・意味の3点セットで整理しました。全4単元・34語を収録しています。英語の協会テキストを読むときの辞書代わりにお使いください。
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単元(LM)一覧

Alternatives の重要用語(LM別)

LM1 Introduction to Commodities and Commodity Derivatives(コモディティとコモディティ・デリバティブ入門)

Contango
コンタンゴ
先物価格が現物価格を上回り、先物カーブが右上がりとなっている状態。保管コストが大きく在庫が潤沢なときに生じやすい。
Backwardation
バックワーデーション
現物価格が先物価格を上回り、先物カーブが右下がりとなっている状態。在庫が逼迫しているときに生じやすい。
Convenience Yield
コンビニエンス・イールド
現物の在庫を手元に保有していることで得られる便益。在庫が少ないほど高まり、先物価格を押し下げる要因となる。
Insurance Theory
保険理論
生産者が価格下落に備えて先物を割安に売り、買い手がリスク負担の対価としてプレミアムを得るとする、ケインズによる先物リターンの理論。
Hedging Pressure Hypothesis
ヘッジング・プレッシャー仮説
生産者の売りヘッジと消費者の買いヘッジの需給の偏りによって、先物カーブの形状とリスク・プレミアムが決まるとする仮説。
Theory of Storage
保管理論
在庫水準、保管コスト、コンビニエンス・イールドの関係から、先物価格と現物価格の関係や先物カーブの形状を説明する理論。
Roll Return
ロール・リターン
満期が近づいた限月の先物を売り、より期先の限月に乗り換える際に生じる損益。バックワーデーションでは正、コンタンゴでは負となる。
Collateral Return
担保リターン
先物ポジションの担保として保有する短期国債などから得られる利回り。先物のトータル・リターンの構成要素の一つ。
Commodity Swap
コモディティ・スワップ
コモディティの価格や指数のリターンなどに連動する支払いと、固定または変動の支払いを交換する契約。トータル・リターン型や超過リターン型などがある。

LM2 Overview of Types of Real Estate Investment(不動産投資の種類)

この単元の要点解説:LM2 不動産投資の種類
Net Operating Income (NOI)
純営業収益(NOI)
不動産の賃料収入などから空室損失と営業費用を差し引いた収益。資金調達費用や減価償却費は差し引く前の値である。
Capitalization Rate (Cap Rate)
キャップレート(還元利回り)
不動産のNOIを価値で割った利回り。NOIが一定率で成長する場合、要求収益率から成長率を差し引いた値に相当する。
Income Approach
収益還元法(インカム・アプローチ)
不動産が生み出す将来の収益をもとに価値を求める評価手法。NOIをキャップレートで割る直接還元法とDCF法がある。
Cost Approach
原価法(コスト・アプローチ)
土地の価格に、建物の再調達原価から減価を差し引いた額を加えて不動産の価値を求める評価手法。
Sales Comparison Approach
取引事例比較法(セールス・コンパリソン・アプローチ)
最近取引された類似物件の価格に、立地・規模・築年数などの差異を調整して、対象物件の価値を求める評価手法。
Appraisal-Based Index
鑑定評価ベース指数
不動産鑑定値の変化から算出する不動産指数。評価の遅れにより価格変化が遅れて表れ、ボラティリティが過小になりやすい。
Repeat Sales Index
リピートセールス指数
同一物件が複数回売買された際の価格の変化から算出する不動産指数。売買された物件に偏る標本選択バイアスが生じ得る。
Hedonic Index
ヘドニック指数
物件の規模や立地などの属性を説明変数とする回帰分析で品質の違いを調整し、価格変化を推定する不動産指数。

LM3 Investments in Real Estate through Publicly Traded Securities(上場証券を通じた不動産投資)

この単元の要点解説:LM3 上場証券を通じた不動産投資
Real Estate Investment Trust (REIT)
不動産投資信託(REIT)
収益の大部分を配当として分配することなどを条件に法人税の免除を受け、不動産の保有・運営などを行う上場の投資ビークル。
Real Estate Operating Company (REOC)
不動産事業会社(REOC)
不動産の保有・開発・運営を行う通常の課税会社。配当義務がなく、開発や再投資の自由度がREITより高い。
Mortgage REIT
モーゲージREIT
不動産を直接保有せず、不動産担保ローンやMBSに投資して利息収入を得るREIT。保有資産の性格上、金利や信用の動向の影響を受けやすい。
Net Asset Value per Share (NAVPS)
1株当たり純資産価値(NAVPS)
保有不動産を時価で評価した資産から負債を差し引き、発行済株式数で割った値。REIT株価の割高・割安の判断基準となる。
Funds from Operations (FFO)
FFO(ファンズ・フロム・オペレーションズ)
純利益に不動産の減価償却費を加え、不動産売却損益を除いたREITの収益指標。定義が標準化されており比較しやすい。
Adjusted Funds from Operations (AFFO)
AFFO(調整後FFO)
FFOから賃料の定額化による非現金賃料と維持的資本支出を差し引いた指標。持続的な配当支払能力の目安となる。
Straight-Line Rent
賃料の定額化(ストレートライン賃料)
契約期間中の賃料の増減を平均化して毎期一定額を収益計上する会計処理。実際の現金受取額との差は非現金項目となる。

LM4 Hedge Fund Strategies(ヘッジファンド戦略)

この単元の要点解説:LM4 ヘッジファンド戦略
Equity Long/Short Strategy
株式ロング・ショート戦略
割安と判断した銘柄を買い、割高と判断した銘柄を空売りして、銘柄選択によるアルファを狙う戦略。通常はネット・ロングとなる。
Equity Market Neutral Strategy
株式マーケット・ニュートラル戦略
ロングとショートを組み合わせて市場全体のリスクを抑え、銘柄間の相対的な価格差から収益を狙う戦略。
Merger Arbitrage
合併アービトラージ
買収発表後に被買収企業の株式を買い、株式交換の場合は買収企業を空売りして、買収価格との差を収益とする戦略。
Distressed Securities Strategy
ディストレスト証券戦略
経営難や破綻手続き中の企業の証券に投資し、再建や清算による価値回復から収益を狙う戦略。流動性が低い。
Convertible Bond Arbitrage
転換社債アービトラージ
割安な転換社債を買い、原株を空売りしてデルタ・ヘッジし、組込オプションの価格の歪みなどから収益を狙う戦略。
Global Macro Strategy
グローバル・マクロ戦略
経済・政策の見通しに基づき、株式・債券・通貨・コモディティなど幅広い資産の方向性に投資する戦略。
Managed Futures
マネージド・フューチャーズ
主に先物を用い、時系列モメンタムなどのルールに基づいて幅広い資産に投資する戦略。CTAが運用することが多い。
Fund of Funds
ファンド・オブ・ファンズ
複数のヘッジファンドに投資するファンド。分散やマネージャー選定の専門性が得られる一方、報酬が二重になる。
Netting Risk
ネッティング・リスク
マルチマネージャー型のファンド全体が損失でも、利益を出した個別ファンドには成功報酬を支払わなければならないリスク。
Conditional Factor Model
条件付きファクター・モデル
平常時と市場ストレス時でファクターへの感応度が変化することを捉えるファクター・モデル。ヘッジファンドのリスク分析に用いる。

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