模擬試験

外務員一種 模擬試験 第3回|本番形式100問・解答解説つき

外務員一種 模擬試験 第3回

外務員一種の本番と同じ100問(○×70問・五肢選択30問)を、本番と同じ配点で解ける模擬試験の第3回です。

  • 合格ラインは440点中308点(70%)。本番の余裕を見て352点(8割)を目標にしてください
  • 制限時間は本番と同じ160分(2時間40分)。解答はメモに書き、最後にまとめて採点します
  • 第1〜3回で外務員必携の各章の主な論点をひと通り網羅しています。3回とも8割を超えれば合格圏です

試験の形式と使い方

項目 内容
問題数 100問(○×70問・五肢選択30問)
配点 440点満点(○×1問2点・五肢選択1問10点。「2つ選ぶ」問題は1つ正解ごとに5点)
制限時間 160分(2時間40分)
合格ライン 308点以上(70%)
出題範囲 外務員必携 第1〜4巻(全15章)

問題は章の順に並べています。各問の「正解と解説を見る」を開くと、正解・解説・復習用の記事へのリンクが出ます。本番の練習にするなら、最後まで解いてからページ下の解答一覧で採点してください。

日本証券業協会は科目ごとの出題数を公表していないため、章ごとの問題数は当サイトが外務員必携の分量と計算問題の出やすさをもとに配分しています。問題はすべて当サイトのオリジナルです。

○×問題(問1〜問70)各2点

次の文章について、正しければ○、誤っていれば×で答えてください。

問1○×・2点第1章 証券市場の基礎知識

従来の財務分析にESG要素を体系的に組み込んで投資判断を行う手法を、ESGインテグレーションという。

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正解:○

ESGインテグレーションは財務分析にESG要素を体系的に組み込む手法です。社会・環境への具体的な効果を意図し、その効果を測定するのはインパクト投資です。

復習:証券市場の基礎知識

問2○×・2点第1章 証券市場の基礎知識

サステナビリティ・リンク・ボンドは、調達資金の使途を社会的課題の解決に資する事業に限定した債券である。

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正解:×

正しくは、サステナビリティ・リンク・ボンドは資金使途を特定せず、発行体があらかじめ定めたKPIの達成状況に応じて利率などの条件が変わる債券です。資金使途を社会的課題の解決に限定するのはソーシャルボンドです。

復習:証券市場の基礎知識

問3○×・2点第2章 金融商品取引法

事故による損失を補てんする場合には損失補てん等の禁止は適用されないが、事後の約束・実行については、原則として内閣総理大臣の確認を受ける必要がある。

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正解:○

業者の違法・不当な行為(事故)による損失の補てんは禁止の例外です。ただし事後の約束・実行は、確定判決がある場合など一定の場合を除き、事前に内閣総理大臣の確認を受ける必要があります。

復習:金融商品取引法①業者規制・外務員制度

問4○×・2点第2章 金融商品取引法

金融商品取引業者は、顧客から預託を受けた金銭について、顧客分別金として国内の信託会社等に信託しなければならない。

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正解:○

顧客から預かった金銭は、業者が事業を廃止した場合に顧客に返還すべき額(顧客分別金)を国内の信託会社等に信託します。有価証券は自己の固有財産と分別して管理し、管理状況は定期に公認会計士又は監査法人の監査を受けます。

復習:金融商品取引法①業者規制・外務員制度

問5○×・2点第2章 金融商品取引法

金融商品仲介業者は、所属金融商品取引業者等の委託を受けて業務を行うため、顧客から有価証券の売買に関して金銭の預託を受けることができる。

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正解:×

正しくは、金融商品仲介業者は顧客から金銭や有価証券の預託を受けることが禁止されています。

復習:金融商品取引法①業者規制・外務員制度

問6○×・2点第2章 金融商品取引法

金融ADR制度において、指定紛争解決機関が示した特別調停案は、業者だけでなく顧客も受諾しなければならない。

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正解:×

特別調停案の受諾義務を負うのは業者です。正しくは、顧客は結果に拘束されず、裁判を選ぶこともできます。

復習:金融商品取引法②取引所・自主規制・投資者保護基金

問7○×・2点第2章 金融商品取引法

上場会社の役員が自社株券を買い付けた後6か月以内に売り付けて利益を得た場合でも、内部情報を利用していなければ、会社はその利益の提供を請求できない。

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正解:×

短期売買利益の返還請求(第164条)は、内部情報を利用したかどうかを問いません。正しくは、6か月以内の売買で利益を得れば、会社はその利益の提供を請求できます。

復習:金融商品取引法③インサイダー取引・相場操縦

問8○×・2点第2章 金融商品取引法

相場操縦の禁止は、金融商品取引業者だけでなく、一般の投資家を含む何人にも適用される。

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正解:○

相場操縦の禁止(第159条)は「何人も」を主語とする規定で、証券会社や外務員に限らず一般の投資家も規制対象です。

復習:金融商品取引法③インサイダー取引・相場操縦

問9○×・2点第2章 金融商品取引法

課徴金は刑事罰の一種であり、裁判所の判決によって科される。

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正解:×

正しくは、課徴金は刑事罰とは別の行政上の措置です。証券取引等監視委員会の勧告を受け、金融庁が審判手続を経て課徴金納付命令を出します。

復習:金融商品取引法④開示制度・5%ルール・TOB

問10○×・2点第2章 金融商品取引法

重要な事項につき虚偽の記載のある有価証券報告書を提出した者(個人)は、10年以下の拘禁刑若しくは1,000万円以下の罰金に処され、又はこれを併科される。

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正解:○

有価証券報告書の重要事項の虚偽記載は、個人が10年以下の拘禁刑若しくは1,000万円以下の罰金又は併科、法人は両罰規定で7億円以下の罰金です。

復習:金融商品取引法④開示制度・5%ルール・TOB

問11○×・2点第3章 勧誘・販売に関係する法律

金融サービス提供法の「顧客等の最善の利益を勘案した誠実公正義務」は、金融商品取引業者のみを対象としており、銀行や保険会社には適用されない。

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正解:×

この義務(第2条、2024年11月1日施行)は業態横断的な義務です。正しくは、証券会社のほか銀行、保険会社・保険募集人、信託会社、貸金業者、金融サービス仲介業者など、金融サービスの提供等に係る業務を行う者に広く課されています。

復習:金融サービス提供法と消費者契約法

問12○×・2点第3章 勧誘・販売に関係する法律

金融分野における個人情報保護に関するガイドラインでは、本籍地や労働組合への加盟に関する情報は機微(センシティブ)情報に当たり、原則として取得・利用・第三者提供を行わないこととされている。

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正解:○

金融分野ガイドラインの機微情報は、要配慮個人情報に加え、労働組合への加盟、門地、本籍地、保健医療及び性生活に関する情報です。法令に基づく場合などの例外を除き、取得・利用・第三者提供をしません。

復習:個人情報保護法・犯罪収益移転防止法

問13○×・2点第3章 勧誘・販売に関係する法律

犯罪収益移転防止法上、外国PEPsとの取引で200万円を超える財産の移転を伴うものについては、本人特定事項などに加えて資産及び収入の状況の確認が必要となる。

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正解:○

外国PEPsとの取引はハイリスク取引に当たり、追加の本人確認書類による確認が必要です。そのうえで200万円を超える財産の移転を伴う場合は、資産及び収入の状況も確認します。

復習:個人情報保護法・犯罪収益移転防止法

問14○×・2点第3章 勧誘・販売に関係する法律

証券会社は、顧客本人の同意を得れば、顧客の個人番号を社内の顧客管理番号として利用することができる。

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正解:×

個人番号は法律で定められた事務(社会保障・税・災害対策)以外には利用できず、本人の同意があっても目的外利用はできません。正しくは、支払調書の作成など法定の事務に限って利用できます。

復習:個人情報保護法・犯罪収益移転防止法

問15○×・2点第4章 経済・金融・財政の常識

景気動向指数のDIでは、一致指数が50%を上回っていれば景気拡張の目安とされる。

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正解:○

DIは採用系列のうち改善している系列の割合で、一致指数が50%を上回れば拡張、下回れば後退の目安です。なお2008年4月分からはCI中心の公表で、DIは参考指標です。

復習:経済・金融・財政の常識

問16○×・2点第4章 経済・金融・財政の常識

補完当座預金制度の付利金利は、短期市場金利の上限を画する役割を持つ。

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正解:×

付利金利は、金融機関がそれより低い金利で資金を放出しにくくなるため、市場金利の下限を画します。正しくは、上限を画するのは補完貸付制度の適用金利である基準貸付利率です。

復習:経済・金融・財政の常識

問17○×・2点第4章 経済・金融・財政の常識

地方交付税は、国が使い道を特定して地方公共団体に交付する特定財源である。

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正解:×

地方交付税は使い道が自由な一般財源で、地方公共団体間の財源の偏りを調整します。正しくは、使い道が決まった特定財源は国庫支出金です。

復習:経済・金融・財政の常識

問18○×・2点第5章 セールス業務

自己責任の原則は、業者が商品のリスクやコストについて十分な情報提供を行い、適合性の原則を遵守していることが前提となる。

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正解:○

投資の結果が顧客に帰属するという自己責任の原則は、適切な情報提供と適合性の原則の遵守が前提です。虚偽の説明や断定的判断の提供で勧誘した場合、顧客に自己責任は問えません。

復習:セールス業務

問19○×・2点第5章 セールス業務

日本証券業協会の高齢顧客への勧誘に関するガイドラインでは、高齢顧客の目安をおおむね65歳以上としている。

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正解:×

正しくは、高齢顧客の目安はおおむね75歳以上で、より慎重な対応が必要な目安は80歳以上です。80歳以上では、勧誘の翌日以降に受注するなどの対応が示されています。

復習:セールス業務

問20○×・2点第6章 協会定款・諸規則

協会員は、投資は投資者自身の判断と責任において行うべきものであることを顧客に理解させるものとされている。

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正解:○

正しいです。投資勧誘規則第4条は自己責任原則の徹底を定めています。適合性の原則や十分な説明とあわせて、投資勧誘の基本原則です。

復習:協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員

問21○×・2点第6章 協会定款・諸規則

注意喚起文書は、契約締結前1年以内に同種の文書を交付している場合であっても、販売のたびに必ず交付しなければならない。

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正解:×

誤りです。正しくは、契約前1年以内に同種の注意喚起文書を交付済みであれば、改めて交付する必要はありません。注意喚起文書には不招請勧誘規制の有無、リスク、指定紛争解決機関の連絡先などを記載します。

復習:協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員

問22○×・2点第6章 協会定款・諸規則

協会員は、仮名取引であることを知りながら顧客から有価証券の売買等の注文を受けてはならない。

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正解:○

正しいです。仮名取引と知りながら注文を受けることは禁止されています。従業員規則でも、仮名取引と知りながらの受注は禁止行為とされています。

復習:協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員

問23○×・2点第6章 協会定款・諸規則

内部管理統括責任者は、営業単位ごとに1名を任命しなければならない。

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正解:×

誤りです。正しくは、内部管理統括責任者は協会員ごとに1名で、会員では原則として代表取締役又は代表執行役が就きます。営業単位ごとに置くのは営業責任者と内部管理責任者です。

復習:協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員

問24○×・2点第6章 協会定款・諸規則

金融商品仲介業者は、顧客から金銭や有価証券の預託を受けることができる。

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正解:×

誤りです。正しくは、金融商品仲介業者は顧客から金銭や有価証券の預託を受けることができません。業務を委託する協会員は、委託先の業務を適切に管理しなければなりません。

復習:協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員

問25○×・2点第6章 協会定款・諸規則

株主コミュニティを組成・運営する証券会社は、日本証券業協会から運営会員としての指定を受けなければならない。

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正解:○

正しいです。運営会員は協会が指定・公表した証券会社で、指定を受けなければ株主コミュニティを組成・運営できません。

復習:協会規則②広告・株式・外国証券

問26○×・2点第6章 協会定款・諸規則

協会員が顧客と外国証券の売買を行う場合、売買代金の換算日は約定日である。

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正解:○

正しいです。外国証券の売買代金の換算日は約定日です。決済は円貨又は外貨で、協会員が応じられる範囲で顧客が指定します。

復習:協会規則②広告・株式・外国証券

問27○×・2点第7章 取引所定款・諸規則

普通取引は、売買成立の日から起算して3日目(休業日を除く)に決済される。

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正解:○

正しいです。普通取引はT+2で、売買成立日を1日目と数えて3日目に決済します。2019年7月にT+3から短縮されました。

復習:取引所規則①市場区分・上場・売買立会

問28○×・2点第7章 取引所定款・諸規則

上場会社が上場維持基準に適合しなくなった場合、その時点で直ちに上場廃止となる。

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正解:×

誤りです。正しくは、原則として1年(売買高の基準は6か月)の改善期間内に適合しなければ上場廃止となります。不適合になった時点で直ちに廃止されるわけではありません。

復習:取引所規則①市場区分・上場・売買立会

問29○×・2点第7章 取引所定款・諸規則

顧客が受渡期日までに買付代金を差し入れない場合、証券会社は顧客の同意を得なければ、その買付株式を売却して決済することはできない。

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正解:×

誤りです。正しくは、証券会社は任意に顧客の計算で反対売買を行って決済でき、生じた損失は顧客の負担となります。顧客の同意は必要ありません。

復習:取引所規則②受託契約準則・信用取引・決済

問30○×・2点第7章 取引所定款・諸規則

制度信用取引の弁済期限は、最長1年である。

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正解:×

誤りです。正しくは、制度信用取引の弁済期限は最長6か月です。一般信用取引の弁済期限は顧客と証券会社の間で決めます。

復習:取引所規則②受託契約準則・信用取引・決済

問31○×・2点第7章 取引所定款・諸規則

取引所の増担保規制の第一次措置では、信用取引の委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)に引き上げられる。

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正解:○

正しいです。第一次措置では通常の30%に20%を加算して50%以上(うち現金20%以上)とします。第二次以降はさらに同じ率を加算し、率が100%を超える場合は新規の信用取引が禁止されます。

復習:取引所規則②受託契約準則・信用取引・決済

問32○×・2点第8章 株式業務

PTS(私設取引システム)では、取引所の立会時間外に上場株式を売買することはできない。

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正解:×

誤りです。正しくは、夜間など取引所の立会時間外に上場株式を売買できるPTSもあります。PTSの運営は第一種金融商品取引業のうち内閣総理大臣の認可を要する業務です。

復習:株式業務①売買・注文の受託

問33○×・2点第8章 株式業務

新規公開株式の公開価格は、ブックビルディング方式または競争入札による方式で決定され、現在はブックビルディング方式が主流である。

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正解:○

正しいです。ブックビルディング方式では仮条件(価格の幅)を示して需要を積み上げたうえで公開価格を決めます。上場日の初値は、公開価格とは別に取引所の板寄せで決まります。

復習:株式業務①売買・注文の受託

問34○×・2点第8章 株式業務

単元未満株式を有する株主は、定款に定めがあれば、会社に対して単元にするために不足する株式の売渡しを請求(買増請求)できる。

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正解:○

正しいです。単元未満株は取引所では売買できず、会社への買取請求は認められ、買増請求は定款に定めがある場合にできます。

復習:株式業務①売買・注文の受託

問35○×・2点第8章 株式業務

証券会社は、顧客の資産や投資経験などをもとに信用取引の開始基準を定め、その基準に適合した顧客から信用取引を受託する。

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正解:○

正しいです。信用取引は差し入れた保証金を上回る損失が生じるおそれがあるため、協会員は開始基準を定め、適合した顧客とだけ取引します。勧誘時には追証や金利などのコスト、制度信用の返済期限なども説明します。

復習:株式業務②信用取引と外国株式

問36○×・2点第8章 株式業務

取引所が選定する制度信用銘柄は、すべて貸借銘柄である。

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正解:×

誤りです。正しくは、貸借銘柄は制度信用銘柄のうち、証券金融会社から株を借りて貸借取引ができる銘柄です。制度信用銘柄であっても貸借銘柄でなければ、実務上は信用売りが難しくなります。

復習:株式業務②信用取引と外国株式

問37○×・2点第8章 株式業務

信用買いをした顧客は、決済前であっても株主として議決権を行使することができる。

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正解:×

誤りです。正しくは、信用買いの顧客は現引きなどで決済するまで株主ではなく、議決権は行使できません。制度信用取引では配当の代わりに配当落調整額を受け取ります。

復習:株式業務②信用取引と外国株式

問38○×・2点第8章 株式業務

日本証券業協会の規則にもとづく外国株式信用取引では、委託保証金率は約定価額の50%以上、委託保証金維持率は約定価額の30%とされている。

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正解:○

正しいです。2022年7月1日から始まった制度で、国内株式の信用取引(30%以上・維持率20%)とは数字が異なります。最低額は30万円相当額以上の米ドルです。

復習:株式業務②信用取引と外国株式

問39○×・2点第8章 株式業務

信用買いした株式について、代金を支払って株式を引き取る決済方法を現渡しという。

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正解:×

誤りです。正しくは現引き(品受け)です。現渡し(品渡し)は、信用売りを手持ちの株式を渡して決済する方法です。

復習:株式業務②信用取引と外国株式

問40○×・2点第9章 債券業務

債券貸借取引のうち、借り手が担保として現金を差し入れるものを現金担保付債券貸借取引といい、一般にレポ取引と呼ばれる。

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正解:○

記述のとおりです。空売りした債券の受渡しなどのために債券を借りる取引が債券貸借取引で、現金を担保とするものがレポ取引と呼ばれます。

復習:債券業務①基礎・発行市場・流通市場

問41○×・2点第9章 債券業務

一般に、景気が良くなると金利は低下しやすく、債券価格は上昇しやすい。

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正解:×

景気が良くなると資金需要が増えて金利は上昇しやすく、債券価格は下落しやすくなります。正しくは「金利は上昇し、債券価格は下落しやすい」です。

復習:債券業務①基礎・発行市場・流通市場

問42○×・2点第9章 債券業務

デュレーションが長い債券ほど、市場金利の変化に対する価格の変動は小さくなる。

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正解:×

デュレーションはキャッシュフローを受け取るまでの平均的な期間で、長いほど金利変化の影響を受けやすくなります。正しくは「デュレーションが長いほど価格変動は大きい」です。

復習:債券業務①基礎・発行市場・流通市場

問43○×・2点第9章 債券業務

物価連動国債は、償還時の連動係数が1を下回った場合でも、額面金額で償還される。

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正解:○

記述のとおりです。物価連動国債の元本は全国消費者物価指数に連動しますが、償還時の連動係数が1を下回っても額面金額で償還されます(元本保証のフロア)。

復習:債券業務①基礎・発行市場・流通市場

問44○×・2点第9章 債券業務

EB(他社株転換可能債)は、対象となる株式の株価が一定の水準を下回った場合に、額面金額の現金に代えて、発行体とは別の会社の株式で償還されることがある債券である。

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正解:○

記述のとおりです。EB(他社株転換可能債)は、償還日までの対象株式の株価の動きによっては、満期に金銭の代わりに発行者とは異なる会社の株式が交付される債券です(日本証券業協会「EB債(他社株転換可能債券)の特徴やリスクとは?」)。株式で償還されると、交付された株式の時価によっては投資元本を下回る損失が生じます。

復習:債券業務①基礎・発行市場・流通市場

問45○×・2点第9章 債券業務

債券の入替売買とは、同一銘柄の債券を同時に売りと買いの両方で約定する取引をいう。

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正解:×

入替売買は、保有債券を売却すると同時に別の債券を購入する取引で、利回り向上や残存期間の調整などを目的とします。正しくは「同一銘柄」ではなく「別の銘柄への入替え」です。

復習:債券業務①基礎・発行市場・流通市場

問46○×・2点第10章 投資信託及び投資法人

MRFは、証券総合口座の決済用資金の受け皿として利用される追加型公社債投資信託であり、元本が保証されている。

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正解:×

MRFは証券総合口座の決済用資金の受け皿として使われる公社債投資信託ですが、元本保証はありません。正しくは「元本は保証されていない」です。MMFについても同様に元本保証はありません。

復習:投資信託①種類と仕組み

問47○×・2点第10章 投資信託及び投資法人

投資信託財産として保有する株式の議決権は、委託会社の指図に基づいて行使される。

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正解:○

投資信託財産に組み入れた株式の議決権は、受益者が直接行使するのではなく、委託会社の指図に基づいて行使されます。委託会社は行使方針を定め、行使結果を公表するなどスチュワードシップ責任を果たすことが求められます。

復習:投資信託①種類と仕組み

問48○×・2点第10章 投資信託及び投資法人

一般的な投資信託では、1つの発行体等に対する株式等・債券等・デリバティブ等のエクスポージャーは、それぞれ純資産総額の10%以内、合計で20%以内とされている。

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正解:○

業界団体の信用リスク集中回避のガイドラインにより、1発行体等あたり各エクスポージャーは純資産の10%以内、合計20%以内とされています。特定銘柄の比率が高くなる特化型運用では、目論見書での開示を条件に35%以内とされています。

復習:投資信託①種類と仕組み

問49○×・2点第10章 投資信託及び投資法人

登録投資法人は、その資産の運用に係る業務を資産運用会社に委託しなければならない。

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正解:○

投資法人は使用人を雇用できないため、登録投資法人は資産の運用を資産運用会社に委託しなければなりません(投信法198条)。資産の保管も資産保管会社に委託する義務があります(208条)。

復習:投資信託②基準価額・分配金・J-REIT

問50○×・2点第10章 投資信託及び投資法人

委託会社は、運用成績が悪化した場合には、受益者の損失を補塡することができる。

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正解:×

委託会社が受益者の損失を補塡したり、利益を追加したりすることは禁止されています。正しくは「損失を補塡することはできない」です。委託会社には受益者に対する忠実義務・善管注意義務があります。

復習:投資信託①種類と仕組み

問51○×・2点第10章 投資信託及び投資法人

公募公社債投資信託の収益分配金は、配当所得として課税される。

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正解:×

公募公社債投資信託の収益分配金は利子所得として20.315%で課税されます。正しくは「利子所得」です。配当所得となるのは公募株式投資信託の普通分配金です。

復習:投資信託②基準価額・分配金・J-REIT

問52○×・2点第11章 付随業務

承認業務の承認申請について、内閣総理大臣が承認しないことができるのは、公益に反すると認められる場合や、損失の危険の管理が困難で投資者の保護に支障を生ずると認められる場合に限られる。

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正解:○

金融商品取引法第35条第5項は、公益に反すると認められるとき、又は損失の危険の管理が困難で投資者保護に支障を生ずると認められるときに「限り」承認しないことができると定めています。

復習:付随業務

問53○×・2点第11章 付随業務

顧客から有価証券の預託を受けて保護預りを行う業務は、金融商品取引法第35条に定める付随業務に当たる。

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正解:×

有価証券の保護預りは有価証券等管理業務として、第一種金融商品取引業そのもの(本業)に含まれます。正しくは付随業務ではありません。

復習:付随業務

問54○×・2点第12章 株式会社法概論

公開会社において、株主代表訴訟(責任追及等の訴え)を提起する権利は単独株主権であり、6か月前から引き続き株式を有する株主が行使できる(定款に別段の定めはないものとする)。

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正解:○

正しい記述です。株主代表訴訟は議決権割合の要件がない単独株主権ですが、公開会社では6か月の保有期間が必要です(定款で短縮可)。

復習:株式会社法①設立・株式

問55○×・2点第12章 株式会社法概論

現物出資は、定款に記載しなくても効力を生じる任意的記載事項である。

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正解:×

誤りです。正しくは、現物出資は変態設立事項であり、定款に記載しなければ効力を生じない相対的記載事項です。原則として裁判所が選任する検査役の調査も必要です。

復習:株式会社法①設立・株式

問56○×・2点第12章 株式会社法概論

公開会社は、発行可能株式総数の範囲内で、原則として取締役会の決議により募集株式を発行することができる。

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正解:○

正しい記述です。公開会社では授権株式の範囲内で取締役会が募集事項を決定します。ただし特に有利な金額で発行する場合は株主総会の特別決議が必要です。

復習:株式会社法②機関・組織再編

問57○×・2点第12章 株式会社法概論

純資産額が300万円未満の株式会社であっても、分配可能額の範囲内であれば剰余金の配当をすることができる。

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正解:×

誤りです。正しくは、純資産額が300万円未満の場合は、分配可能額の有無にかかわらず剰余金の配当をすることができません(会社法第458条)。

復習:株式会社法②機関・組織再編

問58○×・2点第12章 株式会社法概論

株式移転は、新たに設立する会社に発行済株式の全部を取得させる手法であり、持株会社の設立に利用される。

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正解:○

正しい記述です。既存の他の会社に発行済株式の全部を取得させるのが株式交換、新設する会社に取得させるのが株式移転です。どちらも完全親子会社関係をつくります。

復習:株式会社法②機関・組織再編

問59○×・2点第13章 財務諸表と企業分析

営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス、投資活動によるキャッシュ・フローがプラス、財務活動によるキャッシュ・フローがプラスの企業は、本業で稼いだ資金で借入金を返済している健全型と評価される。

正解と解説を見る

正解:×

誤りです。正しくは、このパターンは本業で資金が流出し、資産の売却と借入れで穴埋めしている要注意型と読むのが一般的です。健全型とされるのは営業がプラス、投資と財務がマイナスのパターンです。

復習:財務諸表

問60○×・2点第13章 財務諸表と企業分析

会社法に基づいて作成する計算書類には、キャッシュ・フロー計算書は含まれない。

正解と解説を見る

正解:○

正しい記述です。会社法の計算書類は貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表です。キャッシュ・フロー計算書は金融商品取引法に基づく財務諸表に含まれます。

復習:財務諸表

問61○×・2点第13章 財務諸表と企業分析

増収率(売上高成長率)は、当期売上高から前期売上高を差し引いた額を当期売上高で除して求める。

正解と解説を見る

正解:×

誤りです。正しくは、増収率は(当期売上高−前期売上高)÷前期売上高×100で求めます。成長率の分母は前期の数字です。

復習:企業分析

問62○×・2点第14章 証券税制

日経225先物取引の差金決済で生じた損失は、同じ年の上場株式の譲渡益と損益通算することができる。

正解と解説を見る

正解:×

誤りです。正しくは、先物・オプション取引の差金決済の損益は「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税となり、その中でのみ損益通算できます。上場株式等の譲渡損益とは通算できず、損失は翌年以後3年間、先物取引に係る雑所得等から繰越控除できます。

復習:証券税制①所得税・NISA

問63○×・2点第14章 証券税制

追加型株式投資信託の分配金のうち、分配落ち後の基準価額が受益者の個別元本を下回る部分に相当する元本払戻金(特別分配金)は、非課税である。

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正解:○

正しいです。元本払戻金は元本の一部払戻しとみなされて非課税となり、その分だけ個別元本が減額されます。配当所得として課税されるのは普通分配金です。

復習:証券税制①所得税・NISA

問64○×・2点第14章 証券税制

2026年中に開始した相続において、相続により財産を取得した者が被相続人から暦年課税により受けた贈与財産のうち、相続税の課税価格に加算されるのは相続開始前3年以内のものである。

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正解:○

正しいです。加算期間は2024年1月1日以後の贈与から7年に延長されましたが、段階的に延び、相続開始日が2026年12月31日までなら3年以内のままです。2027年〜2030年の相続は2024年1月1日以後の贈与、2031年以後の相続は7年以内が加算対象となります。

復習:証券税制②相続税・贈与税

問65○×・2点第14章 証券税制

投資法人(J-REIT)から受ける分配金は、総合課税を選択すれば配当控除の適用を受けることができる。

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正解:×

誤りです。正しくは、J-REITの分配金は配当控除の対象外です。投資法人は一定の要件のもとで分配金を損金算入でき法人段階で課税されないため、二重課税の調整が不要とされています。外国法人からの配当なども対象外です。

復習:証券税制①所得税・NISA

問66○×・2点第15章 デリバティブ取引

日本証券クリアリング機構は、2023年11月に先物・オプション取引の証拠金の計算方法をSPAN方式からVaR方式に移行した。

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正解:○

正しいです。2023年11月6日にSPAN方式からVaR方式(HS-VaR方式)に移行しました。過去の市場データからシナリオを作り、ポートフォリオ全体の損益から証拠金額を求める方式です。

復習:デリバティブ取引①先物・スワップ

問67○×・2点第15章 デリバティブ取引

株価指数先物の市場価格が理論価格より割高なときは、先物を買い、現物を売る裁定取引が行われる。

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正解:×

誤りです。正しくは、先物が割高なら割高な先物を売り、割安な現物を買います(現物側から見て買い裁定と呼びます)。先物を買い現物を売るのは、先物が理論価格より割安なときの売り裁定です。

復習:デリバティブ取引①先物・スワップ

問68○×・2点第15章 デリバティブ取引

コールの売り手の最大損失は、受け取ったプレミアムの額に限定される。

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正解:×

誤りです。正しくは、プレミアムに限定されるのはコールの売り手の最大利益で、原資産価格が上昇し続ければ損失は無限定です。そのため売り手は証拠金の差入れが必要です。

復習:デリバティブ取引②オプション

問69○×・2点第15章 デリバティブ取引

ストラングルの買いとは、同一の権利行使価格・同一限月のコールとプットを同時に買う戦略である。

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正解:×

誤りです。正しくは、同一の権利行使価格のコールとプットを同時に買うのはストラドルの買いです。ストラングルの買いは、高い権利行使価格のコールと低い権利行使価格のプット(通常どちらもアウト・オブ・ザ・マネー)を買う戦略です。

復習:デリバティブ取引②オプション

問70○×・2点第15章 デリバティブ取引

スペキュレーション取引は、ヘッジを行う者の反対売買の相手方となり、市場に流動性を供給する役割を持つ。

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正解:○

正しいです。スペキュレーション取引は相場の方向を予想して先物だけを売買する取引で、損失が大きくなるリスクもありますが、ヘッジャーの取引相手となることで市場の流動性を高めます。

復習:デリバティブ取引①先物・スワップ

五肢選択問題(問71〜問100)各10点

選択肢1〜5から答えを選んでください。「2つ選ぶ」と表示された問題は正解が2つあり、1つ正解するごとに5点です。

問71五肢択一・10点第2章 金融商品取引法

次の(イ)〜(ハ)に関する内閣総理大臣の関与の形式の組合せとして正しいものはどれか。
(イ)金融商品取引所の開設
(ロ)日本証券業協会(金融商品取引業協会としての設立)
(ハ)証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)の紛争解決機関としての位置づけ

1(イ)登録 (ロ)認可 (ハ)指定

2(イ)免許 (ロ)認定 (ハ)認可

3(イ)認可 (ロ)免許 (ハ)登録

4(イ)免許 (ロ)認可 (ハ)指定

5(イ)免許 (ロ)認定 (ハ)指定

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正解:4

金融商品取引所の開設は内閣総理大臣の免許、日本証券業協会は認可金融商品取引業協会、FINMACは内閣総理大臣の指定を受けた指定紛争解決機関です。「認定」は資産運用業協会などの認定金融商品取引業協会、「登録」は金融商品取引業者などに用いられるため、他の組合せは誤りです。

復習:金融商品取引法②取引所・自主規制・投資者保護基金

問72五肢択一・10点第2章 金融商品取引法

2026年9月現在の公開買付け(TOB)制度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1公開買付期間は、公開買付開始公告を行った日から10営業日以上60営業日以内である。

2買付け後の株券等所有割合が30%を超えることとなる場合は、取引所の立会内取引による買付けであっても、原則として公開買付けによらなければならない。

3公開買付者は、公開買付期間中であれば理由を問わず公開買付けを撤回することができる。

4公開買付けに応募した株主は、公開買付期間中に契約を解除することができるが、その場合は公開買付者に違約金を支払わなければならない。

5買付け後の株券等所有割合が3分の1以上となる場合、公開買付者は応募株券等の全部を買い付けなければならない。

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正解:2

2026年5月1日施行の改正で、公開買付けが義務となる基準は3分の1超から30%超に引き下げられ、市場内取引も対象になりました。1は正しくは20営業日以上60営業日以内、3は撤回は原則できず届出書に記載した一定の場合に限られ、4は応募株主の解除に損害賠償・違約金は請求されません。5の全部買付義務は3分の2以上となる場合です。

復習:金融商品取引法④開示制度・5%ルール・TOB

問73五肢択一・10点第3章 勧誘・販売に関係する法律

消費者契約法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1消費者契約法の「消費者」には、事業のために契約の当事者となる個人も含まれる。

2事業者が消費者の求めに応じず住居から退去しなかったため、消費者が困惑して締結した契約であっても、取り消すことはできない。

3消費者契約の取消しは、善意でかつ過失がない第三者にも対抗することができる。

4消費者の支払遅延に対する損害賠償の額を予定する条項のうち、年14.6%の割合を超える部分は無効となる。

5事業者の損害賠償責任の全部を免除する条項は、消費者が同意して契約していれば有効である。

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正解:4

支払遅延の損害金のうち年14.6%を超える部分は無効とされるので、4が正しいです。1の事業のために契約する個人は消費者に当たらず、2の不退去は困惑類型として取消しの対象です。3の取消しは善意でかつ過失がない第三者に対抗できず、5の損害賠償責任を全部免除する条項は同意があっても無効です。

復習:金融サービス提供法と消費者契約法

問74五肢択一・10点計算第4章 経済・金融・財政の常識

ある年度の国の一般会計が次のとおりであるとき、プライマリーバランス(基礎的財政収支)として正しいものはどれか。
税収+税外収入:75兆円
公債金:35兆円
歳出総額:110兆円(うち国債費26兆円。国債費の内訳は債務償還費17兆円、利払費9兆円)

19兆円の黒字

29兆円の赤字

318兆円の赤字

426兆円の赤字

535兆円の赤字

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正解:2

PB=(税収+税外収入)−(歳出総額−国債費)です。政策的経費=110−26=84兆円、PB=75−84=−9兆円で、9兆円の赤字となり2が正しいです。18兆円は債務償還費だけを差し引いた誤り(75−93)、26兆円は利払費だけを差し引いた誤り(75−101)、35兆円は公債金をそのまま赤字とした誤りです。

復習:経済・金融・財政の常識

問75五肢択一・10点第6章 協会定款・諸規則

協会員が備え付ける顧客カードの記載事項として、協会規則に列挙されていないものはどれか。

1生年月日(自然人の場合)

2職業

3投資経験の有無

4家族構成

5取引の種類

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正解:4

家族構成は顧客カードの記載事項として列挙されていません。記載事項は氏名又は名称、住所又は所在地及び連絡先、生年月日、職業、投資目的、資産の状況、投資経験の有無、取引の種類、その他各協会員が必要と認める事項の9項目です。

復習:協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員

問762つ選ぶ・各5点第6章 協会定款・諸規則

株券等の募集等の引受けに係る顧客への配分に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1新規公開に際しては、原則として個人顧客への配分予定数量の10%以上について、抽選により配分先を決定する。

2配分の基本方針は社内で定めれば足り、投資者に周知する必要はない。

3特定の顧客に対して過度に集中した配分を行ってはならない。

4配分状況を日本証券業協会に報告する必要はない。

5新規公開の際の抽選配分は、個人・法人を問わず、全配分予定数量の10%以上を対象とする。

正解と解説を見る

正解:1・3

抽選配分は個人顧客への配分予定数量の10%以上が対象で、特定の顧客への過度な集中配分は禁止されています。配分の基本方針は店頭掲示やホームページで投資者に周知し、配分状況は協会に報告します(協会が定期的に公表)。抽選の対象は全配分予定数量ではなく、個人顧客への配分予定数量です。

復習:協会規則②広告・株式・外国証券

問77五肢択一・10点計算第7章 取引所定款・諸規則

顧客が株価900円の銘柄を信用取引で3,000株新規に買い建てる。委託保証金の一部として上場株式(前日の時価600,000円)を代用有価証券として差し入れる場合、最低限必要となる現金の額として正しいものはどれか。
本問では、委託保証金率は30%、株券の掛目は受託契約準則上の上限とし、諸経費は考慮しない。

160,000円

2210,000円

3300,000円

4330,000円

5810,000円

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正解:4

約定価額は900円×3,000株=2,700,000円で、必要な委託保証金は2,700,000円×30%=810,000円です。株券の代用評価額は600,000円×80%=480,000円なので、現金は810,000−480,000=330,000円必要です。210,000円は掛目を掛け忘れた誤り、300,000円は掛目85%を用いた誤り、60,000円は20%(維持率)で計算した誤り、810,000円は代用を考慮しない誤りです。

復習:取引所規則②受託契約準則・信用取引・決済

問78五肢択一・10点計算第8章 株式業務

A社200円、B社400円、C社600円、D社1,200円の4銘柄で算出する平均株価(現在の除数は4)がある。D社が1株を3株に株式分割し、理論権利落値段が400円となった。平均株価の連続性を保つための新しい除数として正しいものはどれか(小数点以下第4位を四捨五入)。

11.500

22.667

33.000

44.000

56.000

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正解:2

新しい除数=旧除数×(修正後の株価合計÷修正前の株価合計)です。修正前の合計2,400円、修正後の合計200+400+600+400=1,600円なので、4×1,600÷2,400≒2.667です。平均株価は1,600÷2.667≒600円で、分割前の2,400÷4=600円と連続します。6.000は分母と分子を逆にした誤り、4.000は修正しない場合です。

復習:株式業務③証券投資計算

問79五肢択一・10点計算第8章 株式業務

株価1,500円で2,000株を制度信用取引で売り建て、73日後に1,380円で買い戻した。貸株料は年1.1%(1年=365日で日割り)、品貸料(逆日歩)は期間合計で1株当たり5円とする。委託手数料・消費税は考慮しない。この取引の損益として正しいものはどれか。

1216,800円の利益

2223,400円の利益

3233,400円の利益

4243,400円の利益

5256,600円の利益

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正解:2

売買差益=(1,500−1,380)×2,000株=240,000円、貸株料=3,000,000円×1.1%×73÷365=6,600円、品貸料=5円×2,000株=10,000円です。信用売りの顧客は貸株料と品貸料を支払うので、240,000−6,600−10,000=223,400円の利益です。233,400円は品貸料の支払い漏れ、243,400円は品貸料を受け取るとした誤り、256,600円はコストを加えた誤りです。

復習:株式業務②信用取引と外国株式

問80五肢択一・10点計算第8章 株式業務

次の資料から算出される(イ)株式益回り、(ロ)イールドスプレッド、(ハ)EV/EBITDA倍率の組合せとして正しいものはどれか。
・株価 2,000円、1株当たり当期純利益 100円
・長期国債利回り 1.5%
・株式時価総額 1,200億円、有利子負債 500億円、現預金 200億円
・営業利益 200億円、減価償却費 50億円
※EBITDAは営業利益+減価償却費で計算する。

1(イ)5% (ロ)−3.5% (ハ)6倍

2(イ)5% (ロ)3.5% (ハ)6倍

3(イ)20% (ロ)−18.5% (ハ)6倍

4(イ)5% (ロ)−3.5% (ハ)7.6倍

5(イ)5% (ロ)−3.5% (ハ)7.5倍

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正解:1

株式益回り=100÷2,000=5%(PER20倍の逆数)、イールドスプレッド=長期債利回り−株式益回り=1.5%−5%=−3.5%です。EV=1,200+500−200=1,500億円、EBITDA=200+50=250億円なので、EV/EBITDA=6倍です。2は引き算の向きが逆、3は益回りにPERを使った誤り、4は現預金を加えた誤り(1,900÷250)、5はEBITDAに減価償却費を加え忘れた誤り(1,500÷200)です。

復習:株式業務③証券投資計算

問81五肢択一・10点第8章 株式業務

ある銘柄の配当の権利確定日(基準日)が月曜日である。土日以外に休業日はないものとするとき、権利付最終日と権利落日の組合せとして正しいものはどれか。

1権利付最終日:前週の水曜日 権利落日:前週の木曜日

2権利付最終日:前週の木曜日 権利落日:権利確定日当日の月曜日

3権利付最終日:前週の金曜日 権利落日:権利確定日当日の月曜日

4権利付最終日:前週の木曜日 権利落日:前週の金曜日

5権利付最終日:前週の火曜日 権利落日:前週の水曜日

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正解:4

普通取引の受渡しはT+2なので、権利付最終日は権利確定日の2営業日前、権利落日はその翌営業日(権利確定日の前営業日)です。月曜日から土日を除いて2営業日さかのぼると前週の木曜日で、権利落日は前週の金曜日です。1は3営業日前とした誤り、3は1営業日前とした誤りです。

復習:株式業務③証券投資計算

問822つ選ぶ・各5点第8章 株式業務

株式の注文の受託に関する記述として、正しいものを2つ選べ。

1上場株式等の注文を受けるときは、あらかじめ最良執行方針を記載した書面を顧客に交付する。

2最良執行方針に従えば、上場株式の注文は必ず取引所で執行しなければならず、PTSで執行することはできない。

3注文を受ける際は、銘柄・売買の別・数量・値段のほか、現物取引か信用取引か(信用取引なら制度信用か一般信用か)も確認する。

4顧客の注文がない場合でも、日ごろの取引傾向から顧客の意向が明らかであれば、顧客の計算で売買してよい。

5売買が成立した場合の取引報告書の交付は、顧客から請求があったときに限られる。

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正解:1・3

1と3が正しいです。最良執行方針は価格・コスト・スピード・執行の確実性などを考えて執行方法を示すもので、PTSでの執行も含まれうるため2は誤りです。顧客の注文なしに顧客の計算で売買するのは無断売買で禁止されるため4も誤り、取引報告書(契約締結時交付書面)は売買成立の都度交付するため5も誤りです。

復習:株式業務①売買・注文の受託

問83五肢択一・10点計算第9章 債券業務

利率年0.7%、償還期限7年、発行価格99.30円の新発債を発行時に購入し、償還まで保有した場合の応募者利回りとして正しいものはどれか。なお、利回りは単利・年利回りとし、小数点以下第4位を切り捨てるものとする。

10.805%

20.800%

30.704%

40.604%

51.409%

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正解:1

応募者利回り={0.7+(100−99.30)÷7}÷99.30×100=(0.7+0.1)÷99.30×100=0.8056…→0.805%です。2は分母を額面100円にした誤り、3は償還差益を無視した直接利回り、4は償還差益を差し引いた誤り、5は償還差益0.70円を年数で割っていない誤りです。

復習:債券業務②転換社債と利回り計算

問84五肢択一・10点計算第9章 債券業務

残存期間4年の割引債を96.20円(額面100円あたり)で購入し、償還まで保有した場合の利回りとして正しいものはどれか。なお、利回りは年複利とし、小数点以下第4位を切り捨てるものとする。

10.973%

20.987%

30.950%

41.299%

53.950%

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正解:1

年複利の利回り={(100÷96.20)の(1÷4)乗−1}×100=(1.03950…の4乗根−1)×100=0.9732…→0.973%です。2は単利で計算した値(3.80÷96.20÷4)、3は単利で分母を額面にした値、4は3乗根をとった誤り、5は4年分の収益率をそのまま年率とした誤りです。

復習:債券業務②転換社債と利回り計算

問85五肢択一・10点第9章 債券業務

国債の発行に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1国債は公募入札による発行が原則であり、シンジケート団引受方式は2006年3月に廃止された。

22004年10月に導入された国債市場特別参加者制度では、特別参加者が入札で一定の応札・落札責任を負う。

3コンベンショナル方式の価格競争入札では、落札者はそれぞれが入札した価格(利回り)で落札する。

440年債は、利回り競争入札のダッチ方式により発行される。

5非競争入札は、国債市場特別参加者のみが参加でき、発行予定額の25%が上限とされている。

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正解:5

非競争入札は2年・5年・10年債が対象で、発行予定額の10%が上限(1参加者10億円まで)です。記述5の「特別参加者のみ・発行予定額の25%上限」は第Ⅰ非価格競争入札の内容であり、誤りです。1〜4はいずれも正しい記述です。

復習:債券業務①基礎・発行市場・流通市場

問86五肢択一・10点計算第10章 投資信託及び投資法人

ある追加型株式投資信託を次のとおり2回購入した。2回目の購入後の個別元本(1万口あたり)として正しいものはどれか。なお、円未満は四捨五入するものとする。
・1回目:基準価額 12,000円(1万口あたり)で200万口購入(購入時手数料 2.2%)
・2回目:基準価額 10,500円(1万口あたり)で300万口購入(購入時手数料 2.2%)
・この間に分配金の支払いはないものとする

111,250円

211,100円

311,344円

411,400円

512,000円

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正解:2

個別元本は購入時手数料を含まない購入時の基準価額で、追加購入のたびに口数で加重平均して計算します。(12,000×200万口+10,500×300万口)÷500万口=5,550,000÷500=11,100円です。1は単純平均、3は購入時手数料を含めた誤り、4は口数を逆に掛けた誤りです。5は1回目の基準価額のまま個別元本が変わらないとした誤りです。

復習:投資信託②基準価額・分配金・J-REIT

問87五肢択一・10点第10章 投資信託及び投資法人

投資信託の販売に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1投資信託の解約と別の投資信託の購入をあわせて勧める場合は、乗換えに関する重要な事項を説明する。

2銀行などの登録金融機関は、投資信託の窓口販売を行うことができない。

3分配金の一部または全部が元本の払戻しに相当する場合があることを、顧客にわかりやすく説明する。

4銀行などで販売するときは、預金ではないこと、元本保証がないこと、預金保険の対象ではないことなどを説明する。

5顧客の知識・経験・財産の状況・投資目的に照らして不適当な勧誘を行ってはならない。

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正解:2

銀行などの登録金融機関は、1998年の金融システム改革以降、投資信託の窓口販売を行うことができます。したがって2が誤りです。1の乗換え説明、3の分配金の説明、4の預金との誤認防止、5の適合性の原則は、いずれも販売時の正しいルールです。

復習:投資信託②基準価額・分配金・J-REIT

問882つ選ぶ・各5点第10章 投資信託及び投資法人

投資法人およびJ-REITに関する次の記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1J-REITは、規約で投資主の請求による投資口の払戻しをしない旨を定めたクローズドエンド型である。

2上場しているJ-REITの投資口は、信用取引の対象とならない。

3投資法人は、資金調達のために投資法人債を発行することができる。

4投資法人は、設立後であれば内閣総理大臣の登録を受けなくても資産の運用を行うことができる。

5投資法人の規約は、執行役員が作成する。

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正解:1・3

1と3が正しい記述です。2は誤りで、上場投資口は上場株式と同様に信用取引が可能です。4は誤りで、内閣総理大臣の登録を受けなければ資産の運用を行えません(投信法187条)。5は誤りで、規約は設立企画人が作成し、全員が署名または記名押印します。

復習:投資信託②基準価額・分配金・J-REIT

問89五肢択一・10点計算第12章 株式会社法概論

発行済株式総数が150,000株の株式会社が定款で定めることのできる単元株式数の上限として正しいものはどれか。

11,000株

2750株

31,500株

4150株

575株

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正解:2

正解は2です。単元株式数は1,000株と発行済株式総数の200分の1のいずれも超えられません。150,000×1/200=750株で、1,000株より小さいので上限は750株です。3は100分の1、4は1,000分の1で計算した誤りで、1は200分の1の制約を見落としています。

復習:株式会社法①設立・株式

問90五肢択一・10点第12章 株式会社法概論

株式会社の機関に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1監査等委員会設置会社は、指名委員会・監査委員会・報酬委員会の3つの委員会を置かなければならない。

2監査役会設置会社では、監査役は2人以上で、そのうち1人以上が社外監査役であればよい。

3監査等委員である取締役の任期は1年であり、定款により短縮することもできる。

4会計参与は公認会計士または監査法人でなければならず、税理士は会計参与になることができない。

5指名委員会等設置会社の各委員会は取締役3人以上で組織し、その過半数は社外取締役でなければならない。

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正解:5

正解は5です。1の3委員会を置くのは指名委員会等設置会社で、監査等委員会設置会社は監査等委員会のみです。2は監査役3人以上でその半数以上が社外監査役、3の監査等委員の任期は2年で短縮できません。4の会計参与には税理士・税理士法人もなれます。

復習:株式会社法②機関・組織再編

問91五肢択一・10点計算第13章 財務諸表と企業分析

P社はS社の発行済株式の70%を1,500で取得し、S社を子会社とした。取得時のS社の純資産(時価評価後)は1,800である。連結上ののれんと非支配株主持分の組合せとして正しいものはどれか。

1のれん 300、非支配株主持分 540

2のれん 240、非支配株主持分 450

3負ののれん 300、非支配株主持分 540

4のれん 240、非支配株主持分 540

5のれん 240、非支配株主持分 1,260

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正解:4

正解は4です。P社持分は1,800×70%=1,260なので、のれん=1,500−1,260=240、非支配株主持分=1,800×30%=540です。1と3は純資産の全額と投資額を比べた誤り、2は投資額の30%を非支配株主持分とした誤り、5は親会社持分と取り違えています。

復習:財務諸表

問92五肢択一・10点計算第13章 財務諸表と企業分析

売上高50,000、変動費30,000、固定費16,000の会社について、損益分岐点売上高と、営業利益6,000を達成するために必要な売上高の組合せとして正しいものはどれか。なお、変動費率は一定とし、1未満は四捨五入する。

1損益分岐点売上高 40,000、必要売上高 55,000

2損益分岐点売上高 26,667、必要売上高 36,667

3損益分岐点売上高 40,000、必要売上高 46,000

4損益分岐点売上高 40,000、必要売上高 15,000

5損益分岐点売上高 16,000、必要売上高 22,000

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正解:1

正解は1です。変動費率=30,000÷50,000=0.6、損益分岐点売上高=16,000÷(1−0.6)=40,000、必要売上高=(16,000+6,000)÷0.4=55,000です。2は変動費率0.6で割った誤り、3は損益分岐点売上高に目標利益を単純に足した誤り、4は目標利益だけを限界利益率で割った誤り、5は限界利益率で割っていない誤りです。

復習:企業分析

問932つ選ぶ・各5点計算第13章 財務諸表と企業分析

次の資料から計算した指標として正しいものを2つ選べ。なお、%の小数点以下第2位を四捨五入し、自己資本は純資産と同額とする。
売上高 40,000/売上総利益 12,000/営業利益 3,200/経常利益 3,000/当期純利益 1,800
総資本 30,000/負債合計 18,000/純資産 12,000

1売上高総利益率は30.0%である。

2売上高営業利益率は10.7%である。

3自己資本比率は66.7%である。

4負債比率は150.0%である。

5売上高経常利益率は4.5%である。

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正解:1・4

正解は1と4です。売上高総利益率=12,000÷40,000=30.0%、負債比率=18,000÷12,000=150.0%です。2は総資本で割った誤り(正しくは3,200÷40,000=8.0%)、3は負債で割った誤り(正しくは12,000÷30,000=40.0%)、5は当期純利益を使った誤り(正しくは3,000÷40,000=7.5%)です。

復習:企業分析

問94五肢択一・10点計算第14章 証券税制

E社株式を800株、1株2,000円で購入し、その後1,200株を1株2,500円で買い増した。このうち1,000株を1株2,700円で売却し、売却手数料10,000円を支払った。購入時の手数料等はないものとする。この売却による株式等の譲渡所得等の金額として正しいものはどれか。

1190,000円

2390,000円

3400,000円

4440,000円

5690,000円

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正解:2

取得費は総平均法に準ずる方法で計算し、平均単価=(2,000円×800株+2,500円×1,200株)÷2,000株=4,600,000円÷2,000株=2,300円です。譲渡所得等=(2,700円−2,300円)×1,000株−10,000円=390,000円となります。400,000円は手数料を差し引かなかった場合、440,000円は単価を単純平均(2,250円)した場合、690,000円や190,000円は最初または最後の購入単価を使った誤りです。

復習:証券税制①所得税・NISA

問95五肢択一・10点計算第14章 証券税制

相続時精算課税を選択した子が、母から2025年に1,200万円、2026年に2,000万円の贈与を受けた(いずれの年も母以外からの贈与はなく、要件はすべて満たしている)。2026年分の贈与税額として正しいものはどれか。

10円

296万円

3118万円

4140万円

5378万円

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正解:2

2024年以後は、贈与額から年110万円の基礎控除を差し引いた後に特別控除(累計2,500万円)を適用します。2025年は1,200万円−110万円=1,090万円を特別控除で消し(残り1,410万円)、2026年は2,000万円−110万円−1,410万円=480万円に一律20%を掛けて96万円です。118万円は2026年の基礎控除を差し引かなかった場合、140万円は両年とも基礎控除を差し引かなかった場合の誤りです。

復習:証券税制②相続税・贈与税

問962つ選ぶ・各5点第14章 証券税制

証券税制に関する記述として、正しいものを2つ選べ。

1法人が上場株式の配当を受け取る場合、支払時に住民税(配当割)5%が特別徴収される。

2法人が受け取る配当から源泉徴収された所得税は、所得税額控除として法人税額から控除でき、控除しきれない金額は還付される。

3源泉徴収ありの特定口座を利用していれば、他の証券会社の口座の譲渡損益と通算する場合でも確定申告は不要である。

4株式等の譲渡の対価等の支払調書は、支払をした年の翌年3月15日までに税務署へ提出する。

5関連法人株式等(保有割合3分の1超)に係る受取配当は、負債利子相当額を控除した額の全額が益金不算入となる。

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正解:2・5

所得税額控除(控除しきれない分は還付)と、関連法人株式等の100%益金不算入(負債利子相当額を控除)を述べた2と5が正しいです。法人には配当割は特別徴収されず(1は誤り)、他の証券会社の口座との損益通算には確定申告が必要で(3は誤り)、株式等の譲渡の対価等の支払調書の提出期限は翌年1月31日です(4は誤り)。

復習:証券税制②相続税・贈与税

問97五肢択一・10点計算第15章 デリバティブ取引

原資産価格が38,250円のとき、権利行使価格38,500円のヨーロピアン・タイプのプットのプレミアムが610円であった。同一の原資産・権利行使価格・限月のコールの理論価格として正しいものはどれか。なお、金利・配当は考えないものとする。

1250円

2360円

3610円

4860円

51,110円

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正解:2

金利を無視したプット・コール・パリティは、コール−プット=原資産価格−権利行使価格です。コール=610円+38,250円−38,500円=360円となります。860円は原資産価格と権利行使価格の差の符号を逆にした場合、250円はプレミアムを考慮せず差額だけを求めた場合の誤りです。

復習:デリバティブ取引②オプション

問98五肢択一・10点計算第15章 デリバティブ取引

デルタが−0.35の日経225プット・オプションを5枚買い建てている。日経平均株価が400円下落したとき、このポジションの評価損益はおよそいくら変化するか。取引単位はオプション価格×1,000円とし、デルタ以外の要因は考えないものとする。

1約14万円の評価益

2約70万円の評価損

3約70万円の評価益

4約130万円の評価益

5約200万円の評価益

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正解:3

プレミアムの変化=デルタ×原資産価格の変化=(−0.35)×(−400円)=+140円で、プットの価値は約140円上昇します。評価損益=140円×1,000円×5枚=約70万円の評価益です。14万円は枚数を掛け忘れた場合、130万円はデルタを0.65とした場合、200万円はデルタを1とした場合の誤りです。

復習:デリバティブ取引②オプション

問99五肢択一・10点計算第15章 デリバティブ取引

日経225miniを39,850円で10枚売り建て、39,420円で買い戻した。また、TOPIX先物を2,745.5ポイントで2枚買い建て、2,712.0ポイントで転売した。この2つの取引の損益の合計として正しいものはどれか。取引単位は日経225miniが日経平均株価×100円、TOPIX先物がTOPIX×10,000円とし、手数料・税金は考えないものとする。

124万円の利益

224万円の損失

3110万円の利益

4110万円の損失

5363万円の利益

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正解:2

日経225miniは(39,850円−39,420円)×100円×10枚=43万円の利益、TOPIX先物は(2,712.0−2,745.5)×10,000円×2枚=67万円の損失で、合計24万円の損失です。110万円の利益はTOPIX先物の損失を利益と取り違えた場合、363万円はminiの単位を×1,000円とした場合の誤りです。

復習:デリバティブ取引①先物・スワップ

問100五肢択一・10点第15章 デリバティブ取引

オプションを利用した投資戦略に関する記述として、正しいものはどれか(いずれも同一限月とする)。

1カバード・コールは、現物の買いとコールの買いを組み合わせる戦略である。

2同一権利行使価格のコールの売りとプットの買いを組み合わせると、先物の買いと同様の損益となる。

3コールを用いた強気(ブル)スプレッドは、低い権利行使価格のコールを買い、高い権利行使価格のコールを売る戦略で、利益・損失とも限定される。

4プロテクティブ・プットは、現物の買いとプットの売りを組み合わせる戦略である。

5原資産の買いとプットの買いを組み合わせると、合成プットの買いと同様の損益となる。

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正解:3

3が正しく、ブル・スプレッドはやや上がるとみる戦略で損益ともに限定されます。カバード・コールは現物の買い+コールの売り(1は誤り)、コールの売り+プットの買いは合成先物の売り(2は誤り)、プロテクティブ・プットは現物の買い+プットの買い(4は誤り)、原資産の買い+プットの買いは合成コールの買いです(5は誤り)。

復習:デリバティブ取引②オプション

解答一覧と採点

解答一覧を開く(番号を押すと問題へ移動)

採点は、○×の正解数×2点+五肢択一の正解数×10点+「2つ選ぶ」問題の正解した選択肢の数×5点です。308点以上で合格ライン、352点以上なら本番でも余裕を持って合格が狙えます。

間違えた問題の復習先

間違えた問題が多い章から、要点記事を読み直してください。

問題番号 復習する記事
第1章 証券市場の基礎知識 問1・2 証券市場の基礎知識
第2章 金融商品取引法 問3・4・5・6・7・8・9・10・71・72 金融商品取引法①業者規制・外務員制度
金融商品取引法②取引所・自主規制・投資者保護基金
金融商品取引法③インサイダー取引・相場操縦
金融商品取引法④開示制度・5%ルール・TOB
第3章 勧誘・販売に関係する法律 問11・12・13・14・73 金融サービス提供法と消費者契約法
個人情報保護法・犯罪収益移転防止法
第4章 経済・金融・財政の常識 問15・16・17・74 経済・金融・財政の常識
第5章 セールス業務 問18・19 セールス業務
第6章 協会定款・諸規則 問20・21・22・23・24・25・26・75・76 協会規則①投資勧誘・顧客管理・外務員
協会規則②広告・株式・外国証券
第7章 取引所定款・諸規則 問27・28・29・30・31・77 取引所規則①市場区分・上場・売買立会
取引所規則②受託契約準則・信用取引・決済
第8章 株式業務 問32・33・34・35・36・37・38・39・78・79・80・81・82 株式業務①売買・注文の受託
株式業務②信用取引と外国株式
株式業務③証券投資計算
第9章 債券業務 問40・41・42・43・44・45・83・84・85 債券業務①基礎・発行市場・流通市場
債券業務②転換社債と利回り計算
第10章 投資信託及び投資法人 問46・47・48・49・50・51・86・87・88 投資信託①種類と仕組み
投資信託②基準価額・分配金・J-REIT
第11章 付随業務 問52・53 付随業務
第12章 株式会社法概論 問54・55・56・57・58・89・90 株式会社法①設立・株式
株式会社法②機関・組織再編
第13章 財務諸表と企業分析 問59・60・61・91・92・93 財務諸表
企業分析
第14章 証券税制 問62・63・64・65・94・95・96 証券税制①所得税・NISA
証券税制②相続税・贈与税
第15章 デリバティブ取引 問66・67・68・69・70・97・98・99・100 デリバティブ取引①先物・スワップ
デリバティブ取引②オプション

外務員の次に取る資格

外務員の次に証券アナリスト(CMA)やCFA®を目指す人向けに、資格の違いと選び方を次に目指す資格にまとめています。

参考(2026年9月確認):日本証券業協会「外務員資格試験」「外務員必携」、e-Gov法令検索、金融庁、日本取引所グループ、国税庁ほか。問題は2026年9月時点の法令・制度にもとづく当サイトのオリジナルで、計算問題の数値は説明用の仮定です。